健康のために毎日食べ続けている物はありますか?
「徒然草」の第六十八段は、大根に助けられた話です。
薬になると思って大根を食べ続けたら長生きした、というのではなく、
ピンチの時に大根が二本出てきて、敵と戦ってくれて、助かったんですって。
「あなたが食べ続けた大根めにございます」って……。
おいおい! 日本昔話かい(^^;)
「にほんむかしばなし」で変換しようとしたら、「二本昔話」になった。
これも大根のパワーか?
私が毎日食べている物は何だろう。お米かな?
コーヒーなら毎日飲んでいる。万病の薬とは思ってないけど。
リラックスは、できる気がする。
あ、缶ビール1本位はくらいは、ほとんど毎日飲んでいるよ。
すぐに眠くなるけどね。
う~む。ピンチの時に助けに来てくれそうな食べ物は何かなぁ~?
あなたのピンチを救ってくれそうな食べ物は何ですか?
口語訳はこちらです。(「ありけるにこそ」の訳が自信ないです)
筑紫の国(九州)に、なんとかいう、押領使というような役目の人がいた。
土大根を何にでも効く良い薬だと思って、毎朝二本ずつ焼いて食べ続けて
長いこと経った。
ある日、屋敷の中に人のいない隙を見計らって敵が襲ってきて
取り囲まれてしまった時に、屋敷の中に武士が二人現れて、
命をかえりみずに戦って、敵を皆追い返してしまった。
とても不思議に思って、
「日頃ここで働いているとも見えない方々が、
このように戦って下さるとは、いったいどういう方ですか?」
と聞いたならば、
「あなたが何年来信じて、毎朝召し上がった土大根めにございます」
と言って、消えてしまった。
どんなことでも深く信心してをれば、このような恩恵もあるのだなぁ。
押領使(おうりょうし)…令下(りょうげ)の官の一。軍事的官職。
罪を犯したり、国を乱したりする者があるとき、
地方にあって兵を率いてこれを討つ役。
さてさて、次の第六十九段は、豆殻で豆を煮る???話です。
★この段からお読み下さった方のために。
このカテゴリーでは、吉田兼好の『徒然草』をブログに見立て、
コメントを書くつもりで、一段ずつ感想を書いています。
★吾妻利秋さんの「徒然草」の現代語訳は、とても分かりやすく、面白いのでお薦めです。
★protozoaさんの「日記」にも「徒然草」のカテゴリーがあり、そちらも参考になりますよ。
「徒然草」の第六十八段は、大根に助けられた話です。
薬になると思って大根を食べ続けたら長生きした、というのではなく、
ピンチの時に大根が二本出てきて、敵と戦ってくれて、助かったんですって。
「あなたが食べ続けた大根めにございます」って……。
おいおい! 日本昔話かい(^^;)
「にほんむかしばなし」で変換しようとしたら、「二本昔話」になった。
これも大根のパワーか?
私が毎日食べている物は何だろう。お米かな?
コーヒーなら毎日飲んでいる。万病の薬とは思ってないけど。
リラックスは、できる気がする。
あ、缶ビール1本位はくらいは、ほとんど毎日飲んでいるよ。
すぐに眠くなるけどね。
う~む。ピンチの時に助けに来てくれそうな食べ物は何かなぁ~?
あなたのピンチを救ってくれそうな食べ物は何ですか?
口語訳はこちらです。(「ありけるにこそ」の訳が自信ないです)
筑紫の国(九州)に、なんとかいう、押領使というような役目の人がいた。
土大根を何にでも効く良い薬だと思って、毎朝二本ずつ焼いて食べ続けて
長いこと経った。
ある日、屋敷の中に人のいない隙を見計らって敵が襲ってきて
取り囲まれてしまった時に、屋敷の中に武士が二人現れて、
命をかえりみずに戦って、敵を皆追い返してしまった。
とても不思議に思って、
「日頃ここで働いているとも見えない方々が、
このように戦って下さるとは、いったいどういう方ですか?」
と聞いたならば、
「あなたが何年来信じて、毎朝召し上がった土大根めにございます」
と言って、消えてしまった。
どんなことでも深く信心してをれば、このような恩恵もあるのだなぁ。
押領使(おうりょうし)…令下(りょうげ)の官の一。軍事的官職。
罪を犯したり、国を乱したりする者があるとき、
地方にあって兵を率いてこれを討つ役。
「徒然草」 第六十八段 本文 筑紫に、なにがしの押領使などいふやうなる者のありけるが、土大根を万にいみじき薬とて、朝ごとに二つづゝ焼きて食ひける事、年久しくなりぬ。 或時、館の内に人もなかりける隙をはかりて、敵襲ひ来りて、囲み攻めけるに、館の内に兵二人出で来て、命を惜しまず戦ひて、皆追ひ返してンげり。いと不思議に覚えて、「日比こゝにものし給ふとも見ぬ人々の、かく戦ひし給ふは、いかなる人ぞ」と問ひければ、「年来頼みて、朝な朝な召しつる土大根らに候う」と言ひて、失せにけり。 深く信を致しぬれば、かかる徳もありけるにこそ。 |
さてさて、次の第六十九段は、豆殻で豆を煮る???話です。
★この段からお読み下さった方のために。
このカテゴリーでは、吉田兼好の『徒然草』をブログに見立て、
コメントを書くつもりで、一段ずつ感想を書いています。
★吾妻利秋さんの「徒然草」の現代語訳は、とても分かりやすく、面白いのでお薦めです。
★protozoaさんの「日記」にも「徒然草」のカテゴリーがあり、そちらも参考になりますよ。
「おみそしるパーティー」の「徒然草」の解釈はとても参考になります。解釈や口語訳などの内容だけでなく、読み物としても楽しめるようにと、色々な工夫がなされていて楽しめます。とくに次の段の予告編がついているのは感動しました。
単なる「徒然草」の解釈ではなく、読み物として純粋に面白いのです。まだまだ先は長いですが、お互い頑張って完訳を目指しましょう。
わたしも、protozoaさんのお書きになった徒然草を読ませて頂きました。
原文・口語訳・意訳・感想という組み立てになっていて、
後から「徒然草」を読まれる方にとって、
とても良い資料になると思います。
解釈などに困ったとき、私も色々と検索してみるのですが、
原文と現代語訳の両方を掲載しているところは意外と少ないのです。
もっと早くからprotozoaさんのブログに気づいていたら
助かったのにと残念です。
protozoaさんも、意訳だけをお書きになった段もあるのかと思いましたが、
長文の段は分けて書いていらっしゃるのですね。
私は、段によっては口語訳を書いてみたり、書かなかったり、
私のふざけた文章だけだったり…。
後になってから、こういう組み立ての方が良かったかなぁとか、
ああいう組み立ての方が良かったかなぁと、
後悔しております。
まだまだ長いみちのりですが、protozoaさんは、きっと完訳されることと思います。
私も頑張りますが、すぐに他のことに気をとられてしまうので、
いったいいつになることやら…。
わからないことがあったとき、頼りになる方に出会えて、
ほんとうに嬉しいです。
こちらからも、文中リンクとトラックバックをさせて頂きました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。