■寝台特急「日本海」の最終編成をBトレで再現すると
前々回記事にていただいたコメントに、Bトレで最終編成を再現するには?という内容をいただきましたが、ここでちょっと整理してみたので記事にしてみました。
まぁ、本ブログよりももっと詳しく分かるところもあるかと思いますが…
とりあえず、切ったり貼ったりは“無”でいくことを基本としていますが、急きょまとめた(まだブツは作っていません…)ので勘違いとかあるかもしれませんし、記事自体が見にくいかもしれません(汗)
まぁ、当記事のみに頼らずに各自ご確認ください。
まず、肝心の最終編成の車番はBトレ「日本海」セットの取説に記載されています。
ネット上では、
Bトレウィキの2012年セットの「日本海」セットの記事中(ココ)に載っていますので、
参考にしてみてください。
取説にあるようにオハネフの車掌室向きは、すべて大阪寄りとなります。
また、他車もオハネフと同様に青森方にトイレ・洗面所が来る向きとなります。
因みにEF81の向きは、屋根上の銀色箱型のある方が青森方です。
次に、24系客車を以下のように大まかに形態分類してみます。
Bトレと実車を比較するときの基礎データとします。
▼形態分類凡例
①:帯色⇒ 金 →a 白 →b
②:扉⇒ 折戸 →a 引戸 →b
③:クーラーキセ⇒ ファン2個 →a ファン1個 →b
④:洗面所(2位側)窓⇒ あり(存置) →a なし(撤去改造) →b
⑤:車番⇒ SUS切り文字 →a 白ステッカー →b 銀ステッカー →c
⑥:側面⇒ オハネフ車掌室窓原形 →a オハネフ車掌室窓天地方向小窓化 →b
カニ24ルーバーあり →c カニ24ルーバーなし(機関更新) →d
⑦:妻板⇒ 平妻、縦樋外付けなし →a 折り妻、縦樋外付けなし →b 折り妻、縦樋外付けあり →c
⑧:屋根⇒ カニ24荷物室2段ルーフ →a カニ24荷物室低屋根 →b
そしてBトレの場合、この形態がどうなっているかが以下です。
※車種の前のアルファベット大文字は車体パーツ必要個数算出のための分類記号
※選択パーツは?にて表示
▼「日本海」6両セット
K:EF81 ローズピンク ?:前面2パーツ →後期形ヒサシなし:a & 最終形ヒサシあり:b
A:オハネフ24 ①:b ②:a ③:a ④:a ⑥:a ?:前面妻板2パーツ →⑦:b & c
B:オハネ24(白帯) ①:b ②:a ③:a ④:a
C:オハネ24(金帯) ①:a ②:b ③:b ④:a
D:オロネ24 ①:b ②:a ③:a ④:a
E:カニ24 ①:b ⑥:c ?:前面妻板3パーツ →⑦:b(0番台) & c(0番台) & a(100番台)
?:屋根2パーツ →⑧:a(0番台) & b(100番台)
▼24系25形 2両セット(100番台)
F:オハネフ25 ①:a ②:a ③:b ④:a ⑥:a ?:前面妻板2パーツ →⑦:a(100番台) & b(200番台)
G:オハネ25 ①:a ②:a ③:b ④:a
さて、以上を踏まえて最終編成の実車形態にBトレ形態を突き合せた場合どうなるのかを示したのが以下です。
▼2012年 3月16日 最終下り「日本海」
[青森方]
EF81-101 実車⇒ヒサシなし
Bトレ⇒K車体 ?:a
カニ24-25 実車⇒①:b ⑤:b ⑥:c ⑦:c ⑧:a
Bトレ⇒E車体 ?:⑦:c ?:⑧:a
10号車 オロネ24‐2 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:a ⑤:c
Bトレ⇒D車体
9号車 オハネフ25‐117 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:a ⑤:a ⑥:b ⑦:a
Bトレ⇒F車体 ?:⑦:a (ただし、こだわれば⑥:bへの小窓化改造必要)
8号車 オハネ24‐3 実車⇒①:a ②:b ③:a ④:a ⑤:a
Bトレ⇒C車体 ただし③:bのためB車体より屋根と妻板をコンバートし③:aに変更必要
7号車 オハネフ24‐21 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:a ⑤:b ⑥:b ⑦:c
Bトレ⇒A車体 ?:⑦:c (ただし、こだわれば⑥:bへの小窓化改造必要)
6号車 オハネ25‐218 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:b ⑤:a
Bトレ⇒G車体 (ただし、こだわれば④:bへの窓埋め改造必要)
5号車 オハネ25‐213 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:b ⑤:c
Bトレ⇒G車体 (ただし、こだわれば④:bへの窓埋め改造必要)
4号車 オハネフ24‐15 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:a ⑤:b ⑥:b ⑦:c
