田中龍作ジャーナルさんより転載
http://tanakaryusaku.jp/2015/09/00011899
【安保法案】「国会周辺に12万人」は盛りではなかった
30日にあった「戦争法案反対集会」で、国会周辺を埋めたおびただしい数の参加者。人数をめぐっては、見解にあまりにも大きな開きがある。
百戦錬磨の超ベテランカメラマンと老練な市民運動家の2人は「国会正門前に6万人」と読んでいた。
甲子園球場が満席になった時が6万人(消防法との絡みで公式発表は5万人としている)だ。
30日の国会正門前の人出は、すり鉢状の甲子園球場スタンドを長方形にしたようだった。ベテランカメラマンと老練市民運動家は、的確に数字を読んでいた。
ここまでなら参加者は6万人ということになるのだが、事態はそんな落ち着いたものではなかった。
メトロ桜田門駅や霞が関駅から出てくる市民が、洪水のごとく押し寄せていたのである。午後2時頃だ。(警察のバリケードが決壊したのは1時40分)
日比谷集会を終えた参加者も国会前に向かった。霞が関周辺は国会前に向かう市民で溢れた。
警察が国会正門前道路への入場規制をしていたため、参加希望者は国交省前で足止めをくらった。
霞が関一帯には国会正門前道路と同じ位の人数がいたと見られる。6万×2=12万人となる。「国会周辺に12万人」は盛りではないのだ。
午後4時、主催者が「気をつけてお帰り下さい」と呼びかけた。ゾロゾロと帰る人もいたが、国交省側から正門前に向かい流れ込んで来る人も同じ数ほどいた。
主催者の水をさすようなアナウンスさえなければ、満杯状態にあった国会正門前道路は、10万人を超す人々の前方圧力により、新たに決壊していたことだろう。今度は正門の真ん前が。
~終わり~
転載おわり
日刊ゲンダイ より転載
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163374
参加人数論争に結論 「8・30国会前デモ」は12万人だった
8月30日の国会前デモの参加人数が物議を醸している。主催者発表の「12万人」に対し、警察発表は「3万人」と大きな差が開いていた。実際は何人だったのか。
デモに参加した生活の党東京都第10区総支部長・多ケ谷亮氏(46)が、国会周辺の地下鉄の駅に当日の乗降客数を問い合わせるなどして詳細に調査。ブロ グで、東京メトロ国会議事堂前、永田町、霞ケ関、溜池山王の4駅で改札を出た客数を、デモ当日の30日分と23日、16日分を比較している。
30日に4駅で降りた客数は8万7259人だった。桜田門駅には回答を拒否されたようで詳細不明。大型バスで訪れた参加者数も含まれていない。駅で降りた客全員がデモに参加したわけではないだろうが、たった「3万人」ということはなさそうだ。
菅官房長官はデモの参加人数に関して、「通常よりも、はるかに開きがある感じだ」と皮肉っていたが的外れ。「国会前10万人デモ」はやっぱり実現していた可能性が高い。
転載おわり
(自分のコメント)
これほど大きな出来事をまともに伝えない報道って何だろう?
NHKニュースなんて見ない方が身のためだし、
このような悪質な嘘を伝える
安保法案反対デモ、本当の参加者数を本社が試算
http://www.sankei.com/politics/news/150831/plt1508310051-n1.html
参院で審議中の安全保障関連法案に反対する市民団体が8月30日に開いた集会への参加者数が、国会正門前は多くても3万2千人程度だったことが産経新聞の試算で分かった。国会周辺にも参加者がいたとはいえ、主催者の「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」が発表した12万人にはほど遠い。警察当局は約3万3千人と発表している。
試算は上空から撮影した正門前で警備にあたっていた警察車両の前に機動隊員が15人並んでいたことを基準とした。そこに面した正方形部分(矢印)の人数を約225人と計算。白枠の正方形はその16倍で約3600人とした。9つの白枠全てが参加者で埋まっても国会前は約3万2400人となった。菅義偉(すがよしひで)官房長官は31日の記者会見で、主催者と警察当局の参加者数の違いについて「通常よりも、はるかに開きがある感じだ」と述べた。
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