Bトレイン お気楽プロジェクト Vol.2

異色の鉄道模型Bトレの工作記録 ほか…

バンダイ製動力を転がす 総括

2010-12-31 23:59:44 | BトレN化

 ■使えば使うほどに味が出る……かも

バンダイ製動力ユニットが発売されて、期待を胸に発売直後に早速入手、なんてことはせず、まぁどんなもんか使ってみようかなぁ位の気持ちで手に入れて、いろいろと弄ったり、試してみたりしてきました。

そんな状況は前回までの記事にしてきましたが、ここで「総括」なんてえらそうにタイトルに載せはしましたが、購入後からほぼ毎日転がしてきた結果も含めて、自分なりの記録の意味もありまとめてみました。

◎機関車用 動力ユニット1
 ●走行編
  ・充分力のあるユニットで、通常使用では問題なく使え、
    運転会のような長時間運転にも耐え、ストレスなく使用できる
  ・付属ウエイトのみでも充分な牽引力を発揮するが、ギヤレシオはかなりロー側での設定
  ・当然ながら機関車車体への取り付けは加工いらずで容易(一部の例外あり)
  ・スノープロウ付属は大変評価できるも、その形状や取付位置が個人的には不満
 ●注意編
  ・モーターカバー内に接触不良の事例あり(買ってすぐの不動の原因の多くはこれか?)
    灰色仕様の発売延期はこの事例のフィードバックでありたい…
 ●応用編
  ・カプラー交換が容易
  ・台枠の加工性が容易で、台車レリーフの貼り付けが可能

◎電車、気動車用 動力ユニット2
 ●走行編
  ・トラクションリングが両軸仕様で、このためか小曲線通過に難があり、通過時の走行音が大きくなる
   (取説にR216が最小通過曲線の表記あり)
  ・付属ウエイト積載のみでは小単位での編成でしか対応できないが、増し積みすれば牽引力が増す
   (取説には付属のウエイト以上に積まないでの表記あり)
  ・付随車をピボット軸受け仕様にすれば、ウエイト増し積み・1M仕様で12両程度の編成運転が可能
  ・ギヤ音、トラクションリングの摺れる音等、走行音は大きいが、
    走行を繰り返すうちに各部がなじんでくるのか減少傾向が認められ、それ程でもなくなった
   (鉄コレ動力の走行音のほうが大きい)
  ・自宅固定線路では毎日問題なく走行するが、
   条件の悪い接続モジュールでの運転会やレンタルレイアウト上では試験はまだしていない
 ●注意編
  ・モーターカバー内のユニバーサルジョイントが受けに押し込まれているだけなので外れやすい
   (個体によっては購入時に既に外れており空転したとの報告もあり)
  ・車輪のトレッド面が、表面加工精度が原因なのか不明だが、走行による汚れが付着しやすい
   (購入時に汚れている場合もあった)
  ・購入後すぐにレールに載せても走らないときは、上から手でレールに少し押さえつければ動くが、
   新品なのに車輪が汚れている場合もあり 
 ●応用編
  ・そのまま機関車用の動力として多少の加工を加えれば使用が可能
   (機関車の多軸化と形態イメージアップに貢献すると個人的に思う)
  ・機関車用として牽引のみでの使用でもウエイト増し積みにより
   被牽引側がピボット軸受け仕様であれば20両は牽引可能
  ・カプラー交換が容易(ポケット内の復元バネを飛ばさないように注意が必要)

◎走行台車T
 ●走行編
  ・台車単体では気にならない転がり抵抗だが、車体を載せるといきなり増し、
   1両でも手で押さないと転がらず惰行しない
  ・1MにおけるT台車使用の編成両数は、取説記載どおり4~5両編成がストレスのない運転での限界
  ・軸受け部に少量のオイル滴下やグリスの塗布により転がり抵抗の減少につながる
    (つけ過ぎ厳禁)
 ●注意編
  ・車軸は金属部ではなく車軸中央のプラの部分で台車枠部分の小さな突起により
    落ちないよう支えられており、車軸の取り外し時に欠損しないような注意が必要
  ・車輪がプラ車軸に最後まで押し込まれていないものがあった
    (押し込んで解決)
  ・成型時に中心ピンにプラがまわっていなかったものがあった
    (交換対応で解決)
 ●応用編
  ・転がり抵抗の原因であるが集電機能も兼ね備えた軸受けをもった台車であるため、
    付随車においてもライトや室内灯への給電が容易に可能


