音楽わらしべ長者

ひろがる音楽、見つかる名盤

このアルバムの美しさたるや。。そして切なく。。

2010年09月25日 19時05分58秒 | 1980~1984
ROBERTA FLACK FEATURRING DONNY HATHAWAY (1979)

                   (レコード所有)
前述の2枚
ROBERTA FLACK & DONNY HATHAWAY (1972)
BLUE LIGHTS IN THE BASEMENT (1977)
ロバータ・フラックとダニー・ハサウェイのデュエットは、素敵な曲を提供してくれましたが、
ここで、この二人のデュエットは聴き納めとなります。
このアルバムの制作途中で、ダニーは死んでしまいました。
ロバータの、ダニーの周りのスタッフはさぞかし落胆したと思います。
ダニーの歌、作曲の才能、これからって時に、残念な話です。

しかし、その後、ロバータはダニーと録音した2曲を含めたアルバムを
「ROBERTA FLACK FEATURRING DONNY HATHAWAY」として発表します。

内容は、今までと変わらず、内容は充実しており、先ほどの悲しい出来事を忘れさせてくれます。

A面1曲目
「ONLY HEAVEN CAN WAIT」
ロバータが、つぶやくように歌う
天国は待っていてくれる、とは、ダニーの事でしょうか
静かで、おだやかな、曲です。

3曲目
「YOU ARE MY HEAVEN」
ここで、ダニーとのデュエットです。
スティーヴィー・ワンダーの曲です。
スティーヴィーの曲は何でこんなに気持ちが明るく、高揚してくるのでしょうか
イントロのベースラインも、たまりません

4曲目
「DISGUISES」
つぶやくように、やさしく歌うロバータ。。
やさしさに溢れた、ロバータ自身を表現した曲
この曲は癒しですね。。

B面1曲目(CDですと5曲目)
「DON'T MAKE ME WAIT TOO LONG」
ここでまた、スティーヴィーの曲、
この曲のベースは、なんと素晴らしいのでしょう
何度も繰り返して、長尺曲7分45秒のベースコピーです。

B面2曲目(CDですと6曲目)
この曲も長尺で、9分45秒ですが、ダニーとのデュエットです。
ブラックコンテンポラリーの始まりのような曲ですね。
作曲者を見ると、なるほど、J.MTUME(ジェイムス・エムトゥーメ)ですね
パーカッショニストですが、出ている音源は少ない人ですね。
ブラコンで聴く事はできます。

全部で7曲しかありませんが、色んな曲があり、楽しいアルバムです。

ですが。。このアルバムを聴き終えて、レコードをしまうときに必ずジャケットを見ます
その美しいジャケット、生き生きとしたロバータとダニー、
このアルバムを発表した経緯を知ると、美しいが故に、切ない気持ちになります。
でも、でも、こんなに美しいアルバムを作った二人への賞賛と、
このアルバムが、この世に残って、
私と出会うことが出来たことを嬉しく思うと心が温かくなります。

こんな良いアルバムです。



さて9月25日時点の東京スカイツリーは。。。9月18日発表470mです。
今日は、午前中が冷たい雨、タワーの先端はガスで見えませんでした。
昼は、晴れましたけど、写真撮り忘れちゃった。。






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