名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

名塔を巡る・滋賀Ⅲ

2013年05月31日 | 日記

長命寺・・・西国30番札所・湖岸から一気に808段を登り詰めると本堂と三重塔・護摩堂・鐘楼などが重要文化財です。ご本尊は十一面・聖観音・千手観音(重文)です。三仏堂には阿弥陀・釈迦・薬師如来の三仏が祀られています、琵琶湖の眺望が疲れを癒します。三重塔は慶長2年(1597年)に再建。

常楽寺・・・本堂・三重塔は国宝です、紫香楽宮の鬼門鎮護として造営。湖南三山の何れの寺院も本堂は国宝です。仏像群は貴重なものが残されており一見です。三重塔は応永7年(1400年)に創建です。

見寺・・・織田信長の安土城築城の際に移築し建てられた、今は仁王門(重文)と三重塔(重文)が残されています、三重塔は享禄3年(1454年)建立・甲賀・長寿寺からの移築です。本堂跡からの琵琶湖の眺望は信長も見たであろう絶景でした。

名塔を巡る・滋賀Ⅲ


名塔を巡る・滋賀Ⅱ

2013年05月23日 | 日記

湖東三山は西明寺・金剛輪寺・百済寺で国宝・本堂と国宝・重文の三重塔・名園が見事です

西明寺・・・紅葉の名所で国宝・本堂は鎌倉時代初期と国宝・三重塔は鎌倉時代後期に飛騨の匠により建立されました。二天門(重文)には広目天・多聞天(重文)が、本尊は薬師如来(重文)です、多くの寺宝が拝観できます。

金剛輪寺・・国宝・本堂横にある紅葉は「血染めの紅葉」として知られ真紅に染まります、本堂から見上げると三重塔(重文)があります、室町初期の建立です。

百済寺・・・塔はありませんが本堂(重文)を巡り、名園からの眺望は素晴らしいです。

名塔を巡る・滋賀Ⅱ


名塔を巡る・滋賀

2013年05月23日 | 日記

名塔めぐりの旅・奈良・京都に続いて滋賀を巡る

石山寺・・・国宝・多宝塔は建久5年(1194年)鎌倉時代の建立、国宝・本堂の内陣は平安時代で外陣は桃山時代である・堂内「源氏の間」は紫式部が源氏物語を書いたところと伝えられる。鐘楼・大門は鎌倉時代初期の建造でいづれも重要文化財です。西国霊場13番札所でもある。

園城寺・・・三井寺とも呼ばれ西国霊場14番札所・国宝・本堂は桃山時代を代表する名建築です、鐘楼は近江八景「三井の晩鐘」で知られる、閼伽井屋は天智・天武・持統の三天皇が産湯に用いられたいう泉が湧く・寺名のゆかりでもある、三重塔(重文)は室町前期の造営で奈良から移築された。観月舞台からの琵琶湖の眺望は素晴らしい。

 

名塔を巡る・滋賀


名塔を巡る・京都Ⅴ

2013年05月10日 | 日記

醍醐寺・・・上醍醐が開祖・理源大師(弘法大師の孫弟子)の庵を建てた薬師堂・五大堂・准胝堂がある。湧きでた醍醐水の謂れがある。下醍醐には国宝・本堂と国宝・五重塔そして三宝院があり、表書院は国宝でその庭園は名庭である、霊宝館には寺宝が多数あり桜に時期に是非。五重塔は京都府最古の木造建築で天暦6年(952年)の創建です。

東寺・・・教王護国寺・弘法大師が開いた、大講堂の立体曼荼羅は真言密教の世界を表す、金堂(国宝)の薬師三尊と共に深く心に響く。国宝・五重塔は創建当時から落雷により五代目である、日本一の高さを誇る、創建は寛永20年(1643年)です。

両寺とも世界文化遺産に登録されています。

名塔を巡る・京都Ⅴ


名塔を巡る・京都Ⅳ

2013年05月03日 | 日記

京都府の南端・当尾には名刹がある、南都奈良に近く奈良の文化の影響が強い。

浄瑠璃寺・・・寺名は薬師如来の居所「東方浄瑠璃世界」に由来する。浄土式庭園の池を中心に国宝・本堂には九体阿弥陀仏を安置する、四天王像・地蔵菩薩・吉祥天など国宝・重文の仏像が多数拝めます。国宝・三重塔には薬師如来が安置・建立は治承2年(1178年)です。

海住山寺・・・国宝・五重塔は初層に裳階があるのが特徴です、建保2年(1214年)建立。ご本尊は十一面観音(重文)です。四天王立像は東大寺鎌倉復興像の模刻とされ極彩色です、経堂も重文です。

岩船寺・・・あじさい寺としても有名ですが、鎌倉時代の重文の石塔が多数あります、三重塔(重文)は嘉吉2年(1442年)建立です・本堂には多数の貴重な仏像が拝めます。

 

名塔を巡る・京都Ⅳ