岡山市立市民病院 総合診療グループ(ER+GIM)

岡山市立市民病院の総合診療グループである『総合内科』と『救急総合診療科』の日常の雰囲気を伝えていきます。

岡山市立市民病院忘年会(2014/12/19)

2014-12-24 05:18:05 | 院内イベント
おはようございます。Dr.Waveです。
つい先日の寒さは寒波だったんですね。
この数日ちょっと暖かくなった感じがしたので、もう春かなと思ってしまいましたが、まだ12月ですね(*^。^*)。


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12/19に岡山市立市民病院忘年会が開催されました。
医師のみならず、看護師、検査技師、放射線技師、薬剤師、クラーク、事務スタッフ等々すべての職種のスタッフが一同に会するためホテルの大会場を貸し切っての忘年会でした。
374名の参加でした。

忘年会は、来賓の方々からの挨拶で始まりました。そしてその後、演芸会となりました。

出し物の数はなんと11件!!

各病棟から、各部門、単独演奏も含めた有志まで構成員は様々でした。
さらに練習もしっかりなされており、演芸としての質もなかなかのものでした。
人によっては3-4つの出し物に参加するためテーブルの食事に一切手をつけないまま忘年会を終える人もいました(ビールなどでチャージはしていたみたいですが)。
とにかく大盛況で2014年度の忘年会を終えることができました。


忘年会の準備・進行を進めてくださった裏方の皆様には、
あらためて多大なる感謝を申し上げたいと存じます。


来年は病院移転もあり、岡山市立市民病院にとっては飛躍の年となると予想されます。
また一緒にがんばっていきましょう。

































岡山大学病院救急センター忘年会 (2014/12/18)

2014-12-22 19:33:10 | 院外活動
こんばんは。Dr.Waveです。
忘年会ウィークもあと少しです。
皆さん、体調はいかがでしょうか。


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12/18は岡山大学病院救急センターの忘年会がありました。

岡山大学病院の救急センターは救急外来のほかにEICUという救急ICU10床とHCU4床あります。看護師やMEスタッフの方々含めるとかなりの規模になります。大きな忘年会でした。


岡山大学救急医学教室ホームページ
http://qq.umin.jp/

岡山大学病院のホームページ
http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kyukyu.html

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岡山市立市民病院救急センターは平成22年4月より岡山大学救急医学教室と地域医療学講座より救急医を派遣していただいています。そして、平成24年1月1日より救急科専門医指定施設として認定されました。

岡山大学救急医学教室所属で地域医療学講座教授である市場晋吾医師がセンター長を務め、副センター長に当院脳神経外科所属の桐山英樹医師と当院看護師の矢敷朝代氏が加わり、あとはスタッフとして各診療科医師と大学病院派遣の救急スタッフで構成されています。

1次、2次の救急を主体にしながら、3次の救急にも対応しています。熱傷や多発外傷などの高度3次救急については岡山大学病院・岡山赤十字病院・川崎科大学病院に搬送させていただいています。
岡山大学病院からのたすき掛け研修医も多く受け入れ、ER型救急の教育の場を目指して日々頑張っています。

来年度岡山市立市民病院は天瀬から北長瀬に移動となります。救急患者数は増加すると予想され、救急患者の疾患構成も変わる可能性もあるため、システムの調整・強化ならびに教育環境の向上にいそしんでいます。

岡山市立市民病院は、岡山の救急環境の向上を目指して今後も頑張っていきたいと考えています。






















岡山市立市民病院 救急センター 忘年会+歓送迎会(2014/12/12)

