記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

パスタのゆで汁に塩を入れるとか入れないとかコシがあるとかないとかって話

2013-05-17 16:52:20 | Weblog
先週末あたりだったか、やたらと見かけた話題でありまして、今更感が強いのですが色々思ったことをまとめてみました。

事の発端はこちらの記事。
スパゲティをゆでるときは塩なしでOKです(プレジデントオンライン)

要約すると「スパゲティを茹でるときにゆで汁に塩を入れても入れなくてもコシは変わらないことを科学的に証明したよ」というものです。で、ネットでは「知ってたわー、ずっと前から知ってたわー」とか「ていうか塩味つけるためだろjk」とか色々とご意見が出ていた模様です。

で、ちゃんと検証してる人もいました。
All Aboutの土屋さんは、今回の記事が上がるだいぶ前に検証記事を書いてました。先見の明がある!(違う)
ゆで汁に塩を入れないでパスタを茹でるとどうなるか(All About)
結構丁寧に検証されていて、なかなかの良記事。

今回の記事を受けて書かれた検証記事はこちら。
【検証】パスタをゆでるときに「塩あり」と「塩なし」では何が違うの? どう変わるのか試してみた(ロケットニュース24)

まあ個人的には入れなくてもいいんじゃね?とは思いましたが、感情的な話ではなくきちんと検証されてるのを見るとなんだかホッとした次第です。とりあえず次回は塩を入れずに茹でてみます。

さてさて、それで思ったのは、こんなに「コシ」にこだわるのは日本人くらいなんじゃないかなあと。知らんけど。イタリア人でも地域によってはグダグダパスタが出てくるらしいです。
もちろん僕は生粋の日本人で、グダグダに茹だったパスタなんざ食べたくないアルデンター(アルデンテを好む人。いま作った)なんですが、海外(ていうか北米)でパスタを頼んだことがある方はご存知の通り、グッダグダにしっかり煮込まれたものが出てくることが多々あります。こちらで聞いたのは、なんでも中国人は麺類はグダグダを好むそうで、それに合わせて東洋人には(見分けつかないからね)洩れなくしっかり煮込んで出してくれるのだとか。超余計なお世話!でもそういえば中華料理屋さんで食べる麺類ってどれもコシがない気がします。

そうなってくると世界的には麺にコシがあった方がウケるのか、ない方がいいのか、どっちなのか気になります。北米の人って味にあまり拘らないからで、ヨーロッパだとまた違うんですかね。知ってる人いたら教えてください。バンクーバーは中華系の人が多いので、そんな理由で讃岐うどん屋さんがない(出してもウケない)のかなとか色々と想像は膨らみます。

さらに想像は膨らみ続けます。コシがないうどんといえば伊勢うどん。あの独特の太くてもっちりとした麺と甘辛いタレは海外では案外ウケるんではないかと。僕も大好きなんですが、あまりメジャーじゃないですよね、伊勢うどん。でも美味しい(と僕は思う)ので、お伊勢参りの際には是非お試し下さい。赤福もいいけど伊勢うどんもね!
どうでもいいですが、江戸時代に伊勢神宮へ参拝した人の数は最大450万人、日本人の5人に1人が参拝していたそうです。割合的には現在の東京ディズニーリゾートと同じくらいの集客力だそうで、中には子どもだけで行ったりしていたとか。行方不明と騒いでいたら、数ヶ月して帰ってきてお伊勢参りしてたって話もあったそうです。徒歩ですよ?

話がそれ過ぎました。コシの話だけに話の腰が、いやなんでもないです。

コシの話に戻りまして。前に美味しい水餃子の皮の配合について書きましたが、これの元となったのは冷凍讃岐うどんの話でした。冷凍讃岐うどんにはコシを出すためにキャッサバ粉を配合しているそうです。で、本当の讃岐うどんは当然キャッサバ粉なぞ入れません。ではどうしてコシが出るのか。これは長年の謎だったのですが、こないだ日本に帰ったときに買ったdancyuに出てました!
なんでも、こねる段階で何回も折っては伸ばしを重ねることで幾重もの層ができ、それがコシを生むんだそうです。でも途中途中でしっかり寝かせないといけなくてめんどくさそうなのでまだ試してません。また試したら書きたいと思います。

dancyu (ダンチュウ) 2013年 04月号 [雑誌]
プレジデント社


とりとめのない話をグダグダと書いて茹で過ぎのパスタみたいになってしまいました。おしまい。

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