皇室の言葉

2011-10-21 17:31:06 | 日記
今日の日経新聞『春秋』に、昨日喜寿を迎えられた皇后様が文章で発表された心境の中に、“陛下も私も、少ししんどい年令に来ているかと感じている”とある。また、昨年は“この数年仕事をするのがとてものろくなった”とある。
勇気をもって言葉を選んだか否か不明だが、皇后様の心境を最も適切に表している言葉として選んだものと思う。

皇室の言葉が庶民感覚に近づくのは好ましくもあり、皇后様は節度をも持って近づいている。そのスマートさに感心するばかりである。
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「法令遵守」が日本を滅ぼす

2011-10-14 14:57:00 | 仕事
元検事 郷原信郎氏の著書『「法令遵守」が日本を滅ぼす』が出版されたのが2007年、4年半前のことである。

郷原氏は、法令が遵守されるためには二つの前提が必要だとしている。
一つは、『社会的要請がすべて法律に反映されていること。』
もう一つが、『法令違反に対し、充分なペナルティが科されること。』としている。

この前提が満たされた現実が存在しないからこそ、著書を出版した。
この間、日本の首相は 安部・福田・麻生・鳩山・菅・野田と7人も替わったが法律は変わっていない。むしろ、社会の要請から距離が遠くなっている気がする。

現在携わっている仕事の関係で、『e文書法』を紐解くが2004年に制定され既に社会的要請に応えられる内容ではなくなっている。

成文法の限界である。
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世間の常識が法律

2011-10-03 07:44:39 | 日記
小沢元民主党代表秘書への判決を聞いてどう思ったでしょうか ?
司法の判断が、アタリマエ(=世間常識)を基準としはじめたのです。
立法府(国会)の議論・混乱をみていれば、
この国の法律は現実社会(=常識)においつくわけがないと思うでしょう。
元々、日本の法律は輸入モノだから日本人の実生活を反映したものではありません。
その上、司法の判断は成文法でなされてきたわけですから世間の常識と乖離していました。

司法の今回のような現象は、ホリエモンや村上ファンドでの判決あたりから顕著になってきています。
裁判員制度もその流れです。
成文法から脱却し世間常識を基準としだしたのです。
この流れは止まらないでしょう。
成文法から判例法への勢いは増すと思います。

アタリマエが通らない世の中・会社は長続きしません。

小沢氏がこの流れを掴めていないところに頭の中の古さを感じます。

また、百歩譲って証拠云々の話を持ち出したとしても税金から給与を貰っている立場からすれば納税者へ納得のいく説明が必要です。
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