キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

三日月が満月になれるか

2014-06-28 09:09:19 | Weblog

”豚も煽てりゃ木に登る”というが、登ってしまったのが滋賀県知事嘉田だ。2012年小沢に唆されて傀儡になり新党、日本未来の党を結成して代表に収まり第46回衆院選に出馬、公示前の61議席を9議席に減らす惨敗だった。その後、未練がましく党代表を続けていたが、滋賀県議会が”党代表と県知事の兼務解消を求める決議”を可決した為、党代表を辞任した。嘉田が優柔不断で3選出馬を明らかにしなかったので、機を見るに敏な民主党衆院議員三日月大造(43)(滋賀3区で敗れ、比例近畿ブロック復活のゾンビ議員)が5月6日衆院議員を辞任、民主党を離党、知事選に無所属で打って出た。三日月は支持率低迷で先の見えない民主党を見限っての出馬だから、民主党臭を隠すのに懸命だ。民主党の推薦や支持を断り、民主党議員の応援や演説も『お断り』している。1ヶ月前まで民主党衆院議員だった事実は隠しても隠し切れるものではない。滋賀県の有権者を愚弄する行為ではないか。地方選挙では政党隠しが多い。滋賀県知事選立候補者3名全員無所属だ。小鑓隆史(47)は自公推薦、坪田五久男(55)は共産党推薦で共産党隠しまでしている。滋賀県は元来自民党の選挙地盤が弱い。2009年の衆院選では4小選挙区、全て民主党に独占された。第2次安倍内閣発足後の与野党対決構図の国政選、知事選では自民、公明の4勝1敗だ。26日告示、7月13日投開票の滋賀県知事選、自民、公明両党幹部が全面的に応援している小鑓に対し、民主党隠しで戦う三日月だが、勝って満月になるか、それとも新月になって消えてしまうか。選挙戦は後18日ある。写真はウシガエル(食用蛙)で大きな蛙で大食漢、口に入る大きさの生き物は、呑み込む。鳴き声は牛に似て相当遠くまで聞こえる。


『最後は金目でしょ』これも真理

2014-06-20 12:58:57 | Weblog

国会は多弱の野党が分裂騒ぎを起こし、あっちではみんなの党、こっちでは日本維新の会と立て続けに離れたり、くっ付いたりしている。辛うじて野党第1党の座にある民主党も海江田担ぎの続投左派とこれを代えようとする右派が角突き合わせをして、党内では、まだ火種がくすぶっている。1強の与党は多数を握って安定しており、集団的自衛権の解釈見直しでも公明党が創価学会の意を酌んで、駄々を捏ねているが、これも時間の問題だ。安倍政権も組閣以来失言大臣が出ないので安泰だったが環境相石原伸晃がやってくれた。石原親子、最近、維新の会分割騒ぎでオヤジの慎太郎は何かとメディアを賑わしている。倅の伸晃環境相が話題を取ろうとしての失言ではあるまいが「最後は金目でしょ」と記者会見でやった。福島原発の除染廃棄物の中間貯蔵施設を巡り、福島県との交渉が難航しており、補償の話が多かったので、つい本音が出たのだろう。石原伸晃も親譲りで結構鼻っ柱が強い、当初は発言撤回を拒んでいたが官房長官から「誤解されないようにするのが当然」と指示され、野党が問責決議案を参院に提出するに至って、参院環境委員会で、自らの発言について、「品格を欠き、誤解を招いた」と謝罪し、撤回した。また国会閉会後に福島県を訪れ、県民らに謝罪する意向も表明した。この『金目発言』に小躍りしたのが民主党、共産党、社民党の連中だ。巨大与党に手も足も出ないので、切歯扼腕していたのに降って湧いた石原『本音は金目』失言は有難かった。失言が一番期待されていた麻生副総理ではなかった。まとまりが付かない野党が、今回は珍しく全野党一致で問責決議案を19日参院に共同提出した。今日20日参院本会議で自民、公明両党の反対多数で否決される。久し振りに喜んだ民主党、鬼の首でも取ったようなはしゃぎようだった。決議案は参院議員から参院事務総長に手渡されるのが通常だが、民主党のヘボにより、民主党職員から参院職員に渡すというヘマをした。一方20日午前衆院に提出された石原環境相不信任決議案は20日午後衆院本会議で自民、公明両党の反対多数で否決された。金では沖縄、普天間基地の辺野古移転に関して沖縄仲井間知事は渋面を続け、首を縦に振らず、返答を先延ばしして焦らし、政府から2021年まで毎年3000億円の大金の助成金を取り付けた。世間では交通事故などになると必ず補償で揉める。被害者は加害者に『誠意を示せ』と迫る。この『誠意』とは『カネを多く払え』との『寓意』である。あの角栄の政治哲学『政治は数であり、数は力、力はカネだ』これを実践したのが小沢一郎だ。昔から”地獄の沙汰も金次第””黄金の鍵で開かない錠はない””建前と本音の使い分け”これが娑婆だ。写真上は甲羅干しのミシシッピアカミミガメ、下は甲羅干し中のカメの甲羅にチャッカリ乗るのがいる、下のカメは甲羅干しが出来ぬので嫌がって回り出す、180度回るとバランスを崩して2匹ともドボンと水中に落ちる。隣のカメはこの様子を横目で見ながら我関せずと干している。

