SFマガジン 2016.8「ハヤカワSFシリーズ」総解説

 梅雨とはいえど,雨まじりのすっきりしない日々が続いています。  8月号のSFマガジンは,「ハヤカワSFシリーズ総解説」ということで,90ページにわたり特集が組まれています。  1ページに3作品を基本に,簡単な作品紹介と解説が掲載されており,一覧でシリーズを振り返ることができる「保存版」的特集です。  別企画とセットもので,単行本化されるのかもしれませんが,文庫化され,「ハヤカワ文庫SF総解説」 . . . 本文を読む
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下鴨納涼古本まつり

 猛暑というか酷暑が続く京都ですが,今年も恒例の古本まつりが,下鴨神社糺の森で本日から開催ということで,のぞきに行ってまいりました。今年は南側の駐車場が使えなくなっていることもあり,周辺のコインパーキングともども,全然空きがない状態で苦労しました。  なんとか駐車をし,会場へと。木立の中なので,しのぎやすい…とはいえど,やっぱり暑い。それでもかなりの人出でした。40店ほどの出店ということで,道の両 . . . 本文を読む
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SFマガジン4月号~ハヤカワ文庫SF総解説PART1

 今回から隔月版となってしまったSFマガジンですが,巻頭企画で,ハヤカワ文庫SF総解説と銘打って,まずは500番までの文庫を一挙紹介を行っています。  ハミルトン,ハワード,バロウズ等々と,若い番号のものは,そのような活劇的ラインナップが主流であったのだなあと改めて思いました。  名作はよく知られているので,あえて取り上げないとして,駄作として紹介されているものが大変興味がありました。訳出の不可解 . . . 本文を読む
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秋の古本まつり

 本日午前中,久々に百万編知恩寺で開催されている「秋の古本まつり」をのぞいてきました。ブログでの記録を見ると9年前の記事だから,知らぬ間に御無沙汰していたんだなあ。最初にのぞいた仏教系の本が専門と思われる店で,奇想天外の第2期のものが20冊程度あり,7冊購入いたしました。奇想天外の2期は,海外SFは,1冊1本くらいしか掲載されておらず,今回のように安価な機会(3冊500円)でないとなかなか購入しよ . . . 本文を読む
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エウロパのスパイ

そしてチョロクの首をつかんで無理やりこちらをむかせ,強い光化学作をもつ短波調の青色レーザーをその顔に照射した。ぽん,ぽんと,眼球が沸騰してはじける音がした。「こんなふうにか?」 . . . 本文を読む
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リプレイ~ケン・グリムウッド

 最近?のタイムトラベルものでも出色ものとの評判により買っておいたものですがずっと積読状態で,先ほど一気読みいたしましたところであります。  裏表紙のあらすじを読むと,何か甘そうな雰囲気がいたしましてちょっと敬遠していた節もあるのですが,いやいや,それなりにほろ苦くも前向きないいストーリーでございました。  1988年に心臓麻痺で死亡した主人公は,目覚めるとそこは25年前であることに気づきます . . . 本文を読む
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最後の城~ジャック・ヴァンス④

 かつて人類の一族が地球に再入植し,他の惑星から,奴隷のように使役する種族を連れてくることにより,自らは,貴族として高みに君臨いたしておりました。  ところが,工業技術の労働者たる“メック”と呼ばれる種族が,突如,反旗を翻し,堅固な城砦を撃破し,ついにヘゲドーン城が,人類最後の城として残されるに至ったのであります。  城内では,有力者たちが,議論を重ねます。  誇り高き一派は,これという打開策 . . . 本文を読む
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シェイヨルという名の星~コードウェイナー・スミス④

レイディ,われわれはこの星で狂人になりはてています。ここを出たいとは思いません。 . . . 本文を読む
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ポル・ポトの美しい娘(ファンタジイ)~ジェフ・ライマン①

 カンボジアでは,人はみな,幽霊に慣れている。幽霊がなにくわぬ顔で新聞を買っている。地主にすらなっている。 . . . 本文を読む
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性的魅力~フリッツ・ライバー⑥

 フェンダーに鈎針を溶接したクーペが,あたかも悪夢の鼻面のごとく,曲り角からぬっと出現した。その通り道にいた娘が凍りついたように立ちすくんだ。マスクに隠された顔も恐怖にこわばっていたに違いない。  何ともここしばらく公私ともにざわざわとありまして,久しぶりの更新であります。  第三次世界大戦の名残を残すニューヨークを訪れたイギリス人の主人公は,交差点でのこの凶行車から間一髪娘を救います。  彼 . . . 本文を読む
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世界の合言葉は森~アーシュラ.K.ルグィン②

リュボフはここにいる。そしてデイビッドソンもここにいる。二人とも。きっとわたしが死んだのちは,あるいは民人は,わたしの生まれる前の,あなたたちが来る前の姿にたちもどるのかもしれない。しかし,かれらが昔どおりになるとは,わたしは思わない。 . . . 本文を読む
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胎動~マイクル・ビショップ③

 ローソンが或る朝目覚めたとき,そこは全くの見ず知らずの土地でありました。  あらゆる人びとが突然住んでいた場所から切り離され,無作為に違う場所へと配置換えされていたのであります。  混乱し,惑う人びと。  ローソンは,ここがスペイン,セルヴィアであることを知ります。  混沌の中にも,同言語を話すグループに分かれ,秩序も生まれ,曲がりなりにもそれぞれの生活が営まれるようになります。もちろん . . . 本文を読む
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器官切除と変異体再生~マイケル・ブラムライン①

 レーガン大統領の崇高なる決断の下,大統領の生体解剖を実施し,各器官を再生培養し,第三世界をはじめとして,各種用途に供給するという,実にシュールな内容のお話であります。  初出はイギリスのSF雑誌「インターゾーン」でありますが,こんな話ですから,掲載への非難,抗議が相次いだということです。  まあ,確かに悪趣味といいますか,えげつないといいますか。  レーガン氏を麻酔なしで切開し,皮膚・筋肉 . . . 本文を読む
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もうひとつのクリスマス・キャロル~コニー・ウィリス③

「クリスマスに乾杯」の声は,ひとことごとに力強さを増した。「わたしたちみんなに,神の祝福がありますように」 . . . 本文を読む
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インスマウスの影~H.P.ラヴクラフト①

 マサチューセッツ州アーカム近郊にに位置する町インスマウス。  かつての賑わった姿はすでになく,ダゴン秘密教団という怪しげな宗団に支配され,1846年の忌まわしい災いにより住民の多くが命を落とした後は,インスマウスは呪われた地として他の地域の人々から忌み嫌われ,外部との交流がほとんどない荒廃した町となっていたのであります。  太古から存する水中に住むという種族から,一定の漁獲の保証を受けるのと . . . 本文を読む
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