★桃源深更深★~paradise into deep~

路は桃源に入りて深くして更に深し♪

Andrej嬢とCandy Darling嬢。

2012-04-06 02:39:56 | 観る
あーもーなんか今日はプチへこむことがあれこれと。。。


まぁそれはうっちゃっといてー。

今日は、先日ご紹介したAndrejくんのインタビューの中で言及されてたCandy Darling嬢について☆

ののてぃ、彼女の名前だけは前から見知っておりました。

一時期よく聴いてたLou Reedの歌の中に彼女の名前が登場してたので。

ただ、人物像についてはあんま知らなんだので、今回ちょっと調べてみますたぉ☆


彼女は60~70年代に活躍した、とある界隈では伝説的な女優さん。

男の子から女の子に性転換された、いわゆるtranssexualです。

Andrejくんと同様、男子に生まれてきたのは何かの間違いじゃないかって美貌と色っぽさの持ち主。

      

とっても綺麗ですよに・:*:・(*´艸`*)ウットリ・:*:・

そりゃAndrejくんと引き合いにも出されるよな~って感じ。ってか単純にちょっと似てるしね。

ちなみにAndrejくん、去年Candy Magazineで彼女に扮してはります☆

        

オマケのオフショット☆

 


Candy嬢、話し方がとっても上品で声もかわゆらしいの♪

↓はAndy WarholのFleshって映画の一場面☆

Candy Darling in Flesh


AndreAndre連呼しててちょっとドキッとしますが…☆( ̄∀ ̄*)

Andy Warholに気に入られてこのFleshを始めとする彼の映画に出演、その美しさと特異性でもって一躍スターダムにのし上がるんやけど、

白血病にかかってしまい、なんと29歳という若さでこの世を去っています。。。


彼女にまつわるエピソードがなんだかどれも切ないの。

性の問題とか、若くして亡くなってることもそうなんやけど。

Lou ReedがThe Velvet Underground(ウォーホルプロデュース)ってバンド時代に"Candy Says"って歌を作ってて、

その歌詞とか読むと、胸が締めつけられる思いがします。



キャンディは言う わたしはこの身体が大嫌いなの
この世でこの身体が求めるもの全てが大嫌い               
キャンディは言う わたしはね みんながこそこそ話してること全部知りたいの

いつかわたしは 肩ごしに青い鳥達が飛んで行くのを見るでしょう
わたしのそばを通り過ぎていくのを
ねぇ もっと歳を重ねたら 何が見えると思う?
もしわたしが 私自身から解放されたなら

キャンディは言う わたし静かな場所が大嫌いなの
だって 何かあるなってかすかな予感をさせるから
キャンディは言う 何か大きな決断をするって大嫌い
だって その後ずーっと思いあぐねなきゃいけないから

いつかわたしは 肩ごしに青い鳥達が飛んで行くのを見るでしょう
わたしの横を通り過ぎていくのを
ねぇ もっと歳を重ねたら 何が見えると思う?
もしわたしが 私自身から解放されたなら


(例によってふんわり意訳につき諸々ご容赦を…)


あとLou Reedの歌では、"Walk On The Wild Side"って歌でもCandyが出てくるんやけど。

この歌には、他にも何人かの人物の名前が登場していて、いずれも当時Candyとともにウォーホルの元で世間を賑わせた個性的な方達ばかり。

下記映像は、歌に合わせてそれぞれの人物映像と歌詞の内容をイラストで見せてくれる秀作☆

Candyは3:40くらいに出てきます。

Take A Walk On The Wild Side: The Warhol Superstars



ののてぃ、この歌が大好きなんですよにー♪

呑気な曲調でサラッと過激なこと言うてたりもしますが。。。


最後に、有名なCandy嬢のお写真。



白血病で病床に伏した彼女を捉えた1枚:"Candy Darling on her Deathbed"

死を前にしながら、何ら変わらない美しさといかなる感情も窺い知れない静かな表情。

なんだか壮絶に綺麗で哀しい写真です。

彼女が友人たちに宛てた遺書には、一人一人に向けたお別れの言葉とともに、こんなことが書かれてたそうです。


「残念なことに、死を前にして私は人生に対して何の欲求も残ってないの。今はただただ退屈でしょうがないわ。

 『退屈で死にそうだ』ってよくいうけど、あれってばかばかしいようで案外真実かもしれない。」





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