 

 


挑戦者海江田、軽くジャブでいなされて・・・

2014-06-13 14:52:47 | Weblog

党首討論は役者が違った。民主党内の左派の神輿に乗る海江田は代表交代論いわゆる、海江田降ろしの右派にもご機嫌を損ねてもいけない。両者のご機嫌取りに終始しているから、党の見解ははっきりしない。首相が「民主党の立場を説明して貰ったが、果たして立場がどこにあるのか判らない。近隣諸国でもし紛争が起こって、逃れようとする邦人を輸送する米国船が襲われた時に、能力があるのに自衛隊が守らなくてもいいのか・・・」との問いに、海江田は「日本が戦闘行為に加担するのは、戦争が始まるということだ・・・」と戦争になる、若者が血を流すなどとの常套句の感情論だから噛み合わない。特に海江田は声を張り上げ、絶叫したが内容が伴わない。党首討論をボクシングにたとえれば挑戦者海江田が、チャンピオンに軽くジャブでいなされた図だ。翌日、首相は自民党当選同期の衆院議員との会食で「安全保障は海江田さんの得意分野じゃないから気の毒だった。民主党からの拍手も少なかった」と同情したそうだ。これじゃ、勝負にならない。一方与党の公明党だが山口、北側が「公明党内の意見が十分ではない。国民の理解を求めていくことが大事だ」などと引き延ばし戦術をしている。12日の参院農林水産委員会で首相は「与党で集中的に議論して決めるべき時は決めるのが責任与党のあり方だ」と答弁、強い決意を述べた。世論調査では賛成が6割に達している。一般国民の方が一部の与野党議員より、国際情勢を理解しているようだ。公明党は創価学会の政治部だから学会の意見で動いている。共産党と同類で選挙演説は『金太郎飴』で皆同じだ。号令一下で動き、議員数も少ない公明党が意見統一に時間が掛かるとの言い訳は、公明党の存在価値を高め、先延ばしする魂胆だ。みんな、維新などは賛成の意向だ。そうなると公明党の立場はどうなる。先延ばし戦術の転換に出るようだ。