以上はあくまでも私見です。
使用条件や結果における見解の相違により異なってきます
ので、
そのことをご理解のうえ、
自分なりに試してみるなり、頭の片隅に入れておくなりしていただきますようお願いします。


バンダイ製動力を転がす T台車 その2-3

2010-12-31 22:19:45 | BトレN化

 ■大晦日に点灯式

LED点灯にやっと目途が立ちました。

残りは、屋根裏基板からの配線を結線していくだけなんですが、これまた面倒だった。

まずは、車輪からの集電です。
T台車から伸びた端子に接触できるよう集電板を作ろうと考えていたのですが、よ~く見ると、肝心の端子がなんとシャーシから顔を出していないではありませんか!
う~ん、簡単にはいかないものだなぁ。
特別この端子が違うわけではないようです。
つまり、床板の薄い動力ユニットにおけるトレーラー台車なので、本来の電気的な機能を果たすにはこの長さで十分であるということですね。
兼用でこの台車を付随車の台車に使用しているわけで、ここでは軸受け機能のみがこの金属板に与えられた働きということみたいです。

端子の上方への延長を試みようとも思ったのですが、薄っぺらい燐青銅板しか手元になかったので、あきらめて配線を直付けすることとしました。
  
   ▲シャーシ側配線
   青矢印部が台車から伸びた端子へ半田付けした箇所
   右レールと左レールをそれぞれ撚ってからコネクターへ半田付けしています。

車体側がこれまた面倒でありました。
今回はアナログとはせずDCC対応とするため、デコーダーを配線の途中に挿入しました。
デコーダーはカトーのフレンドリーデコーダーのライト用FL12を始めて使用しました。
ネットから得た情報や雑誌等の写真から6箇所の接続部の相手が分かりました。
  
  ▲FL12への結線
    青矢印がヘッドライトからの配線、
    赤矢印がテールライト(今回の場合は後のヘッドライト)からの配線の結線箇所
    レールからの配線は、上裏が右レールへ、下裏が左レールへ結線


そしていよいよボディーの組み立てです。
車体ブロックにはあらかじめ配線を通すためとデコーダー搭載のための穴を開けておきます。
ブロックは左右二分割という構成ですが、この構造が配線を引き通す今回の組み立てに大変役立ちました。

  
  ▲結線完了 2ピンコネクタは車体とシャーシを分離したときのために入れ込みました
    (デコーダの関係で極性を変えなければいけないときがあるようなのでそれにも対応)

  
  ▲結線完了後に一度レールオンの状態で点灯するか試験を実施
    デコーダの操作にちょっと手間取りましたが無事に点灯



  
  ▲やっと完成  静止状態でも点灯させられるのはDCCのおかげ


もちろん走行試験も実施。
  
  ▲結構明るいです


Bトレのライトを点灯化するのって作業的に大変ですが、それだけでなく思わぬ落とし穴もあり、その解決策を考えるのにも時間を費やされることに。
最後の落とし穴は…
まぁ、「そうなるよ」とは言われていたのですが… 
  
  ▲塗膜の薄さからくる内側からの透け
    Bトレの場合前面素材が透明プラなので、余計に目立ちます

通常の部屋の明るさであればLEDの照度があるせいか目立たないのですが、部屋の明るさを落として見ると“透け”が目立ってきます。
裏に重ね塗りを施すしかないようですね。

 

 

これで、
バンダイ製動力ユニットに関する私なりの具体的な活用例の記事をとりあえず終えます。  


バンダイ製動力を転がす T台車 その2-2

2010-12-30 23:59:31 | BトレN化

 ■点灯にこぎつけた

T台車を利用し、ヘッドライトを点灯させようという試みですが、どうもいまいち納得のいく収まりができずに頓挫していました。

先日の湯田中へ行く前には、構想をここまで形にしたのですが…     
  
  ▲前後の2枚のプラ板を基盤にして、LEDを固定し、光ファイバーを導こうとしたのですが…
    角度が急すぎて光ファイバーがうまく取り付きませんでした

基板なんてわざわざ設置せず、オデコライトなので屋根裏に直接LEDを付けてもいいのですが、それではかっこ悪いのと、前面はもちろんLED関係もある程度ばらせるようにしておきたかったことから再考する事にしました。

