6月23日から29日は男女共同参画週間です。
今年のテーマは「わかちあう 仕事も 家庭も 喜びも」です。
喜びを分かち合えない、大きな原因に、暴力の問題があります。
DV(ドメスティックバイオレンス)です。
三木でも残念ながら、児童虐待やDVの相談は後を絶ちません。
家庭教育が言われ、子どもの育ちが云々される昨今ですが、家庭内での暴力をなくさない限り、家庭で喜びを分かち合うことなどありません。
この週間の最終日に、子どもは見なくても知っている ~DVと児童虐待~
の講演会があります。
発表されたばかりの男女共同参画白書によると、平成17年度に「身体に対する暴行」
「精神的な嫌がらせや恐怖を感じるような強迫」「性的な行為の強要〉のいずれかが
何度もあったという人が女性10.6%、男性2.6%あります。
1,2度会ったという助成は22.6%です。この数字は、いつもどこでもほとんど変わりません。つまり、幸せな結婚をしたはずのカップルに、10人に一人は、日常的に暴力を受けているという結果を示しています。これでは喜びを感じるどころか、不安と恐怖の日常です。
さらに、大きな影響を受けるのが子どもの問題です。DVと児童虐待は密接な関係を持ち、子どもの心と体を蝕んでおり、将来に影響を及ぼすことが少なくありません。
ヒトゴトではなく、この問題を、一人でも多くの方に知っていただきたいのです。特に子育て中の方や、医療関係の方、福祉関係の方、行政の方には参加していただきたいと思います。
いろいろな人がかかわり取り組まない限り、児童虐待やDVはなくなりません。
「日本一美しいまち みき」を掲げていらっしゃるなら、人権問題として大きな課題です。みんなの力で児童虐待やDVをなくして、喜びを分かち合える家庭にしていきたいものです。
開催は下記の通りです。
講演会
〈子どもは見なくても知っている ~DVと児童虐待~)
6月29日(日)午後1時30分~3時30分
三木市男女共同参画センター 『三木市教育センター4階
講師は 吉廣 紀代子さん
(「こころを殴られたこどもたち」などの著書があるノンフィクションライターの方で東京からいらっしゃいます)
入場は無料です。
主催は 三木市男女共同参画ッセンターです。