党首討論で広がるか『海江田下ろし』

2014-06-10 14:37:40 | Weblog

庭師の渡辺が邪魔な枝を剪定しようとした所、枝(江田)が跳ね返ったので渡辺は大ケガをしてしまった。お陰でみんなの党は割れ、渡辺アジェンダの影が薄くなって見えない。その江田の余震は日本維新の会(何とオオゲサナ名よ)に及びこの度メデタク分割した。お陰で民主党は辛うじて野党第一党を維持しているが、結党以来の『寄せ鍋のごった煮党』が内紛の煙が立ち始めている。民主党もエダが付く海江田代表が1年前「目に見える成果がなければ代表を辞任する」と述べた。1年近くなるが、相変わらず不人気が続き、党勢は一向に回復しない。各社の世論調査では民主党支持率4.5%程度で共産党と大差ない。これじゃ、もう一度政権を執るのは”夢のまた夢”だ。海江田経産相の時、総理カンカラに無視されて、予算委員会で悔し涙を流し、掌に『忍』の字を書いて挙手した事もあった。折角党代表になれたのに1年程度では辞められぬ、利用されている旧社会党G15人、大畠G15人、旧民主党G15人、菅G10人の各グループに担がれ、代表の座を死守し、続投したいようだ。海江田代表の退陣と民主党を割っても構わぬと公言した前原誠司、『海江田下ろし』に舵を切ろうとしている。先ず己の前原グループ約20人野田G約15人、細野G約15人、長島G約10人の各グループと『6人衆の岡田、安住、玄葉、枝野など』に働き掛けている。11日の党首討論会で前回のように安倍にやられたら万事休す、党内の『海江田下ろし』が広がる。党首討論に負けないようにと桜井政調会長を相手に稽古をしたそうだが、付け焼刃は剥げやすし。さてその効果はどうだろう。写真は東御苑。


『竹取の翁』はさて何歳?

2014-06-07 13:54:57 | Weblog

東海道に面して冨塚八幡宮(延久4年、1072年に冨塚山中に創建)がある。孫の初宮参り(産土参り=うぶすな)で参詣、宮司に祈祷をお願いした。社殿に登る左側に、嘉永2年(1849年)に建てられた『鎌倉を いきて出でけむ はつ松魚(がつお)』『芭蕉翁』と刻まれた松尾芭蕉の句碑が建っている。この『翁』が気になった。広辞苑では①男の老人。おきな。②男の老人の敬称。「蕉翁・福沢翁」とある。芭蕉は寛永21年生~元禄7年没(1644~1694)だから50歳で亡くなっている。門弟の森川許六が描いた肖像画が芭蕉を忠実に描き、晩年の顔立ちだろうと言う。62歳下の蕪村の描いた奥の細道図の芭蕉はかなり老けている。敬意を込めて『芭蕉翁』としたのだろうが、寿命が短かったので40歳越せば『年寄り』と見られたのだろう。シェイクスピア(1564~1616=52歳)も『沙翁』と表現したが最近お目に掛からない。『福沢翁』の福沢諭吉(1834~1901=67歳)。芭蕉が尊敬していた杜甫(712~770=58歳)『古希』の出典、詩『曲江』「・・酒債尋常行處有 人生七十古来稀・・」とあるが、<この人生70歳まで長生きすることは滅多にない、今のうちに楽しんでおきたい>まるで自棄酒だ。詳細は判らぬが江戸時代の平均寿命は40歳位で昭和20年頃でも50歳位だった。”船頭さん”という唱歌は昭和16年(1941)だ。♪ 村の渡しの 船頭さんは 今年60の お爺さん・・やはりそう長生きではなかったようだ。"今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。・・・”の『竹取物語』(成立推定年900年頃、作者不詳)の『翁』は、さて何歳だっただろうか?現在日本は世界一の長寿国になって平均で84歳、男80歳、女87歳だそうだ。健康で長生きするのは結構だが、ただ長生きを一概に『メデタイ』と言っていられぬ現象が起きている。医療、介護費の増加は現役世代の負担を増やす一方だ。長生きすれば当然認知症になるのも増える。俳諧ならぬ徘徊する認知症の行方不明者に関する集計を2012年から実施して9607人だった。13年は1万322人で1万88人は昨年中に警察の捜索などで見付かったが今年4月30日時点で151人の所在不明だとは警察庁の発表だ。警察といえば高齢者の万引きも年々増加の一途だ。交通事故の加害者も被害者も増えている。高速道を逆走するのも現れた。これは避けようがない、恐ろしい限りだ。残念だが”亀の甲より年の劫”は昔の諺のようだ。現在はどうも”長生きは恥じ多し”だ。”長生きは社会の迷惑”にならぬように願いたい。写真のカメはミシシッピアカミミガメ。輸入してペットショップや縁日の屋台で『ミドリガメ』(子ガメの時は美しい緑色をしている)として売られて、大きくなり手に負えなくなり無責任に川や池などに放すので今やカメの殆どがミシシッピアカミミガメになった。日本在来種のイシガメはこれにやられて2012年準絶滅危惧種に指定。輸入禁止になる予定だそうだ。お役所仕事、何事も決定が遅い。