当初は、上写真の基板の見える側にLEDを付けようと考えていたのですが、あるとき閃きました。
この基板を光ファイバーの誘導に利用し、屋根裏と基板の間に光ファイバーをサンドイッチすれば固定できること、中央部分にもう1枚基板を設置してそこに前後のLEDを一括して付けてしまえば、距離を稼げるので光ファイバーを無理して曲げなくてもすむことに気づきました。

そんな考えを形にしたのが下のもの。
  
  ▲屋根裏に挟み込む3枚の基盤
左右のものが光ファイバーの誘導路となる基盤で、中央のものがLEDを付ける(青矢印部分)基盤。


LEDの取り付けはこのようにしました。
  
  ▲LED取り付け前
裏返しにして、プラ板に挟めるようにしてアルミテープで付けてあります。


光ファイバーはそのまましならせようと考えていたのですが、やはり曲げ癖を付けておかないとだめでした。
  
  ▲各基盤の組み付け前の状態

LEDの配線は切欠きを付けそこから引き出して、車体ブロック内へ引き通せるようにしています。
光ファイバーはエポキシ接着剤で固定しました(写真はまだしていない状態)。

この3枚の基盤を組み付けるとこんな感じです。
  
  ▲ヘッドライトの穴へ入る光ファイバーと配線しか出ていないすっきりとした状態
   (因みに写真で見える側にはアルミテープを貼る必要がありません)

 

ここまで行き着くのに、何日費やした事か…
出ている配線をレールに付けて点灯させてみました。
  
  ▲光った!(第二弾(笑)

光ファイバーのLED側の断面にクリアーイエローを塗っておいたのですが、なかなかいい感じの電球色になりました。

さて、あともう一歩です。
続く…


かもしかを追って

2010-12-25 23:59:33 | 撮り鉄&乗り鉄

 ■長電2000系に乗りに

毎年この時期の恒例となったような湯田中行き。
今年もクラブメンバーと一緒に行って来ました。
日本海側の荒天の影響が心配されたのですが、長野は終始雪雲に覆われた天候ではありましたが、チラホラと雪が舞う程度で済み、ちょっと拍子抜けでした。

目的は温泉ではありますが、そこは鉄なのでしっかりもう一つ二つは目的を持って出発。
温泉につかった「おサル」に追い出されることになった「かもしか」に乗ってくるのが、今回の目的。


早朝の中央線を星が輝くうちに出発。
山梨に入ると夜も明けて素晴らしい景色が広がりますが、アルプスや八ヶ岳は雲の中。
そんな中、この山だけはきれいに見えていました。
  
  ▲雪煙舞う富士山

甲府盆地にはほとんど雪は無かったものの、長野との県境の標高の高い付近での車窓は一面の雪景色となり、115系も富士山同様雪煙を上げての走行でした。
  
  ▲雪煙はなかなかすごかったけど、車内は暖房が効かずに寒い思いをした


松本まで下れば雪はなくなるも、乗り換えた313系に揺られ姨捨まで来ると、うっすらと雪化粧された光景が広がります。
雰囲気良く言えばホワイトクリスマスですね。
  
  ▲雪雲が広がる空と雪化粧された善光寺平が広がっていました

そう言えば、この「快速みすず」は元は「急行かもしか」のスジですね。
ここでもカモシカに会えたということか。


長野からは長電ですが、今回は特急ゆけむりではなく、先行して須坂まで2000系に乗車です。
長電ホームには既にゆけむりが入線していましたが、
なんと名称は「ゆけむり」ではなく、「モンハン特急ゆけむり」でした、駅のスタンプにもしっかりその名称が。
モンハン??
実はよく知らなかった。
ゲームなんて、おじさんには縁のないアイテムとなってしまったので…
そのゲーム画面のままのようにラッピングされたHiSEです。
  

  

