写真・四季のたより

風景や花などの写真で季節をお届けします。
政治・社会問題にも目を背けることなく主張します。
率直なご意見歓迎です。

月遅れの木瓜

2011-02-26 18:59:57 | 日記

 長谷寺も東慶寺も木瓜はすでに花期を過ぎていました。
近所でも同じです。
しかしです、我が家の木瓜は今が盛りというかまだまだつぼみを付けています。
一応人並みに1月中頃から一輪二輪と遠慮がちに開花はしていたのですが、いずれも花弁がまるで手荒れのように汚れた状態で、とても撮影する気になれませんでした。
この2~3日、新芽が目立ち始めた頃からまた咲き始め、今度は一応花らしくきれいです。



「雑草だから全部抜いて」と連れ合いはいいます。
「雑草というなの草花はない!せっかくけなげに咲いているのに失礼だ!」
毎年繰り返される会話です。今年も咲き出しました。


梅もますます元気に咲いています。今年はいくつ実をつけることやら。


ニュージーランドの地震、日本人を含むたくさんの方が被災され、本当にお気の毒です。
報道に寄ればプレートや断層が日本によく似ているそうで世界でも有数の地震国だとか。
震源が都市部で深さが3~4kmではよほどの耐震建物でないと耐えられなかったのでしょう。
日本でも、あちこちで救援募金が始まっているようです。せめてそれくらいは仲間入りしたいものです。

北アフリカの情勢も日々目が離せません。
チェニジア、エジプトから始まった民主化の動きは長年の独裁政治に我慢できなくなった国民の怒りが爆発したものでしょう。
原油のほとんどを中東からの輸入に依存している日本は決して遠い国の出来事ではありません。
25年前フイリピンでの「ピープルパワー革命」と称されたマルコス独裁政治を変革したフィリピンでは、アキノ大統領が「実家の大農園を農民に配分する」と約束しながら未だに実行されていないと聞きます。
独裁者を倒したから即民主主義が実現するわけではなさそうです。
中東産油国でも富の独占が民衆の蜂起の原点でしょう。
日本も含めて、貧富の差の拡大はいい加減にして欲しいものです。


三浦の河津桜

2011-02-25 18:46:58 | 撮影会

 京浜急行、三浦海岸駅から三崎口駅沿線にかけて河津桜が話題になっていることは承知していましたが、「三浦市で河津桜はないよ!やっぱり伊豆河津でなければ」と、こだわりを持って一度も行っていませんでした。
 二日前、妻が友人と出かけその写真を見せられて、意図もたやすく考えを改めました。早速行ってきました。
線路の下を通り抜けて小松が池に行きます。
あいにくと今日は春一番が吹く強風で小さな池の水面も波立ち、桜は写り込んでいませんでしたが、少しだけ桜色が出せていると思います。


毎年かもが飛来することでも知られています。
全体を見せ、少しきれいになっていますが率直に言えば少々画像を加工しています。
「好き嫌いでなく、今はそう言う時代」と教える先生もいますが、デジタルカメラの有利な所ではありますが私は画像加工はあまり好きではありません。

こちらはなんの加工もしていません。桜並木を望遠レンズを使ってボリューム感を演出したつもりです。



歩道はあふれんばかりの人並みと電柱、電線、柵等々写真にはなかなかなりにくい場所ですが、桜を楽しむには良いです。
今日は時間がなかったので足をのばせませんでしたが、電車と桜をうまく絡ませて撮れる所があるようです。
跨線橋の上にたくさんのカメラマンが構えているのが見えました。
まあ、そう言う所で自分なりの個性を出すのは難しいですがね。



雨の東慶寺

2011-02-24 17:09:55 | 撮影会

 昨日の長谷寺に続き、今日は東慶寺の梅を撮影してきました。
少し早めに出かけたのと空模様が怪しいのとでしょう、いつもに比べると格段に人が少なく短時間で好きなように撮影できました。

午前9時40分、山門からの景色です。


梅の時期はたくさんの人であふれているのに今日は数人が傘をさして観梅しています。


参道両脇に紅梅白梅が咲き誇っています。

黒い板塀に黄色いマンサクが生えます。隣には赤い木瓜もありこちらも黒塀に似合います。


福寿草はその名からもおめでたい花、お祝いの花と聞いた覚えがあります。
長谷寺ほどの数ではありませんでしたが、参道脇にたくさん咲いています。


境内には、まだつぼみの梅もあるし何よりしだれ梅は一輪も花をつけていません。
まだまだ、これから楽しめそうです。
お寺の梅は観賞がほとんどですが、元々は花木ではなく薬として中国から伝わったといいます。


