「志波君のときは何も思わなかったのに・・・」
おい。BY志波
もし1に大接近モードがあったら、守村君に同じようなことを思っていると思います。
いや、古森くんに大接近モードがあったらそれ以上に・・・!!
ピュアな彼にそんなこと出来ないぜ!!(ぇ
てか、本当にあの顔はなしですよ。
ゲームを間違った気がする・・・。
はてさて、そんなわけで天地君をクリアしました。
実は、志波君で親友告白EDを目指していたのですが、天地君に目が行ってしまって。
はい、自分は天地君が好きです。
で、デートとか普通に行ってたらそのまま・・・。
最後のほう、志波くん放置。
それなのに、恋愛相談乗ってくれる志波君に・・・僕は泣いた。(某方の名言
本当ねぇ、どんな気持ちだったのか。
・・・で、考えたSS。(ぇ
以下、志波君親友ネタバレSS。
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運命なんて信じてなかった。
そんなものないと思っていた。
けど、俺はあいつと出逢った。
あいつは固く閉ざしていた俺の心にすっと入ってきて、それをいとも簡単に開けた。
そして、ずっと止まっていた俺を救い出してくれた。
「志波君!!」
あいつが笑うたびに俺は嬉しくなった。
あいつの声を聞くたびに俺の心臓は跳ねた。
こいつが俺の運命の・・・。
柄にもなくそんなことを考えた。
そう、考えるには十分な存在だった。
それなのに。
「わ、私ね・・・実は天地君のことが好きなの・・・」
頬を染めて照れくさそうにあいつの表情は、今まで俺が見たことのないものだった。
俺、何一人で盛り上がってたんだろう。
なにが運命の相手、だ。
そんなあいつを見て、俺の想いは一気に冷めた。
けれど、俺はあいつに応援してやると言った。
放っておけばいいのに、力になってやると言った。
それがなぜなのか、自分でもよく分かっていなかった。
そんなこと惨めなだけなのに。
それから度々、俺はあいつの相談に乗ってやった。
男がいつも何考えてるのかだの。
男がどんな風にすればどきどきするのかだの。
正直、やめたかった。
早くくっつけばいいのに、って思った。
楽になりたい、って思った。
それなのに、俺はあいつに声をかけられると断れなかった。
それからしばらくして、あいつは俺に声をかけて来なくなった。
電話も掛かってこなくなった。
助かった。
そう思うはずだった。
そう思うべきだった。
けど、気がつけば携帯を握ってる自分がいた。
あいつの姿を探している自分がいた。
それがどういうことなのか。
分からないほど俺は馬鹿じゃない。
分からないほどの馬鹿だったらどんなに楽だっただろうか、と思ったけれど。
それでも、認めないといけない。
「・・・俺はまだあいつのことが好きなのか・・・」
相談に乗ってやるとか言って、本当は自分が一緒にいたかっただけだ。
あいつの側で、あいつの声を聞いていたかっただけだ。
やめたいなんて、嘘。
早くくっつけばいいなんて、嘘。
気持ちが冷めたなんて、嘘なんだ。
けど。
「そんなことあいつに伝えたら、きっと泣くな・・・」
だから、俺は今度こそ、それを仕舞うことにした。
好きだからこそ。
あいつの困る顔なんて見たくない。
それから、あっという間に時間は流れ。
卒業式を明後日に控えた日。
あいつが声をかけてきた。
「志波君、一緒に帰ろう!!」
久しぶりだと言うのに全くそんなことを感じさせないあいつは、にこにこ馬鹿みたいに笑っていた。
だから、俺もそれに乗ることにした。
「もうすぐ卒業だね」
しばらく歩いて、あいつがぽつりと漏らした。
俺はそれにそうだな、と答えた。
こいつと出逢って色々あった。
つらいことのほうが多い気もした。
けれど、こいつと出逢って、俺は笑うことが出来るようになった。
それはやっぱり感謝してもし尽くせられないことで。
「はね学で、笑って過ごせたのはおまえのおかげかもな」
そう、礼を言った。
すると、それだけなのに、あいつは涙ぐんでいた。
らしい、と言ったらそうなんだが、これでは卒業式が思いやられる。
「卒業式、泣くなよ?」
そう言うと、あいつは涙をぬぐって言った。
「志波君って、やっぱり優しいね。だから、頼りたくなっちゃう」
その言葉を止めようかと思う俺がいた。
仕舞っていたはずの想いが溢れそうになるから、と。
けど、それはしてはいけないと思った。
きっとこの話を最後まで聞くことが、俺がこいつのために出来る最後のことだから。
「恋愛相談・・・志波君、いつも乗ってくれてたよね。
しょうもないことばっかりだったのに、いつもちゃんと答えてくれてた。
私はそれについつい甘えちゃて・・・でも、ああいうことは自分で考えないといけないものなんだよね?
私は大分してそれにやっと気づいて・・・。
それから、声をかけるのをやめたの。きっと、声をかけるとまた甘えてしまうからって。
けど、今日は声をかけた。今はもう大丈夫だ、って思ってたから・・・それにお礼が言いたかったから。
結局、また甘えてしまったけど、これだけ言わせて。ありがとう、いつも私の言葉を真剣に聞いてくれて」
そう言ってあいつは、にっこりと笑った。
それに俺は、一言だけ返した。
「まぁ、がんばれ」
運命なんて信じちゃいなかった。
けれど、あるかもしれないと思った。
そう思わせてくれたやつは、俺のことなんか全然そんな風に見てなかったけど。
それでも、俺はやっぱりそいつのことが好きで。
困らせたくないくらい大切で。
出逢えてよかった、と心から思えるほどのやつだった。
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最後ぐだぐだ。
まぁ、ともかく親友モードは切ない、と。
これで親友告白が発動したら更に切ないですよね。
灯台前待ち親友告白・・・無論、主人公ちゃんは断るんだぜ。
「私はやっぱり、天地くんが好きなの・・・!!」
みたいなー、で。
でも、実際は断れません。
だからこそ、ED3とか鬼かと思う。
以上。
さて、次は誰狙おうかなぁ・・・。