ライオネス飛鳥が引退する時に自身のベストバウトを尋ねられた時、1984年8月後楽園ホール長与千種と組んでジャンボ堀・大森ゆかり組と戦ったWWWA世界タッグ戦を挙げた。3度目の挑戦でタッグ王座に就いたクラッシュギャルズだった。そういえば中西百重と高橋奈苗のナナモモも3度目の正直でチャンピオンチームになった。
2001年1月の後楽園ホールで三田英津子、・下田美馬にWWWA世界タッグ王者の座から引きずり降ろされた中西百重・高橋奈苗のナナモモ。ナナは渡辺智子と組んでラスカチョにリベンジしたいと言い出した。これにモモそして渡辺も承諾。ダブルの攻撃を考えたいと意欲満々。どちらが上とか先輩とかはなしにしたいと言った。渡辺と組んで試合をするとき自由に出来ると話していた。さて古来日本には二兎を追う者は一兎をも得ずという諺があると突っ込まれていたがナナモモ、ナベナナ両方に思い入れがあったようだ。
前年に前川久美子が渡辺智子を裏切りラスカチョの三田英津子、下田美馬と結託したことに端を発し、堀田祐美子が反全女軍に寝返った。正月のWWWA世界タッグ戦中西百重、高橋奈苗VS三田、下田い乱入して中西を椅子で殴打。しばらくはその動きを黙ってみていた豊田真奈美までもが堀田に続いて軍団入り。堀田に言わせると「今の全女は真面目過ぎて面白くないから殻を自分自身破り前へ進みたかった」面白くない伊藤薫、渡辺智子だが数年前はZAPとして全女を敵に回していた」。その頃よりこの闘争はドロドロしているような気がした。5月から年末にかけて堀田と伊藤の闘争が始まった。
1990年代になると女子プロレスのファン層が女子中高生主体から男性ファンが増えていった。それに対して三田英津子は「厳しい目で見ているからこちらも向上できる」と言っていた。一方ラスカチョーラスオリエンタレスの相棒であった下田美馬はファンレターにああしたほうがいい、こうしたほうがいいと書いてくる男性に「何であんたに言われなくちゃいけないの」と強気だった。
ジャパングランプリ89トーナメントは西脇充子とメドゥーサ・ミッシェリーが勝ち進んだ。この2人はタッグリーグザベスト89では組んで出場している同志。西脇が雪崩式のバックドロップで勝利。この日引退したライオネス飛鳥が返上したWWWA世界赤いベルトへの優先権を獲得した。解説のジャガー横田にとって飛鳥は弟子であり西脇は孫弟子にあたる。