おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

東 山 植 物 園

2016-12-05 06:53:49 | Weblog
紅葉が美しい。
 十一月十五日エツセー「もめん」の今年の行楽は又しても東山植物園であった。今までのことは忘れて一期一会かと思えるかえでの紅葉の美しい小道を歩く。
 有也宛の西に山道の入り口にある、くぐり門になんと上に落ち葉がつもってそこに木が一本生えているではないか。三十センチくらいであるから、生えて日は浅いのであろう。カメラを忘れたことに気がついた。
 朝すこし残った雨は上がり、一同ぞろぞろと歩いた。去年遅れ気味に歩いていたCさんは不参加で今年は六名であった。池に写る照る紅葉は写真で見るよりきれいで今年も出会えたことに感謝。
 最近名古屋市でもあちこちで流行っている美観の見直しか、手入れかここも中央の植物の園舎の建て直しなのか広い場面に囲いの幕が張ってあった。
 まだ学校も冬休みではなく、平日なのでボートは岸につながれ、池は美しく凪いでいる。
 孫が五、六歳のとき街を走っている車からそれが見えると「ヒガシガマタワー」といっていたタワーの頂上のレストランでバイキングをするのも、例年通りである。
 西尾市から毎年来る米寿のMさんに気を遣って主宰が「来年は場所を変えましょうよ、何処がいいか考えておいてください」と言われたが例年なら一番にそうしたいと思う私がコルセットをしているせいか、ふっとバロメーターになるからここが良いわと思えたからおかしい。
 動物園に入ると今年一番人気のシャバーニの前で子供を乗せたカートの若者達が盛んにじどり棒で「いけめんごりら」を撮っていた。ごりら様はカメラを意識してか、座って体のあちこちを搔いていた。晩秋の日は短い。

     俳句    見舞い路や白鷺群れて川に着く
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