岡耕一郎法律事務所

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順調?

2011-04-30 10:23:20 | 日記
 

 開業して約半年経ちました。

 最近、会う人、会う人に「順調か?」と尋ねられます?

 「お気づかいいただきありがとうございます。」なのですが。

 「順調です」とは、答えられません。

 では、「順調ではないのか?」と言われると、依頼もずいぶんと増えてきましたし、「顧問をお願いしたい」と言ってくださる会社もあります。

 しかし、「順調」とは思えない。

 どうしてか?

 どうなったら「順調」なのか、「順調」の定義がわからないからです。

 どこまでいけば「順調」と言えるのか?

 少し前に「ビジョナリーカンパニー」という大ベストセラーを遅ればせながら読みました。

 この本に「ビジョナリーカンパニー」として取り上げられているのは、フォードやP&G、ソニーなど名だたる大企業なのです。
 
 どの会社も「もっと進歩できる」「このままじゃだめだ」「現在の成功に決して満足してほしくない。それは衰退のはじまりだからだ。」という意欲を持って事業を今日まで継続してきた点が、他の会社との違いだ、と書かれています。

 私が「順調」と言えないのは、この本の影響ではないのですが、私はこの先ずっと「順調です」とは言えず、「もっと○○にしたい」「この点がうまくいかないから不安だ」という気持ちを抱え続けながら仕事を続けるのかもしれないな、と感じています。
 

災害復興支援委員会

2011-04-29 08:56:23 | 日記
 弁護士が被災地の支援に一役かっているという記事を読みました。

 新潟や阪神淡路の際に被災地で法律相談等の支援をおこなった弁護士が中心になって行われているようです。

 自分の持っている法律知識や経験を、被災地で困っている方のために活かせるということで、私の知人の弁護士も大きな使命感を持って被災地に入っています。

 被災者の方々に大きな安心感を与えるような話は、おそらくそれほどできなくて、ジレンマを抱えながらの活動だと思いますが、頑張って欲しいです。
 
 やりがいは大きいのではないかと想像します。

 私は、、、と言うと、今後もし機会があればがんばりたい気持ちはありますが、今できること、、、寄付をして被災地へ入っている弁護士の後方支援をします。


遺言執行者

2011-04-28 10:33:39 | 法律問題
 Aさんは妻に全ての財産を相続させるとの遺言を遺しました。
 その遺言の中で弁護士を遺言執行者に指定していました。

 その弁護士が、Aさんの死亡後、Aさんの長男から妻に対して起こされた調停において、妻の代理人として出廷したそうです。


 この妻の代理人として出廷した行為が不適切として、弁護士会から懲戒処分が下されたそうです。


 本件の詳しい経緯はわかりませんが、夫から「亡くなった後に妻に財産を渡したい。子どもにはやりたくない。」という相談はたまにあります。

 そして、その際には財産を受け取ることになる奥さんも同席されることが多いです。
 
 そういう状況で遺言が作られるので、夫が亡くなった後、奥さんとしては「弁護士は私の味方」という感覚になるのは無理もないと思います。

 ただ、遺言でその弁護士が遺言執行者に指定された場合、遺言執行者は、法律上、相続人間で中立な立場になるため、奥さんの味方として動くことは許されません。

 遺言執行者になった場合には、夫が亡くなって辛い立場にある奥さんの情にほだされて、その勢いで他の相続人との紛争に首を突っ込むようなことのないよう、注意が必要です。

 それ以前に、遺言作成の依頼について、この件でいえば、奥様と遺言者の生前に面識がある場合には、自分は遺言執行者にならない方がいいな、と感じました。

 
 

債権回収

2011-04-27 09:53:34 | 法律問題
 福山市が大阪の弁護士法人に未収医療費の回収を委託し、80万円を回収したそうです。

 約2000万円のうちの80万円ですから割合としてはまだ低いですが、さらに1000万円程度は回収見込みがある、とのことです。

 今までは督促状を送る程度で回収し、今後は法的手続をとるのだと思います。

 私も某企業から多数の個人顧客に対する未収売掛金の回収を委託されていますが、督促だけでもある程度の回収ができています。

 この会社の件も、そろそろ法的手続に移ろうと考えているところですが、法的手続には費用がかかりますので、回収見込みとコストとのバランスをよく考えることになります。

 相手が取引先などの企業の場合には、日頃の信頼関係やちょっとしたやり取りで入金を促すことがまずは重要だと思いますが、いわゆるイチゲンの個人顧客、患者さんの場合には、それほど長期的な継続的取引がありませんから、取引先を相手にするのとは違った難しさがあります。

 きっちり回収する会社だ(病院だ)、という印象を世間に、個人顧客に植え付けることも重要になってくると思います。

 そういった意味では、福山市の回収委託が新聞記事になり多くの市民が知ることになる効果は小さくないと思います。

笑顔の対応

2011-04-26 08:25:04 | 学習
 JR福山駅に、予約済の新幹線の便を変更する手続に行きました。

 いつもは、エクスプレスカードを使っているため、ウェブ上で手続するのですが、今回は発行済の切符を変更するので、久々に「みどりの窓口」へ行きました。

 東京や名古屋での経験上、JRの窓口は「対応が冷たい」というイメージがあり、あまり行きたくなかったのですが、仕方なく行きました。

 福山駅は東京駅や名古屋駅とは全く違う!

 ものすごく対応がソフトだし、手続も非常に迅速にできました。
 
 長い列ができていましたが、ほとんど待つことなく手続ができたし、変更手数料もなにも支払ってないのに「ありがとうございました~」という笑顔で送ってもらい、とても良い気分になりました。

 以前、行き先を間違えて切符を買ったこともあったのですが、その時にも福山駅の改札係員の方が、笑顔で迅速に対応してくれました。

 福山駅、好印象です。

 新幹線のホームがもっと綺麗なら、もっといいんですけどね・・・。あれ、なんとかしてほしいです。