軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

さらばスペースシャトル

2011-07-27 21:46:05 | その他の雑記
 軌道エレベーターの日記念プレゼント、まだ1件も応募なしです。。。さびしい。→本日1通いただきました。ご応募ありがとうございます。

 さて、スペースシャトル・アトランティス、21日に無事帰還しました。30年間におよぶシャトル計画が完全に終結しました。打ち上げ時に比べ、日本でのニュースは控えめでしたね。衆目ってのはこんなものか。建造されたオービター6機のうち、試作機のエンタープライズを除く5機が運用され、チャレンジャーが打ち上げ直後に爆発、コロンビアが再突入時に空中分解。残る実働3機は、いずれも退役後はケネディ宇宙センターと米国内の博物館で展示されるそうです。あのな、

 日本で1機獲得せんかー (`Д´)ノ

 リースでもいいから、青海の日本科学未来館で展示しろよーう!日本人でシャトルに初搭乗した毛利衛さん(日本人宇宙飛行士としては2番目)が館長務めているというのに! まあ今は震災でそんなものに金かけられるはずないですけれども。

 さて、私から見ると、シャトルは有人宇宙開発の範囲をに狭めて停滞させてしまったような気がして非常に歯がゆかったのですが、ISSとセットの運用を通じて大量の人員を運んだことよって、少なくとも低軌道域は非常ににぎやかになったのかも知れません。どのような事業であれ、名と実=人気取りと本質的な活動=は両輪であり、宇宙開発でさえそれは例外でない。。。というよりも、現時点で見返りの少ない宇宙開発は、人気取りがことさら重要な現実を考えれば、シャトルは名の面では大成功でした。スペースシャトルは美しかったですね、本当に。

 そしてそのような無駄の多い計画こそが、軌道エレベーターの利点の引き合いに出す格好の素材でした。先日発売した「軌道エレベーターポケットブック for iPhone」でも、右上の図を入れてるんですよね。だからそんなこんなで、私の中では、スペースシャトルへの思いは愛憎半ば、といったところでしょうか。
 その超えるべき強敵が、こちらが土俵に上がって勝負する前に廃業してしまったのは、やはりさびしい。私はシャトルについて色々物申してきて、過去の記事で「『さよならスペースシャトル、ありがとうスペースシャトル』なんて、安っぽい幕引きで終わらせるのは、犠牲者に対する恥知らずな冒涜では」などと言いましたが、批判はもう沢山書いたし、最後はあえて自分でその汚名をこうむりましょう。
 
 さよならスペースシャトル、ありがとうスペースシャトル

 今んとこ空席の感があるポストシャトルの座は、いずれ軌道エレベーターがいただく!
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