2014-12-14 12:45:14 | 院内イベント
おはようございます。Dr.Waveです。

12/12は岡山市立市民病院救急センターの忘年会+歓送迎会がありました。

総合が関係する領域はどうしても言葉が乱立します。
今日は岡山市立市民病院における各言葉の整理をしておきたいと思います。

「岡山ER」:24時間・365日全ての救急患者(救急車来院および独歩来院)を受け入れ、全ての科の診断および初期治療を行い、必要があれば各専門科にコンサルトするという「ER」システムの岡山版。ERドクター(ER専門医)によって行われるのが最終目標だが、これまで岡山は1次・2次・3次と重症度に応じた救急システムを採用しており、人数的に不十分であり、今後教育システムやキャリアパスを含めて構築していく構想も含めて「岡山ER」としている。「岡山ER」は岡山市立市民病院に限定したものではない。
「岡山GIM」:臓器別によらない内科全般の診断学・治療学に精通した「総合内科」を目指した構想。現在の専門診療科体制で補えない領域(外来診療学、加齢医学、複合的治療学、包括患者ケア、臨床教育学など)の補完も目指す。「岡山GIM」も人数的に不十分であり、今後教育システムやキャリアパスを含めて構築していく予定である。総合診療領域では、「岡山ER」と「岡山GIM」は共通した業務や教育が多いため、混同されやすい。前者は救急を中心とした総合診療で、外科領域やマイナー領域まで幅広くカバーする。後者は内科を中心とした総合診療で、救急から慢性期を含む外来診療と入院診療を中心とした管理を行う。「岡山GIM」も岡山市立市民病院に限定したものでない。
「総合診療科」:総合内科と救急総合診療科の2つの診療科をさす。
「総合内科」:岡山GIMを実践する診療科。
「救急総合診療科」:岡山ERを実践する診療科。
「救急センター」:救急総合診療科を中心として、各診療科(内科系、外科系、その他の診療科)が総力を挙げて「岡山ER」を実践するセンターをさす。医師に限らず、看護師・検査技師・薬剤師・事務スタッフ・救急救命士も関わる。

一つの領域の質を上げるためには、関係する言葉の定義はきちんとしておかねばなりません。何故なら、議論をするうえで個々の言葉の定期が違っていれば本質的な到達点に達しないことが多々あるからです。言葉の定義は時代によって条件も変わり変わることもありますが、その都度明記しておかねばなりません。

難しく書いてしまいましたが、岡山市立市民病院の総合診療科は「患者さんの『困っていること』に医療サービスを行える」診療科で、コメディカルスタッフと共に教育とシステム的な構築も行っています(ん?やっぱり分かりにくい?)。

忘年会+歓送迎会自体は「わいわい、がやがや」と楽しく皆過ごせていたと思います。






岡山大学病院総合内科忘年会(2014/12/10)

2014-12-12 19:01:59 | 院内イベント
おはようございます。Dr.Waveです。
忘年会のシーズンですね。
毎週2-3つほど忘年会などの催し物があるようになりました。体調管理が重要な月ですね。


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12/10に岡山大学病院総合内科の忘年会がありました。

何故岡山市立市民病院と岡山大学病院総合内科とつながりがあるか。

先日ブログでもとりあげましたが、2014年度から大学病院と市民病院で連携大学院プログラムを作っています。
大学病院と市中病院の臨床教育の力を統合し、総合臨床能力を備えた研修医を育成し、同時に幅広い臨床研究も推進していくことを最終目標としています。

今回の忘年会では大塚教授より岡山大学病院総合内科の歴史や活動をスライドで紹介いただきました。
この数年間で目を見張る勢いで総合内科が成長していることを認識することができました。

その後病棟の師長や各担当部長、地域医療連携医師のスピーチがあり、ちょっとした出し物があってたっぷり2時間の忘年会が終わりました。

岡山大学病院の総合内科の明るい未来を感じた忘年会でした。































岡山市立市民病院 医局忘年会(2014/12/06)

2014-12-10 19:19:57 | 院内イベント
こんばんは。Dr.Waveです。

12/6は医局の忘年会がありました。

1年の感謝の念を伝えるには、こうした機会はありがたいなあと思います。言葉に出して「ありがとうございました」「今後もよろしくお願いします」と伝えるのと伝えないのでは全然違うと思います。
普段、どんなに忙しくても、どんなに見えなくても、いつもお互いに支えあっているからこそ病院は成り立っているんのだというのを確認するのが忘年会の意義だと思いました。

それにしても、普段白衣で話を交わすのと、こうして普段着で話をするのとでは自然と内容も変わってきますね。







岡山市民病院ケースカンファレンス(2014/12/05)

2014-12-09 21:43:56 | 院内カンファレンス
こんばんは。Dr.Waveです。
診療以外の業務が盛りだくさんです。仕事があるのは幸せなことだと思って(思い込ませて)頑張っています。

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12/05の「岡山市民病院ケースカンファレンス」の報告です。