長谷寺の梅

2011-02-23 19:02:47 | 撮影会

 鎌倉、長谷寺の梅がそろそろ見頃のはずと出かけました。
写真としては真ん中が空いてしまいお粗末ですが、門前からの景色です。
紅梅白梅、河津桜と楽しめます。



以下、2枚はどこで撮したのか分かりません。
鎌倉まで出かけて撮影するのだから「鎌倉を撮せ」と教える先生がいますが、その意味ではこれは失格です。
しかし、福寿草の群落、一輪の木瓜を際だてて、とそれなりの意図は持っているのですが。



今日の花の中でこのマンサクが一番きれいでした。
背景の花頭窓は意識して入れ「これなら鎌倉」と主張したつもりです。







里山 梅が見頃

2011-02-22 19:29:25 | 撮影会

 午前中用事を済ませると少しだけ時間があいてしまいました。
久しぶりにデジタルカメラもって花を求めて歩いてみました。
もうほとんどの梅の木が満開に近くなっています。

根本の土手に落ちる影も入れたく全部を撮してみました。
花桃ではありませんが、紅梅とも違うように見える濃いピンクの花も咲き出していました。
私には、名前が分かりません。

YRP光の丘隧道の入り口(出口)近くに大きなある河津桜が満開でした。

ヒヨドリのように見えましたが、10羽以上はいたとおもいます。花密を吸っていました。


夕方、葉山に用事があり、こちらも久しぶりに帰りに秋谷立石に立ち寄ってみました。
駐車場に入ったのは4時半頃でしたが、富士山どころか伊豆半島も、伊豆大島さえ見えません。
しかし、雲はないので、これは日が落ちる頃には見え出すのではないかと期待を込めて、車内で待ちました。
案の定、太陽が低くなるにつれ富士山が靄の中から見えだしてきました。
「じゃ、撮ろうか」と撮影ポイントに行けば来たときから三脚をたてていた人の他に、あちらこちらからカメラ片手に人が集まってきます。

この構図では、今日の条件では言われないと富士山がどこにあるのか分かりませんが、海面に延びる日の光はきれいです。

この写真が5時40分頃です。
三脚を立て、完全防寒であと30分~1時間待てばもっときれいなシュリエットとなりますが、今日はデジタルカメラだけだし、防寒対策もないのでこれにて終了です。
少し富士山に失礼でした。


富士山撮影&スキー 2月16日

2011-02-17 15:25:07 | 撮影旅行

 16日の朝は、5時起床。5時半のつもりで目覚ましはそこに合わせていたのですが、孫娘は毎朝5時起床とかで、その声で起こされました。
まずは外を確認、富士山に雲は何もなし。今シーズンこんな朝は初。予定は湖畔で7寺まで撮影し、そのあとはホテルの案内でダイヤモンド富士の撮影です。
精進湖は半分結氷しており、湖水部分には富士山が写り込んでいます。
本当はもう少し右側に移動したかったのですが、そこには同じホテルに泊まっている大型観光バスで関西方面から来た「富士山撮影の旅」の人たちがたくさん。

厳寒夜明けの富士山です。時に午前6時20分。もう少し焼けて欲しかったけれど、今シーズンはこれでも最高の部類。
午前7時、ホテル玄関前へ。ここからホテルの車でダイヤモンド富士が見られる所に案内してもらいます。
車に乗ったのは我々夫婦だけ。過去何度かは他の人もいたけれど。
精進湖から朝霧高原方向へと走らせます。本栖湖の近くで「右側を見てください!」と案内してくれます。
「オウッ!」思わず声が出ました。南アルプスが・・ウン?北岳?一瞬で見えません。
国道をはずれて、ズンズン雪道を登っていきます。止まった所は農道のような広くない凍った道。
「ここで撮してください」ここでと言われても、車が来たら?
「おそらく来ません、でも一応三脚はなるべく道の端に」と言われ、除雪して積まれた雪の中に三脚を立てます。
これは贅沢な撮影です。すべて機材は振り向けばそこに止まっている車の中にあるのですから。
日が昇ってくるまでも楽しみがあります。富士山の表情が変わってくることが最高ですが、流れていく雲も様々に変化していきます。
7寺56分「出たっ!」山頂から少しずれた左肩。これでは本当のダイヤモンドではない。しかし、まあこの程度は「想定内」か。

フイルムが終わり日も高くなってきたので車に乗り込もうと三脚を片づけていると「こっちを見てください」と振り返るよううながされます。
目の前の雪原が朝日にキラキラとかがいています。その向こうには南アルプスが。
急いで新しいフイルムをセット。

すべての撮影が終わってホテルに戻ったのは8時半過ぎ。玄関で娘と孫がお出迎えです。そのまま食堂へ。
このホテルは撮影のために朝食が遅れること承知していてくれるのです。

