銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

鈴鹿の森のしだれ梅(と、うちの実家の波平梅)

2017年03月19日 | のほほん同志Aの日常

それはそれは、たしかに見事な風景でした。

日本全国から取り寄せた四十種あまりのしだれ梅。
鈴鹿の山並みを背に、今を盛りと咲き誇ります。



3年前に開園した、三重県鈴鹿市の「鈴鹿の森庭園」。

バスを降りたとたん、甘い上品な香りがふわりと漂い、
その先は、梅、梅、梅。











梅と、青空と、三月の雲。

一本一本の木を見あげているときは、見事…のひとことではあるのですが、
ふと、全体をみわたして、奇妙な感覚にとらわれました。


ん…なんだか、変な感じ。

自分が梅を見ているのではなく、
「しだれ梅」の大木に、自分が取り囲まれてしまったよう。

しかも、その梅は、みな、同じ表情をしているのです。

表現は適当でないかもしれませんが、
同じ顔つきをした大人たちに取り囲まれたようで、
なんだか、…居心地わるい。

そんな居心地のわるさを感じながら園内を一周したところで、
アカツカのジャンパーを着た技術者らしき人を見つけました。

こちら「鈴鹿の森庭園」を運営するのは、園芸栽培のアカツカグループ。
しだれ梅の「仕立て」技術継承を目的とした研究庭園で、
梅のこの時期だけ、一般公開されるのです。

気になっていたことを訊いてみました。

――パンフレットにある「仕立て」の技術って、具体的にはどういうことなんですか?

簡潔に、分かりやすく、教えてくれました。

仕立てというのは、「形を作る」こと。
梅の木の、どの枝を主幹にして、どの枝に花を咲かせて、
どんなふうに枝を切って、どんな形に仕立てるか。

どこの園芸業者も、運搬を考えると、トラックの幅2.5m以上の梅を作れない。
でも、ここは未来永劫、梅のための庭だから、思いのままに梅を仕立てられる。
日本全国、どこをさがしたって、これだけの梅を一度に見られるところはないですよ。

そう、胸を張って、答えてくださいました。


そして、こちらが鈴鹿の森を代表する名木、「地の龍」。

――なるほどなぁ。

感心しつつも、なんとなく、違和感の正体が分かりました。

みんなが同じ顔つきのところは苦手。
私はやっぱり、こっちのほうが好きです。



その名も「思いのまま」。
まだ、咲いてはいなかったけれど。


<おまけ>  「波平さんの梅」



冬の間、スズメとメジロとヒヨドリの社交場になっていた、うちの実家のしだれ梅です。

どうやら上から花芽を食べつくしていたようで、咲いたらこんな哀れな姿でした。

追記:2日後に訪ねた鈴鹿の森は・・・満開でした。

皆さんの笑顔もお花に勝る満開でした。



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