Bトレ⇒A車体 ?:⑦:c (ただし、こだわれば⑥:bへの小窓化改造必要)
3号車 オハネ25‐148 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:a ⑤:a
Bトレ⇒G車体
2号車 オハネ25‐152 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:a ⑤:a
Bトレ⇒G車体
1号車 オハネフ24‐19 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:a ⑤:c ⑥:b ⑦:c
Bトレ⇒A車体 ?:⑦:c (ただし、こだわれば⑥:bへの小窓化改造必要)
[大阪方]
▼2012年 3月16日 最終上り「日本海」
[大阪方]
EF81-106 実車⇒ヒサシなし
Bトレ⇒K車体 ?:a
1号車 オハネフ25-129 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:a ⑤:a ⑥:b ⑦:a
Bトレ⇒F車体 ?:⑦:a (ただし、こだわれば⑥:bへの小窓化改造必要)
2号車 オハネ25‐38 実車⇒①:b ②:a ③:b ④:a ⑤:b
Bトレ⇒B車体を流用 ただし③:aのためC車体より屋根と妻板をコンバートし③:bに変更必要
※窓配置はC車体だが、C車体が金帯・引戸であることからB車体流用とする
3号車 オハネ25‐147 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:b ⑤:a
Bトレ⇒G車体 (ただし、こだわれば④:bへの窓埋め改造必要)
4号車 オハネフ24‐2 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:b ⑤:b ⑥:b ⑦:c
Bトレ⇒A車体 ?:⑦:c (ただし、こだわれば④:bへの窓埋め改造及び⑥:bへの小窓化改造必要)
5号車 オハネ24‐7 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:a ⑤:a
Bトレ⇒B車体
6号車 オハネ25‐220 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:b ⑤:c
Bトレ⇒G車体 (ただし、こだわれば④:bへの窓埋め改造必要)
7号車 オハネ25‐151 実車⇒①:a ②:a ③:b ④:a?? ⑤:a
Bトレ⇒G車体
8号車 オハネ24‐20 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:b ⑤:b
Bトレ⇒B車体 (ただし、こだわれば④:bへの窓埋め改造必要)
9号車 オハネフ24‐7 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:b ⑤:b ⑥:b ⑦:c
Bトレ⇒A車体 ?:⑦:c (ただし、こだわれば④:bへの窓埋め改造及び⑥:bへの小窓化改造必要)
10号車 オロネ24‐4 実車⇒①:b ②:a ③:a ④:a ⑤:c
Bトレ⇒D車体
カニ24‐23 実車⇒①:b ⑤:a ⑥:d ⑦:b ⑧:a
Bトレ⇒E車体 ?:⑦:b ?:⑧:a (ただし、こだわれば⑥:dへのルーバー埋め改造必要)
[青森方]
ということで、
下りの場合 A車体:3 B車体:1(屋根のみ) C車体:1 D車体:1 E車体:1 F車体:1 G車体:4 K車体:1
つまり、6両セットが3箱、2両セットが4箱 となります。
組み立て上のポイントは、8号車の屋根の流用です。
上りの場合 A車体:2 B車体:3 C車体:1(屋根のみ) D車体:1 E車体:1 F車体:1 G車体:3 K車体:1
つまり、6両セットが3箱、2両セットが3箱 となります。
組み立て上のポイントは、2号車の屋根の流用です。
※注意 上記必要セット数は、それぞれの編成を単独に再現する場合の数です。
両編成を同時に再現する場合は余剰車種をまわせるので、セット個数は減らせます。
せっかく入っている引き戸が再現された側面パーツを生かせば、面白味のある編成が組めるし、同梱のステッカーが下り編成に適した内容であることを考えると、断然下り編成を作りたいのですが、必要個数がネックですね。
コスト的に楽なのは上り編成ですが、洗面所窓やカニのルーバーを埋める必要が出てきます。
とは言え、オハネフの車掌室の小窓化と共に、細かいことへのこだわりがなく、あくまでもBトレらしくタイプモデルですよという気持ちでいれば、こうした改造は無視できる範囲だと思います。
※130410一部修正 下り編成オハネフ25-117の車掌室は小窓であったため ⑥:b に修正