  
  ▲う~ん、実態がよく分からんので何とも言えず…

  
  ▲なぜかヘッドサインは透明粘着テープ止め(笑)

出発を知らせるベルも、しっかりとモンハンのゲーム中の曲中のファンファーレのようなものが流れていた。

 

と、カモシカどころではなかった長電ホームに、お目当ての2000系が入線してきました。
おっ、唯一スカートを付けているD編成ですね。
  
  ▲カモシカらしさが抜群のヘッドマークを掲げて入線するD編成2008
   長電らしさが一番出ている塗装だと思います

  
  ▲昭和30年代にタイムスリップしてしまったような感じに…

当時では画期的であったWN継手のカルダンドライブと丸みのあるヨーロッパ調のスタイルは、特急列車にふさわしかったことでしょう。
今ではかなり車内も走りもヨレヨレとなってしまっていますが…
そんな2000系に乗り須坂を目指しました。
  
  ▲正面2枚窓の運転室は明るく軽快です
   架け替えられた道路との併用橋の村山橋をはじめ沿線では、撮り鉄の方々を散見


須坂到着後、ゆけむりを待つ間にあちこち走り回り取材。
入れ替え作業も収めることが出来ました。
  
  ▲均整の取れたデザインですね   湯田中方の2007

  
  ▲ゆけむりとの並び


残念ながらリバイバル塗装を施したA編成は電車区の奥で待機中でした。
  
  ▲OSカーみたいにどちらかを保存するのでしょうか?

 
さて、当初の目的を達成し温泉へ向かいます。
湯田中も、雪に埋めれてるということはまったくなく、空から雪がチラホラと舞ってくる程度。
しかし、ちょっと標高を上げると結構雪が積もっているようです。

入湯後は、須坂までゆけむりで一旦下り、各駅に乗り換えです。
元営団車に乗りたかったのですが、本家でもまだ現役の東急車でした。
当たり前と言えば当たり前なんですが、
制御器や補機類の作動音は本家とまったく同じで、まるで田園都市線や大井町線に乗っている雰囲気に同行者と笑ってしまいました。
電制が失効したあとの機械ブレーキの音が若干違っていることに二人で気が付き、俺たちって、何なんだとまたしても笑い。
あっ、もう一つ違いが…
運転室に“竹箒”が装備されていました。
  
  ▲背景が街中になると、もうまるで田園都市線


長野の手前で途中下車して、とある場所へ向かいます。
寒風吹きすさぶ中を結構歩きました。
そこに見えてきたものは…

  
  ▲おっ、早速いましたね かなり遠くですが見間違える事のないクモユニ143スカ色
   一緒に房総で働いていた仲間の一部は東総の入れ替え車(例のレアなシクレ)になりましたが、
   こちらは本線走行も出来る現役です

そうです、長野総合車両所です。
外周をちょこっと歩き回ってみようという魂胆です。
薄っすらと雪が残る外周の細い道を歩きながら、金網越しに観察という、かなり怪しい行動でしたがいろいろと懐かしいものを発見してきました。

例の廃車置場です。
  
  ▲水色の209系を発見したら、なんと62がいました
   解体直前なのか塗装もガラスもかなりくたびれているようです
   東海道での荷物列車牽引を見た以来です
   左端の屑の山が解体されたもののようです(涙涙

並んでいたのは209系どころか203系もかなりの数でした。
  
  ▲地下運用の203系が雪の街で寒風の元にさらされています


203系に沿って歩いていくと…
  
  ▲なんと63の茶ガマが並んでいました
    こちらのカマは62と比較して見た目上はそれほど痛んでいないようです

さらに進むと懐かしい京浜東北209系が。
いやぁ本当に懐かしく思いました。
    
  ▲クモヤ143との並び

高尺フェンスに囲まれてはいますが、レンズの小さいコンデジだったので網目越しに撮れたしだい。


いやぁ、なかなか拝める事のできない光景を見ることが出来ました。

さぁ後は115に揺られて帰るだけです。
信越方面からの列車には雪が付着していますが、どか雪ではなさそうです。
しかし、改札には飯山線に除雪列車が走る旨の告知の張り紙が…
  
  ▲妙高方面から下ってきた115系

 

