開業して約半年経ちました。
最近、会う人、会う人に「順調か?」と尋ねられます?
「お気づかいいただきありがとうございます。」なのですが。
「順調です」とは、答えられません。
では、「順調ではないのか?」と言われると、依頼もずいぶんと増えてきましたし、「顧問をお願いしたい」と言ってくださる会社もあります。
しかし、「順調」とは思えない。
どうしてか?
どうなったら「順調」なのか、「順調」の定義がわからないからです。
どこまでいけば「順調」と言えるのか?
少し前に「ビジョナリーカンパニー」という大ベストセラーを遅ればせながら読みました。
この本に「ビジョナリーカンパニー」として取り上げられているのは、フォードやP&G、ソニーなど名だたる大企業なのです。
どの会社も「もっと進歩できる」「このままじゃだめだ」「現在の成功に決して満足してほしくない。それは衰退のはじまりだからだ。」という意欲を持って事業を今日まで継続してきた点が、他の会社との違いだ、と書かれています。
私が「順調」と言えないのは、この本の影響ではないのですが、私はこの先ずっと「順調です」とは言えず、「もっと○○にしたい」「この点がうまくいかないから不安だ」という気持ちを抱え続けながら仕事を続けるのかもしれないな、と感じています。