OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

さっさと諦めるか、それでも頑張り抜くか(^^;

2023-07-14 07:38:20 | Weblog
我が家は、もともと兼業農家。先祖代々の土地などという立派なものはなく、祖母と父が、遺産分けで勝ち取った(当時は長男が全部相続当たり前の時代から、兄弟姉妹は均等に分配して相続するという法律の時代への過渡期で、籍の入っていない後妻の祖母と末っ子になる父は、裁判までしてやっと僅かな土地を得たらしい)猫の額のような土地だけを頼りに、自分たちの家を興したらしい。尋常高等小学校しか出ていない父は、とにかく働き者で、農作業の他に、親戚の運送屋さんで助手の仕事をもらったり、知り合いになんやかんやと仕事をもらって、生活の足しにしていたそうだ。母が嫁に来てから、二種の運転免許を取得してタクシーの運転手になり・・・だから、わたしが知っている父は、家にいるときはいつも農作業、それ以外の時はタクシー運転手として働いていて・・・いつ寝ているんだろうと思うほど、ずっと働いていた。母も、父に負けないくらい働き者で、農作業の他、近くの工場でハンダ付けをする女工さんをしたり、ゴルフ場の厨房で食器洗いのパートをしたり、それだけでは足りず、夜は業務用の大きなミシンを使って縫製の請負仕事もしていた。祖母、父、母、今の我が家(実家)を築いた三人は、商売の才覚などというものは欠片もなかったけど、とにかくとにかくただ黙々と働き続けて・・・一人娘の私だけには苦労はさせまいと働き続けて・・・そのおかげで、とんだ怠け者の役立たずが出来上がってしまった(^^;。

本題に関係ない我が家の歴史を長々と書いたのには、一応の理由がある。一つは小規模ながら農地を所有しているということと、にもかかわらず、わたしには農作業の経験がまったくない、ということを基本情報としてお伝えしたかったのだ(^^;。

というわけで、祖母と父が他界し(祖母は私が生まれる前に亡くなっている)、母が体調を崩して野良仕事ができなくなって、「さて困った、農地をどうしよう」ということになるのは当たり前の展開だった。事業を興す才覚のない田舎者なので、他人に運用してもらうしかない。ありがちなアパート経営だとか、ソーラ発電施設などを作った。などというと、たいそうな不労所得を得たように見えるが、自己資金ゼロで始めるのだから、儲けは銀行と事業者がほとんど持って行って、残るのはお小遣い程度・・・多少なりとも年金暮らしの足しになってくれれば嬉しいのだけど・・・

とまた、本題とは関係ない説明が長くなってしまった・・・

と、いろいろ無い知恵を絞って、ある程度の農地転用の方法は決まったけれど、つい最近まで母が野菜を丹精していた家の周りのちょっとした畑が残っていて・・・昨年は、そこが雑草伸び放題の大変な状態になってしまったのだ・・・・

さあ、やっと本題ですっ!!

わたしはそこを、以前から「いつかイングリッシュガーデンのようにできたらな」と思っていたものだから、今年は奮起して、春に、いろんな苗や種、球根を植えたのであります。それが、今頃には、ちょろちょろと花を咲かせたりしてはいるのですが・・・植えた花々より、本来そこで生きてきた雑草さんたちの方がはるかに生命力があり、ちょっと放置していると、みるみるうちに、わたしが育てようとしている草花を覆い隠してしまうのですよ・・・とほほ。

それで、必須になるのが草むしりですが・・・はぁ~・・・無理、ほんと、わたしには無理・・・

作業それ自体は、そんなに苦になりません。いや、かなり腰にはきますが、無心に草をむしる作業は意外に楽しいし・・・時々、イヤフォンでオーディオブックなどを聞きながら作業すると時を忘れますし・・・はい・・・それ自体は、けっして嫌な作業ではないのです。

が・・・体が・・・わたしの体が・・・無理だから、ほんと無理だからっ!!と悲鳴を上げるのです。まず、日光過敏症なので、帽子をかぶっていても首回りが真っ赤に腫れあがり、痒みで寝ていても無意識にかきむしってしまいます。肌が弱いので、手袋をしていてもわずかな隙間に湿疹が出て、これがまた痒い。極めつけが目です。最初は、庭仕事のせいだとは気づかなかったのですが、一度、目が腫れて・・・でも数日で引いて・・・その後また、パンパンに腫れあがって・・・よくよく考えたら、きっかけは庭仕事、一度ひいたのは、雨が続いて、何日も庭仕事をしなかったからだと思い当たったわけです!

ん~・・・これは、わたしの体が、庭仕事に適していないと言わざるをえないのではないでしょうか・・・イングリッシュガーデンの夢、諦めるべきでしょうか・・・

でも、思うのです。わたし、きっと軽く猫アレルギーだと思うんですよね。くしゃみとか、目のかゆみとか、体調が悪い時の湿しんとか・・・たぶん、猫アレルギー、あると思うんですよね。でも、猫との暮らしは止めないし・・・平素は、愛で症状をある程度押さえ込めていると思うんですよね。

つまり、本当に好きなことは、多少、体が拒否しても諦めない! わたしが、あっさりイングリッシュガーデンを諦めようとしているのは、それは本気でこの夢を叶えたいと思っていないからなんじゃないかと・・・ふ~む・・・

まっ、早急に結論を出さなきゃいけないことではないので・・・草ぼうぼうの合間から、ちらほら見える花々を眺めながら、今後について考えたいと思います・・・はい。

それにしても・・・やっぱり、祖母、父、母はスゴイ人たちだと思う・・・それにくらべて、軟弱すぎるんだよな、わたし・・・