1年間見てきた平清盛の最終回。 なんだかんだちょっと感動した。
清盛が亡くなった後に清盛の遺言を届け(言い)に現れた西行の姿が清盛に変わり、
一族一人ひとりに言葉を掛けていくところはグッと来た。 (T_T)
清盛逝去以降の平家の都落ちからはとっても駆け足でほとんどナレーションで説明しただけ
だったが、その中でも比較的丁寧に描かれていた壇ノ浦の入水や義経・弁慶の最後のシーン
などもよかった。
西行を依り代に亡くなった清盛が一族の前に、鎌倉殿の前に現れる(見える)設定はなかなか
面白いな、とも。 始まってすぐ8時10分には清盛が亡くなり、この後30分主人公無しでドラマを
進めるのかと思っていたら、依り代でところどころに出てくるとは・・・
もう終わったドラマに今更だが、題字について。
金澤さんが書いた『平清盛』は確か、横書きだったと思うが、字をばらして 縦書き にして使用
しているのを見るたびにずっと、バランスが悪いように感じていたが、最終回は 原本どおり、
横書きの題字であった。 やっぱ横書きの方が字の勢いがあっていいんじゃないかとおもった。
作者もよく、縦にしての使用を許可したなぁ~と・・・
もう終わったドラマに今更だが、気になったキャストについて。
オープニングの出演者に 鈴之助 を見つけて、 『あっ、戦国☆男士でいつも 兼続の言うとおり の
セリフの人だ。 大河ドラマに出演とは・・・』 と、あと公家さん役の有薗さん。確か 風林火山で
山本勘助の家人?を演じていた人だと思う。 戦場で討たれた勘助の亡骸を背負って自陣に戻って
来るシーン、鮮明に覚えている。合戦の終わった、幾体もの死体が転がる中をセリフは覚えていないが
大声で何かを叫びながら勘助を背負って歩く有薗さん。 まぁ、声に特徴あるし。
もう終わったドラマに今更だが、汚しについて。
最初の頃の、まだ若いころの主人公や平氏の扮装はやはりちょっとやりすぎだったと思う。
北面の武士をしていた頃の、鬢のほつれたぼさぼさの髷によれよれで薄汚れた衣装を更に着崩して。
天皇・上皇に仕えるのに、あんなみすぼらし格好が許されたのか、はなはだ疑問。
まぁ、豪華な衣装はきれいだったけど・・・
もう終わったドラマに今更だが、京の都について。
都の中での合戦シーン。 スタジオ内での撮影だから広さの制約はあるんだろうが まるで
露地裏で合戦しているように見えた。 CGやVFXなど全盛時代なんだから最新技術を活用して
都の大きさ、通りの広さを表現して欲しかったなぁ~。
あ、予算の大半を衣装代に取られて特殊技術予算はスズメの涙か(笑)
祇園精舎の鐘の声~ 諸行無常の響きあり~ って琵琶弾いて歌っていた盲目?の人。
以前、赤い禿集団のリーダーだった人だって。 ぜんぜん気づかなかった~ (・o・)
っていうか、禿の生き残りいたんかい!
さて、来年度は幕末から明治か・・・ あんま興味のある時代じゃないなぁ・・・ でも、見る。