今日も再度スキー場へ。
今日は私もスキーをすることに。雪を見、娘が滑るのを見て血が騒いだ、と言えば格好は良いですが、できるかな9年ぶりだからと一抹の不安も。

今日もゲレンデから富士山がきれいに見えました。
しかし、私の滑りはお粗末でした。
子供をおぶって滑っている娘についていくことができないし、バランスを崩して転べば背中で笑い声が聞こえる、と。
もう!駄目です!スキーはしません!卓球と写真だけで行きます。
富士山の正面には南アルプスとゲレンデの上では遠く八ヶ岳まで見えました。




富士山撮影&スキー 2月15日

2011-02-17 14:22:40 | 撮影旅行

 2月15~16日、次女母娘とともに撮影とスキーに出かけました。
元々は「近場にスキーに行かない」と次女からの誘いでした。
 小学二年生から毎年スキーに連れて行き、私が50歳を過ぎたあたりからは職場でも一緒に行く相手がいなくなると、スキーもできない父親にしたくなかったのか、年に一度ずつ私につきあってくれていました。
 定年してからは、私の方が体力的に一緒には滑ることができなくなり、いつの間にか私はスキーをやめていました。次女の方も出産で二年間スキーには行くことができずにいましたが、「私の最大の楽しみはこれ!」と今年1月に1歳9ヶ月の娘を連れて親子3人でスキーを楽しんできたのですが、二年間のブランクを取り戻したく今回の誘いとなったようです。
 富士山撮影ができることが条件ですから、行き先は自ずと限られます。記憶が正しければ以前は「富士山天神スキー場」と言われていた所で、現在は冬はスキー場に夏はユリ園となっています。

これは今回のスキー場全景です。



ユリは昨年夏撮影の物です。
スキー場写真の右側杉林の間を撮影した物です。
 15日は、写真で見るように快晴ですが、14日深夜から降り出した雪の影響で到着が大幅に遅れてしまいました。
東名高速御殿場ICまでは普段より多少時間がかかった程度ですみましたが、御殿場市街を抜け東富士五湖道路に至る山間部で大渋滞に巻き込まれてしまいました。
冬用タイヤでもなしチェーンもない車が動けなくなっていたり、事故も1件目撃し、料金所ではチェーン規制のため1台1台停車させて確認しているための渋滞でした。
有料道路は普通に走れましたが河口湖からまた渋滞。除雪した雪が道路脇に積み上げられている分道路幅が狭くなっていたり、私も含めた雪道走行初心者の下手な運転が原因のようです。
 通常2~2時間半程度で行かれる所4時間半もかかってしまい到着したときにはまず昼食となっていました。

ゲレンデの風景です。
 祖父母が孫娘を遊ばせ、次女は一人滑るものと思っていましたが、1月野沢温泉スキー場ではおんぶして滑ったようで、孫娘は雪を見たら当然そうするものと決めているようで、雪遊びは見向きもしません。
 「良いよ、おんぶするよ」と最初からそのつもりもあったのでしょうおんぶひもを持って来、リフトに乗り込みます。
リフトに乗ってから降りてくるまで10~15分程度の狭いゲレンデ、とは言うものの10kgの子供を負ぶっては当然安全第一の滑りと思ってみていれば普段通りの滑走で降りてきます。
 
 夕景撮影に間に合うようにスキーは切り上げてもらい精進湖に向かいます。富士樹海道路は除雪されていません。日陰部分は凍結しています。かなり緊張しての運転となりました。
 ホテルは精進湖と富士山が眼前の所。当然部屋からも十分見え、かつては部屋のベランダから撮影したこともあります。
湖畔は雪原です。5時前、そろそろ日が落ち始める頃女3人は風呂へ。私はカメラ・三脚を手に湖畔へ。
誰の足跡もない新雪を踏んで進みます。足首ぐらいまで沈みます。もちろん足下は防寒用長靴です。
湖畔まで行くつもりでしたが、途中で新雪から枯れ草が飛びだしているのが見えました。
これを前景にして撮影することに。
撮影に夢中になっていてふと時計を見れば早5時30分。これは大変と片づけ。
部屋に戻ると「お父さんが富士山に夢中になるわけが分かったよ!きれいに見えた!」と次女。そうか!それは何より!

雪を踏みしめ、片づける際三脚が氷ってしまいなかなか仕舞えないほどの冷え込んだ所での一枚。
好きじゃなければできやしない!!


