例のごとくアゲハチョウの成長記です。苦手な方はご注意を。
それは24日夕方のことだった。
帰宅してケムンパスのケースを覗いたときは、少し色が濃いかな、くらいの感じだった。
蛹に向けて霧吹きでシュッシュと水分補給し、あれこれといろいろやって、
ほんの20~30分くらい後、ひょいっと覗いてみたら…
背中に線が入っとる!!!!うそ?!
これは蛹の中身が透けて見えているってことで、
すなわち羽化へのいっつあファイナルカウントダーウン(by ヨーロッパ)なわけだ。
もうひとりで舞い上がっちゃって、当然夕飯作りや洗濯処じゃありません。
だとしても羽化まではまだまだ時間が掛かるんですけどね…。
その晩11時過ぎ頃。
更に濃くなる黄色と黒。
いやあ、調査では早朝の羽化が多いっていうけど、夜中に行っちゃわないか??
玄関のボンヤリした照明だと今ひとつ見えにくいんだけど、
フラッシュをたくとこんなに中が透けているのがよく分かる。
左上、黒い中の白い斑点はまさに羽根の模様なのだ。
オールナイトいく???
いや、止めよう。何度も失敗している。早起きだ早起き。
翌朝4時50分頃に目覚ましをセットして布団に潜る。
もし羽化に間に合わなかったとしても仕方ない。
彼らの神秘の時間なのだ。と先に負け惜しみを言いつつ…
ZZZZZZzzzz
翌朝4時50分。よくこのあたしが目を覚ましたものだと自分で感心しながら玄関へ。
まだ羽化してない~~!!間に合った!!しかもこのスケスケ具合!!
手を出したくても出せないス○リップの踊り子さんよりスケスケ。
うりゃああケムンパスガンバレよおおお、とカメラ片手に玄関に座り込んだ。
配達された新聞を読みながら…汗を拭きながら…
…2時間が簡単に経過してしまった…。
早起きを約束した娘が学校行きギリギリの(いつもどおりの)7時ちょっと前起床。
それまで、羽化前の蛹はビクビク動く、などという話を聞いていたので、
全く、ピクリとも動かない蛹にストローで息を吹きかけたりしていた私(アホ)は
「なんか、もう仕事間に合わなくなっちゃう。○○ちゃんごはんにしよう!」
半ばお怒りモードに入り、朝飯の支度を始めた。
どうなんだろー、ありゃーとまたネットでいろいろ検索して玄関に戻った。
その間10分はあっただろうか。
あああああああああああああああ
けむんぱすううううううう!
見事なナミアゲハ。あの食っちゃウ○コしてたあいつが…
よくやったぁぁぁぁ!
そして見逃したぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
この日は一日、瞬きしただけでもそのまま眠りに入りそうなくらい眠かった