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もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

プロボノ ー 新しい社会貢献 新しい働き方ー

2012-06-18 | 市民活動・ボランティア

プロボノ―新しい社会貢献新しい働き方あの「プロ・・・なんとか」といいながら、NPOでエントリーして、2次審査に行き、今結果待ちである。いったいどんなことかもわからず、「なんだかボランティアで、専門家の人がホームページを作ってくれるらしい・・」ぐらいの認識だったが、それではいかにも失礼だ。審査を受けるなら、その「プロボノ」というものなんか調べてみなければ・・、と思い図書館検索したが、予想通りない。そんなときは仕方なくアマゾン注文。

ネットを見たら、この「プロボノ」2010年にはクローズアップ現代にも取り上げられ、けっこう注目されているらしい。知らないのは私だけか。

この本注文してる間に、2次審査なるものに行ってきたのだが、なんとこの本の著者が、審査する方だった。

著者略歴には 特定非営利法人サービスグラント代表理事とある。このサービスグラントが、プロボノを受けるNPOを応募していてそれに応募したというわけである。ようやく見えてきた。

この方、前歴は日本総合研究所で地域通貨やNPOの調査や研究をなさり、アメリカでこのプロノボの制度を知ったとのこと。2004年のことである。それ以前に2001年にはアースデイマネーというNPOも立ち上げている。

なるほど、いろいろなNPOには詳しいはずだし、対応が至極柔軟。

プロボノをご存じないかたに一応引用すると

プロボノとは「社会的・公共的な目的のために、自らの職業を通じて培ったスキルや知識を提供するボランティア活動」とある。

語源はラテン語の公共善のために(Pro Bono Publico)という言葉に由来するそうだ。

プロボノは、提供される支援の内容が、そのひとがもし企業などを対象に役務を提供すれば、プロとしての対価や報酬を得られるかどうか

ということになる。

私たちのようなNPOが、そうしたプロの技術やスキルをお願いして、活動の活性化や発展につなげられるようにエントリーし、サービスグラントというNPOが登録したプロボノワーカーといわれる人たちとマッチングできるかどうかを見定めるのが審査であるようだ。

NPO側も自分たちの活動をどこに、だれに向けて、何を発信したいのかが明確でないといいマッチングはできないだろう。

要は、単に安価でプロの人にホームページを作ってもらおうという話ではないのである。

プロボノワーカーといわれる人たちも、自分の技術は持っているが、市民活動やボランティアの経験はあまりない方も多いそうだ。

その方たちにいかに市民に必要で、公共性があるかなどを伝える作業も必要だろう。

決定を待っての話だが、今までとは違うボランティアのあり方を知る上でも、自分たちの活動とは直接つながりのなかった方たちとのつながりを作りアピールする上でも、なかなか、面白い「プロボノ」である。

 

 


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