毎日が馬三昧。
馬体の話を中心に出走馬チェック、POGネタ、重賞レース展望・回顧など
 



明日はGIオークスです。シーザリオ一強ムードという様相ですが果たして・・・
とりあえず、馬券的にはオークスも狙いにくいレースなのでまずは中京から話をしましょう。

東海S
中京2300mという日本で最も長い距離のダート重賞。別定戦で毎年意外な強豪馬が参加するこのレースですが、今年はGI馬タイムパラドックスが参戦、その他のメンバーとの実力・実績の差を考えれば本来ならダントツの一番人気のはずですが、人気はどうやらクーリンガーと分け合っている様子。やはり59キロ背負わされるという点、GI開催の裏なので有力騎手が確保できず橋本美純騎手が乗る点(失礼!)、その辺で最近重賞でも好調のクーリンガーやマルブツトップあたりが人気を集めているようです。で本命。

◎ブラックコンドル

もうこれは、この間のアンタレスSを見た後で、次にこの馬が出てきたら条件さえあえば本命にしようと決めていたので当然の本命。舞台は2戦2勝の中京ダートということで絶好の条件が整いました。2走前のマーチSは大幅な馬体減が敗因。前走は減った馬体が半分戻り、状態も上向き、非常に期待できるタイミングだったはずですが、スタート直後に躓いて後方からの競馬に。先行してこその馬で後方からでは勝負にならないとその時点であきらめましたが、最後には強引に外を回りながら差を詰めて5着まで来ていました。幸四郎もレース後にあれさえなえければきわどかったとコメントしていましたが、まともに先行していれば勝ち負けだったでしょう。

今回は鞍上に若手藤岡佑介を迎え、枠も大外。必ずしも有利とはいいきれませんが立場的には割と楽なので無欲の先行策に出れば自ずと結果はついてくるでしょう。その他の有力馬にそれぞれつけいる要素があり、得意のこの舞台で初の重賞制覇といきましょうか。馬体重が少しプラスになっていれば文句なし、単複で強気に勝負!

オークス
さて、問題はオークスです。

まず本命云々言う前に、最近のオークスというレースについて思うことを書かせて貰います。近年のオークスを見てある傾向があることに気づきます、それは「距離適性を問われないレース」になっているということ。昨年のスイープトウショウやダイワエルシエーロはかなり極端な例ですが、チューニー、チャペルコンサート、スマイルトゥモローなど前後の成績を見る限り明らかにマイラー寄りの適正の馬が上位に来ているのは、オークスというレースがそもそも長距離適正を問わないレースになっている可能性があるということです。近年で唯一の例外といえるのはレディパステルが勝った2001年、あのレースは長距離適性の高い(後に証明された)レディパステlルとローズバドという2頭がマイラー色の強いテイエムオーシャンを破りました、純粋なマイルレースならさすがにオーシャンが勝っていたでしょう。

なぜマイラーっぽい馬が来るようになったかというと東京競馬場の馬場改修の影響もありますが、レースの流れ自体がスローになるため実質マイルと変わらない展開になっているということでしょうか。考えてみれば当然のことです。牝馬は配合の時点でオークスより桜花賞を目指して生産され、育成されることがほとんどで、競馬の番組的にもマイルの適正を求められています。なのに桜花賞後の目標がいきなり4ハロンも伸びるオークスなんですから、どの馬にとってもほとんど未知の領域。騎手がだましだまし乗ろうとするのも当然です。よく言われるような意味での「オークス向きの馬」なんてものは桜花賞が終わった時点では厳密には存在しないというのが事実でしょう。ですからオークスというレースはマイラー同士の持続力・瞬発力勝負という意味合いが強いのではないでしょうか。2400mというのは幻想で実際は「東京1700m」ぐらいのイメージで買えばしっくり来るかもしれません。GCのクラパで水上学氏も似たようなことを言われてましたね。水上氏に興味がおありの方はこちらのblogをご一読のほど。。

あともう一つ今の東京で重要な要素が、かなり高速馬場であるということ。目黒記念のレコード決着を目の当たりにして、まぁ普通に流れても時計が速いことは間違いなく、その辺に対応できるかということが鍵になりそうです。

前置きが長くなりましたが、本命。

◎ディアデラノビア

最初は考えなしに、イメージで切った馬です。だっていかにも人気して転けそうだしw
でもよくよく考えると、今の東京コースに最もマッチしているのはこの馬かもしれません。マイラーよりのスピードと非凡な瞬発力を兼ね備えながらも不器用で気難しく、2度の桜花賞トライアルを取りこぼした馬。広い東京コースに変わっていきなり見せた上がり33秒台の驚異的な末脚=東京適正。問題はいつも後方からの競馬をしている点。今の東京の馬場を考えたらとても後方から大外回しての競馬では通用しないのは明らか。それは今日の目黒記念に乗ったデザーモ自身がわかっているはず。そこで、おそらくデザーモは中団くらいから直線内をつく競馬をするのではないかと予想しています。もちろん初めて乗った馬でそんな芸当できるかどうか、それはやってみないと分からないけど、おそらくそうしないと勝てないともデザーモは考えているでしょう。前走時も前半かかっていたので、今回はスタートで少し行かせてから抑えるような競馬が理想かなと、もちろん折り合いがつかなければすべて水の泡ですが。馬体も小さいので揉まれ弱く、実際揉まれたチューリップ賞で負けているように内がごちゃくつのも決して良いとは言えませんがそのぐらいのリスクをはねのけてこそ名ジョッキーでしょう。

シーザリオがディアデラノビア以上の東京適正を見せたらはっきりいってお手上げですが、向こうは初コース、こちらはすでに経験済みという差は大きい。クリアすべき課題は多いのですが是非ともこの馬の適正、瞬発力、可能性を信じてみたいです。単複で。

なんだか、「願望」だらけのレース予想になってしまいました、前半のオークス論はどこへ行ったのやら・・・。ほんとはミスプロ系とかも気になったのですが如何せん馬の力が足りないのではと思い本命打ちませんでした。オークスははっきり言って理想論なのであくまで勝負レースは東海Sということで。

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