今回の症例は「失神」の一例でした。原因はダンピング症候群でした。実は既往で幾度か起こしており、診断はそれほど困難ではありませんでした。

しかし初回時の診断をどうするか、今後この方が失神を起こした時には他の失神の可能性をどのように考えていくかなどdiscussion pointはいくつもありました。

ダンピング症候群について色々な文献で勉強し、そして「失神」診療について、いくつかのclinical prediction ruleの検討も含めて復習を行いました。

O田先生、プレゼンありがとうございました。















岡山市立市民病院『初期研修プログラム』病院説明会(2014/11/21)

2014-12-08 19:08:25 | 院内イベント
こんばんは。Dr.Waveです。

11/21(金)に「岡山市立市民病院『初期研修プログラム』病院説明会」を開催しました。

岡山市立市民病院での初期研修希望者は「たすき掛けローテーション研修」を含めて年々増加してきています。
倍率がでてきているため、当院の研修理念とシステムを理解し共感してくれる人に当院初期研修プログラムを活用していただけるよう、今年度から病院説明会を正式に行うこととしました。

金曜日の夕方18:00からの開催だったので、今回は岡山在住の医学生さんがメインとなりました。
今後は県外の医学生の方にも同様の機会が提供できるように調整してまいりたいと思っています。


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今回の病院説明会の参加者は18名でした。
院長、副院長、内科・外科・救急系のスタッフ、研修医から初期研修について各説明を行いました。
内容が詰め詰めのぶっとおしの1時間30分でした(学生の皆さんもお疲れだったのではないかと反省です f^_^;)。
次回は内容と進行を見直し、よりよい説明会にversion upさせていきたいと思っています(回数を重ねれば重ねるほど成長をする説明会を目指しています)。
説明会が終わってからの食事会は予想以上の盛り上がりで今後の岡山の医療の未来の明るさを感じることができました(盛り上がりすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました。すみませんm(__)m)。

今後とも岡山市立市民病院をよろしくお願い申し上げます。






























OCH救命救急 M&Mカンファレンス(2014/11/28)

2014-12-06 17:56:33 | 院内カンファレンス
こんばんは。Dr.Waveです。
忘年会のシーズンですね。
白衣を脱いで普段着で語り合う場って大切だなぁとつくづく思います。

さて11/28は『OCH救命救急 M&Mカンファレンス』が開催されました。

肺炎で入院された高齢者でCO2のretentionがあった症例です。救急外来から一般病棟にあげて経過を診ていたところ、ナルコーシスを起こしICUに移動となった臨床経過です。

まずはCO2のretentionが個々の病態にどれだけの病的意義を持つのかが焦点となりました。呼吸数やHCO3などにより慢性の代償かかかっていたかや現時点での代償予備能力などを評価し、呼吸機能をおびやかす病態がどのような臨床経過をたどるかを予測していくこととなります。

とはいえ、このカンファレンスはM&Mカンファレンスですので、システム改善の視点から言うと、CO2 retentionのある患者を一般病棟に入れた際にナルコーシスのリスクをどのように管理をするかを最終的に追及していきました。病棟の指示の出し方、モニターの指示、収容病棟の位置、回診回数の指定、看護師の教育などが話題にあがりました。看護師教育に関しては全病棟の看護師に行うか、内科系の病棟のみに行うかなども細かく議論されました。

ケースカンファレンスは医師の思考過程を鍛えることが目的となりますが、M&Mカンファレンスはシステムの改善が目的となるため、進行をしっかりコントロールしていかなければならないことを再確認しました(どうしても診断学的なところの議論が白熱してしまいます)。

T橋先生、症例提示ありがとうございました。












岡山市民病院ケースカンファレンス(2014/11/14)

2014-12-04 19:52:14 | 院内カンファレンス
こんばんは。Dr.Waveです。
ちょっと遅れながらのカンファレンス報告です。

11/14の『岡山市民病院ケースカンファレンス』はSMA塞栓症の症例でした。

生命予後、QOL予後が厳しい疾患ですが、どういう場合に疑うか、どのように診断をつけていくかを勉強しました。

造影CTがキーとなりますが、腎機能が悪くてSMA塞栓症の検査前確率が微妙な場合、どのような判断で造影CTに踏み切るかなどをdiscussionしました。
虚血性疾患なので時間との戦いでもあるので、こうして普段から頭の準備をしておくことが非常に重要な疾患です。

I内先生、しっかり準備をしたプレゼンテーションのほどありがとうございました。