仁義なき闘い

2014-06-06 18:22:31 | Weblog

木に竹を接いだ橋下一家と石原一家の合併は端から無理があった。年の差離婚と言えば、ソレに近い。みんなの党のアジェンダ渡辺を踏みにじって飛び出した『結いの党』江田憲司との合流を急ぐ橋下が石原一家を体よく追っ払って、『日本維新の会』が割れた。橋下一家が37人、衆院31人(地方区11人、比例20人、参院6人(地方区2人、比例区4人)一方の石原一家は23人、衆院20人(地方区3人、比例17人)参院3人比例。無所属を決めた衆院2人も比例だ。合計62人中比例当選が46人だから74%だ。選挙中はコメツキバッタよろしく頭を下げ、握手をしまくって、やっと当選した地方区議員の苦労からすれば、比例当選の連中は気楽なものだ。トコロテン式に当選する。その比例当選の議員が離党するのは選挙公約違反であって、国民に対して詐欺行為ではないか。ざっと顔触れ見れば比例だから当選できた連中だと納得できる。小党を離合集散させて政治面の話題を提供している『結いの党』江田が密かに狙うのは小党を束ね、チャッカリ”お山の大将”になる、夢想には程遠い。安倍安定政権が続く現在、解散総選挙はないが、次の選挙が厳しい面々、どの党が有利かと鼻を利かせてアッチに付いたり、コッチに付いたり、野党再編の大義名分の陣取りゲームが展開される。主を失い、仲間割れした『みんなの党』が草刈場にならぬか。写真はドクダミの群生、下はヤマボウシ。


ルーピーポッポを担ぐ、民主沖縄

2014-06-01 16:15:14 | Weblog

”目を疑う”という慣用句があるが文字通り、驚き且つ呆れた。”あいた口が塞がらない"ともいう。こともあろうに、あのルーピーポッポを沖縄県知事選に担ぎ出すという、浮世離れした夢のようなお話だ。産経によると、<民主党沖縄県連代表の喜納昌吉元参院議員(比例で1期、鳩山の子分)は31日、那覇市で鳩山元首相と会い、11月に想定される沖縄県知事選への出馬を正式に要請した。県連の上里直司幹事長によると、鳩山は「持ち帰って検討する」と答えた。3月にも要請したが返事がなかった。県連は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する候補者として、鳩山に出馬を求める方針を常任幹事会で決定、シンポジウム出席のため那覇市を訪れた鳩山に要請書を手渡した>とある。市街地にある普天間飛行場を県民の危険を避けるため辺野古に移転する計画案だ。民主、共産党の連中は米軍基地に反対の立場だから、移転ではダメだ。何が何でも基地を撤去して米軍は去れの一点張り、中国が尖閣を盗れば、次に沖縄を狙っているのは明白だ。フィリピンでは1991年スーピック海軍基地とクラーク空軍基地が返還され、米軍はフィリピンから撤退した。クラークは火山噴火で使用不能になったものだ。スーピック基地を米国は使用期限の延長を望んだが、フィリピン上院が拒否した為同年11月返還された。米軍が撤退して干渉されないと読んだ中国はフィリピンが領有権を主張していた南沙諸島の環礁のミスチーフ礁に建造物を一方的に構築した。その後施設を拡充して軍隊を駐留させて占領してしまった。旧式の駆逐艦1隻しかないフィリピン海軍は抵抗も出来ず、撤退してしまった。中国にすれば”赤子の手を捻ねる”より容易いものだった。チベットは中国に弾圧され、蹂躙され続けている。チベット族の抵抗は”竜車に向かう蟷螂が斧”。中国は漢人を移住させて中国化を急いでいる。新彊ウイグル自治区でも圧制に対して命懸けの抵抗が起きている。ルーピーポッポは「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」などと公言していた。こんなルーピーを担ぎ出す沖縄の一部のセイジヤ、容共、媚中派が中国の手先となり県民の味方を装い、日常的にデモを繰返し、反米、反基地、反自衛隊へと県民を煽動している。