帰りの115系も車内は寒かった(泣

 

 ※追記
帰りの115系乗車中に富士見駅にて何気に撮ったEH200の牽くタンカーの次位に付いた64-1000番代の無動力回送の写真ですが、なんとこのカマ(EF64-1020)は前日に長電向けのスノーモンキーを屋代まで配給回送したカマの返却便だったのではないか(残念ながらナンバーが写っていません)ということ。
    
  ▲長電へのクリスマスプレゼントを運んだサンタということか
    (タイトルに絡めればトナカイの方かな)


接近遭遇

2010-12-23 23:59:22 | 出来事

 ■話題の元と接近遭遇

いろいろと仕入れにアキバへ行ってきました。
赤い彗星さんと待ち合わせし向かったのですが、現地で偶然あやにゃみさんと遭遇。
3人でいろいろと巡回し、
BやNを買ったり、塗料を買ったり、HOを見たり、
果てはHOコンテナと醤油が遭遇してしまったり(笑
してきました。

さて、本題。
行路途中でのこと。


なんと、5200形ラスト編成となってしまった5258Fに遭遇。
※ラスト編成についてアドバイスをいただきましたので、訂正し、お詫び申し上げます。
 情報を提供していただいた方に感謝します。ありがとうございました。
  →ラスト編成になったのは6両固定の5268Fで、
   4両固定の方は写真の5258Fを含め3本残っています。
   5と6を取り違えてしまったようです。   

まさかの出来事だったので、あわてて後追いでキャッチ。
  
  ▲5000形より先に消え去る運命か…  



そして、代々木上原へ到着時に見慣れぬ車体が視線に入った。
待ち合わせ時間もあったが、とりあえず下車して引き上げ線を見ると…  
  
  ▲いました、いました メトロ16000系が


出発線への入線を待って、じっくり観察。
  
  ▲顔は斬新でもサイドのストレートボディーが一昔前のイメージに

  
  ▲こちらも世代交代の波が

よく顔を見ると、結構凝ったデザインをしているのが分かる。
構造上の必要性から生まれたデザインとデザイナーのこだわりから生まれたようなデザインを発見。
   
   ▲隅柱の処理

斜め方向からの衝突にも耐え衝撃吸収できるよう、近年の電車の隅柱(黄色矢印部)はどんどん太くなってきています。
その柱をデザイン上どう処理するかが、実はイメージを決めるポイントだったりしているような気がします。

この16000系はスカートの開口部の塗り分け線から上へ向かって斜めのラインをデザインの基準線として通しています。
下の水色矢印から上の矢印へ向かっている線です。この線がちょうど隅柱を通るように意識して。
と、ここまでは雑誌などの写真でも分かるとは思います。
これが構造上の必然性から生まれたデザインというところでしょうか。

さらに現車を見て、さらなるこだわりを発見。
  
  ▲幕板部へのつながり

下から上がってきたこのデザインの基準線は、そのまま幕板部に貼られたラインカラーと張り上げ屋根の肩との境へ繋がっていきます。
それがBライン。
ところが、そのラインを構成している前面窓ガラスの端は途中からラインの上昇角度が変化してきます。
たぶんこれは窓ガラスの端部が鋭角にならないようにするための処置ではないかと想像しました。
それがAラインです。
通常であれば構造上の必然性から生まれたAラインで処理されてしまうのでしょうが、あくまでもBラインをデザインの基準線として強調し側面へのつながりをスムーズにしていくために、わざわざ黄色矢印の三角部分に黒のカッティングシートを貼ってあるのです。
これには、唸ってしまいました。
デザイナーのこだわりに遭遇した感じがしました。



最後は新宿にて。
強化型スカートに遭遇。
とうとうE351系にも強化型スカートの波が…
  
  ▲よーく見るととんがっています

  
  ▲黄色矢印部のスカート中央が尖っています


E217系と同様に、そのとんがりは車体デザインとあまり似合わないような感じがするのですがねぇ。

 

あっ、
最後にもう一つ遭遇したのがありました。

御茶ノ水からアキバへ徒歩移動中にロケ現場に遭遇。
タクシー運転手に扮した渡瀬恒彦に遭遇。

 

今日はいくつ遭遇したのかな?