ひな人形

2011-02-11 17:34:51 | 日記

 少し遅れてしまいましたが、今日ひな人形を出しました。

 三十数年前「女の子が二人もいるのに、人形がないなんて!」と同居していた母が資金提供してそろえたものです。
かなり高価なものを買った記憶がありますが、そのせいか人形にはどこも痛みがありません。
娘二人が独立し、特に母が亡くなった後は飾ったり出さなかったりと、どうでも良くなっていましたが、昨年からは出すのが当たり前となり、今年などは意気込みが違うせいか二時間もかからずに終わってしまいました。
 問題は1歳9ヶ月の女の子が見てどう反応するかです。喜ぶのか泣き出すのか?人形を投げ飛ばすか、首を引き抜いてしまうか。階段と間違えて登り出すか。
まあ、まだ分からないでしょうね。無反応でしょうかね。

10日、1時間ほど時間をつぶす必要に迫られ、中央公園の梅を撮りに行きました。
野比・長沢では多くの木が7~8分咲きですが、少し高台の影響もあるのか、まだ2~3分咲きでした。


幹の曲線と花の付き方に目を奪われた一枚です。


90mmマクロレンズでの撮影です。反逆光の透過光で上品な紅梅の色を出したつもりです。背景の枝が邪魔です!
この枝をよけようと左右に動いてみたのですが、枝をかわすと花の色が白くなってしうのでこれで妥協です。


こちらもマクロレンズです。
花びらよりもシベがのびている所を撮りました。

梅は、枝が四方八方に伸びるので木全体を撮るとただうるさい写真になってしまいます。
プロはその中からきれいな所を切り取りますが、それがなかなかできない当方としてはクローズアップに逃げてしまいます。


ダイヤモンド富士 2月9日

2011-02-09 18:39:26 | 撮影会

 昨夜半から雪!
「予報では朝6時にはやみ青空ですから、朝の撮影に間に合うかも」とはオーナーからの情報でしたが、8時過ぎても雪が降っています。
雪道をまた湖畔まで歩きました。



なぜか「研修所」の看板のある敷地に灯籠があります。


枯れ葉に花が咲いたようです。


今日は富士山は一枚も撮影できませんでした。
まあ、念願のダイヤモンド富士の撮影は一応成功ですからこの辺で妥協すべきか?やっぱり紅富士が撮れなかったから再挑戦か。
オーベルジュ 秋桜オーナーのお話では「2月中は大丈夫ですよ」とのこと。
悩ましいナー。


ダイヤモンド富士 2月8日

2011-02-09 18:04:32 | 撮影旅行

 富士山撮影は通常は朝と夕方です。
日中はどうしてもかすんでしまいスッキリとした富士山にならないからです。
ですから、泊まった朝は5~5時半頃に起床し、外の様子を確かめます。
冬の冷え込んだ朝は「紅富士」と称される、雪の部分が濃いピンクに染まります。
5時、6時カーテンを開けてみますが富士山は雲の中。
また空振り。デジカメだけ手に湖畔まで歩きました。と言ってもせいぜい3~4分の距離です。
山中湖の白鳥は人慣れしています。
遠くにいるのを見かけ、そーと近寄って撮影しようと忍び足で寄っていくと、白鳥の方がこちらに近づいてきました。
聞けば、餌付けされているので人を怖がらないのだそうです。それときっと意地悪なこともされていないのでしょう。


今日は元々予約してある日です。昼間は撮影はしないのでどこかで楽しみを見つけなければいけません。
過去にも、富士山4合目まで行ったり、富士山撮影の大家「岡田光陽写真美術館」などを楽しんできました。
今日は河口湖にあるオルゴール館に行くことに。
1800~1900年初頭の主にドイツやスイス製のオルゴールが展示されています。
屋外では噴水とからくり人形が音楽に合わせて来館者を楽しませます。
ホールでは年代物のオルゴールと弦楽三重奏の演奏がありました。
また、別のホールでは、600本のパイプを使用しているパイプオルガンの演奏も楽しめました。
こちらはびっくりするほど大きな音量です。


3時半、今日こそはとカメラをかついで湖畔へ。
山頂の真ん中に太陽が沈みそうな場所にはすでにたくさんのカメラマンが三脚をたてています。
近くの邪魔にならない所に段取りを始めます。
「今日は良いぞ!」思い、うきうきとカメラの準備です。周りも昨日の沈んだ雰囲気ではありません。
山頂に太陽が沈むのは午後4時16~18分頃。
と、山頂の真上に一塊りの雲!さらに下からは雲がわき上がってきます。
「おい、おいやめてくれ!」「エーまたかよ!」周囲から自然に声が発せられます。
イヤイヤよく見れば彩雲風。これも捨てたものではない。
と、言うわけでこの一枚。


そして予定通り16時19分頃山頂へ厳かに。
それにしてもこんなダイヤモンド富士は初めてです。
残念ながら「傘雲」ではありませんが、まあそれに近い雲がかかったダイヤモンド富士とは。
添付写真はデジカメ撮影のものです。フイルムの出来上がりが楽しみです。