車まみれのNO CAR,NO LIFE!

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車を24時間365日想っている人の話

トヨタ アクアに乗ってきました。13年春版

2013年03月22日 17時12分23秒 | 
(最新版は13年夏版の記事です。合わせてお読みいただければ幸いです。)


昨日、友達とクルマで大阪に行って来た。

そのため、レンタカーでアクアを借りた。

往復、同乗も含めて1000キロ以上乗ってみて良いところや悪いところを知ったのでまとめてみたいと思う!
(主にインサイトとの比較になります!)

まずは、アクア関係なくハイブリッドとして、最近気づいたこと。

みなさんご存知、ハイブリッドカーはモーターとエンジンの2つの駆動機によって走行する自動車のこと。

今広まっている、ハイブリッドシステムは主に2つ。

一つがトヨタのTHSのハイブリッドシステム。
エンジンを走行するために使うだけでなく発電機としても使い、停車中にも必要があれば、発電し充電する。
バッテリーの容量も大きく、発進は基本モーター(60~80PS程度の高出力モーター)のみ。EV走行も多く、走行中にエンジン停止します。

もう一つがホンダのIMAのハイブリッド。

あくまでもモーターはエンジンの補助と位置づけ、走行時に使うモーターの充電は回生ブレーキからのみ。
モーターパワーは14PS程度。
エンジンを完全に停止させてEV走行することはできません。(エンジン全気筒休止での走行は若干ある。)

どちらもモーターとエンジンを使って走行するのは変わらないが、大きくキャラクターの違うタイプのハイブリッドシステムであることがわかる。

そんな中で、共通してすごく感じることがある。それはモーター出力の恩恵だ。
追い越し時の加速や、中高速域の強い加速時、モーターの力強いトルクは運転をしやすくしてくれる。

さらにその分、エンジンを回さなくていいから静かで燃費もいい。
そして、踏み込んだ時の加速感。はスポーツチックなドライビングに火を付ける。

さてさて。
今回、トヨタアクアを運転してみて…


アクアのパワートレインは先代プリウスと全く同じ。(システムの最高出力は100PS)


エンジンがあまりかからなく、街中ならば6割はモーターで走行できてしまうことに驚いた。
60PS以上のモーター出力は、街中での1000kg程度の車体は余裕に走らせてしまう。
道や気象状態の条件が合えば、エンジンを一度もかけないで走行することも可能であると思う。

トヨタのハイブリッド車に乗ってみて、とにかく未来感を感じた。
踏み込めば強いモーターのおかげてすごく速いし、街中は静かで低燃費でモーターの特性上運転がしやすい。

また、足回りもとても良いものにできている。
インサイトとの比較になるが、コーナーでの路面との吸い付きが強かった。
これは安全性にもつながるし、長時間乗っていても疲れにくい。
高速域では路面の悪いところでのバタつきは多少あるものの、そうでないところではとても安定している。
このクラスでここまでいいと、バカ売れするのも納得がいく。

そしてプリウスはアクアよりさらに上級になっていて、ハイブリッドシステムもTHS2に進化していて…と想像すると、
あれだけ多くの人に支持されるのがよくわかる。そして、インサイトと比較した時にインサイトがズタボロに言われ、プリウスがゴリ押しされるのも納得がいく。

一方、燃費についてもわかったことがある。
結論から言うと、高速道路を走行する場合はホンダ型のIMAハイブリッドシステムの方が若干だが、燃費が良い。
排気量が違うから一概には言えないが、インサイト(1.3リッター)とアクア(1.5リッター)ではそう感じた。
やはり、インサイトはエンジン主体の走行を考えて作っている関係か、エンジン走行そのものの燃費がいい。
一方アクアはモーターの走行によって燃費をあげようとした考で作られているためか、エンジン走行そのものの燃費はインサイトほどよくない。

つまり、高速域の走行ではトヨタのハイブリッド車もエンジンが主体になるためホンダのハイブリッド車の方が燃費がいいのだろう。

一般道の走行に関しては、明らかにアクアの方が燃費がよい。
電池も大きい関係で、峠道の下りは一度もエンジンがかからなかった。
下り時の若干の加速はモーターのみで十分に得られる。
峠道でエコドライブしていたわけではないのに30km/L以上だったアクアの燃費にはびっくりさせらせた。

やはり、トヨタのハイブリッドシステムの強みは電池の大きさとモーターパワーの強さ、つまりモーター主体のTHSシステムそのものである。

ホンダのハイブリッドシステムの強みは、昔から慣れ親しんだ普通車とほとんど変わらないドライビングフィーリング。

どちらがいいとか、悪いとか言いたくないし、個人的にトヨタ車が嫌いだが、トヨタ車のハイブリッドシステム、アクアはすごく、とてもいいと言わざるを得ないほど、異次元のクルマだった。
正直アクアに乗ってここまで感動し、ハイブリッドへの認識が変わるとは思っていなかった。

ただ、所有という観点から見ると個人的にホンダ車独特のサウンドやデザインは気に入っているので、うちのクルマはインサイトでよかったと思う。

今後、トヨタ車のハイブリッドシステムがどのように進化し、どのようにハイブリッドの常識を超えるのか、そしてそれに対抗してホンダや競合他社がどのような車を創るのか、未来のクルマがとても楽しみである。

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アクアチェック!


リアは丸まりつつ、角ばるといった空力を意識しているカタチ!


エコボタンとEVボタンは大き目。
条件がいい時にEVボタンを押すと、完全な電気自動車に。
すごく不思議なトルクです。


今回の旅行の結果。
1040.4kmを21.6でkm/Lで走行。(エコドライブはほとんどしていない)
高速道路が9割くらい。
返却時は一般道を30キロくらい走って平均燃費を22km/Lまであげました。
これだけの距離の平均を30kmで上げるんだから、驚き!


エアコンボタン
エアコンボタンはインサイトの方が操作がしやすかった。
同じサイズ、形のボタンが並んでいるので、走行中見ないで操作するのは不可能です。


ちょっと小さめのハンドル。
センターの樹脂の部分に、細かく縞模様が入っていてちょっとしたこだわり感UP


全体的にチープな感じ。
グローブボックス上の水色のラインが個人的には気に入らない・・・ダサいww
シフトレバーの上のクリアブルーも安いおもちゃみたいなちゃっちさ。


リアシート。
足回りはかなり余裕があるものの、視界が悪い。
インサイトは着座位置を高めにしてフロントシートの上から前が見えるほどだが、アクアはフロントシートと同じ高さ。
ゆえに、前を向くともろヘッドレスト・・・


フルフラットにすると、段になる。
開口部の広さは○
リアシートセンターのシートベルトは天井から引っ張るタイプ


レンタカーって楽しいですね。
学割もあり、安く借りれましたし、また機会があったら気軽に借りてみていろいろな車を体験し、固定概念を覆したいと思います。
乗ってみなければ、運転してみなければわからない。それがクルマです☆
アクアに乗って特にそう感じました。










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