表紙の主人公。
身体は横向きで顔は正面。ちょっと怖いほどすっごく首が回るんですね。フクロウ並
浮之助と名乗る遊び人。日本の歴史を大きく動かす人物なのだが、このようにして
主人公らと出会わせるとは・・・。 某テレビドラマの徳田新之助が創作のヒント
となったのでしょうか?(笑)
癪で倒れた局長のもとへ見舞いに来た深雪太夫。寝ていたところを起こされ
夢うつつ状態の局長と会話を交わす中で、局長が『流石は 武士の娘だな…』と
言った時の深雪太夫の表情と無言の吹き出し。 この先の展開を知った上でこの場面
を読むと、なんだか切なくなる。 この一言が深雪の心に傷を負わせてしまった
のか。もし、深雪のこの表情を局長が見ていたら何と思っただろうか。 もし、
このセリフを局長が言わなかったら、二人の関係は別の展開になったのだろうか。
いろいろ想像を掻き立てられるひとコマです。
P33 局長ー!いつまで昇天してるんですか。もう夜明けですよ。
まあ、この先のおあずけ状況に涙する日々を思えば、今は余韻に
浸って幸せをかみしめていてもいいか。(笑)
神戸開港、通商勅許、将軍譲位。どれも新選組は直接関わりのないことだが、浮之助
という遊び人を生みだすことで主人公らを絡ませてながらストーリ展開させ、読者に
わかりやすく日本史の流れを理解させている(と思う)。 主人公らを絡ませて
描かないと面白く読めないしね。
P35 3コマ目 何だか、部屋の寸法と人物の大きさが合って無いように見える。 P58 ご退場の慶喜さん。扇子、忘れてませんか?
P110 布団と人物の位置がちょっとおかしいと思う。がばっと起きたなら、布団の
真ん中辺に座ってないかい? 主人公の枕、画がかれて無いし。 ←細かい
前にも、土方らが江戸へ下っている最中、屯所で就寝中の沖田組長が何か怖い
夢?を見て、がばっと起きた場面が描かれてあったが、その時の画も布団の
頭部側に座っている画だった様な気がする。 ・・・まぁ、いいけど。
P148 あれ~!?、山崎さん。 屯所に出入りする時は他人の振りをするんじゃ
なかったんですか?(6巻参照) あ~、そうか。屯所内に入ってしまえば
素の姿でもいいのか・・・。 でも、平隊士に顔を見られてたら素行調査が
し難くなるのではないか?
P172 2コマ目の画。よくわからないが、軒下の欄間を見上げている画でしょうか?
欄間にガラス板をはめこんでいるんでしょうか? この時代にガラス板が
作れたのか疑問。 斜線で表現しているのって何でしょう? ガラスじゃないのか?
このマンガ、洗顔や歯磨きはちょくちょく描かれているが、髭剃り場面って描かれて
いない気がする。何でだろう。少女マンガだから割愛しているのかな?
さて、局長らの長州視察に同行を願い出る沖田組長。長州(敵陣)へ赴く局長の身を
案じてのことだが、無下に却下。(局長のある考えがあってのことだが)
悔しさからか戻してしまう組長。そして、夜陰の中での涙封じの木の葉切り。
沖田組長、暗闇の中、舞い散る木の葉の気配を感じ取って切っているんですか。
さすがです。 ところで、『冴えた絶望の闇の中』とはどういう意味でしょう?
難しい言い回しで私には理解が、、、。 冴えた絶望、冴えた絶望・・・??
偶然写真師と出会い、訳あって女装して沖田組長との写真と撮った主人公。
この写真がこの後大変な事態を招くとは。
*** 20巻 ***
ここで問題 与兵衛さんが屯所に届けてくれた二人の写真を見る前に主人公に
持ち逃げられ廊下で泣き伏せる沖田組長に藤堂組長は何をしているでしょうか?
① 沖田の肩を叩く ②沖田に馬乗りになる ③沖田を指でツンツンする
この場面もクイズにしたら面白そう。 答え、P13
20巻は写真をきっかけに特命を受けた主人公が坂本龍馬を探るため、伏見の船宿・
寺田屋に潜入。寺田屋の女将やお龍、逗留していた坂本龍馬の人物像が描かれて
いる。 特に坂本龍馬は、作家・司馬遼太郎が創作した竜馬像ではなく、作者が
調べた実像(に近い)龍馬像が描かれていて、その違いが面白い。
P33 写真の隠し場所。『掘った跡目立ちますかね?』って気になるなら、墓石の 横でなく、真裏に埋めれば副長に発掘されなかったのに…。詰めが甘いよ。 P42 副長、じっと写真を見つめて何を思っているんですか? 弟分の衆道について
『これがホトガラピーか』と眺めているだけでしょうか(笑)
P63 暗がりの自室に誰かが居たら、もっと驚きませんかねぇ? 声を出すとか、
刀に手をかけるとか…。あっそうか、手燭を落として火事になったら大変か。
P86 2コマ目の画で斉藤組長らうどん屋が寺田屋の斜め向かいの店とわかる。
P117 ところで、副長の枕元の冊子は何でしょうね? 以下考察・・・
①俳句選集 ②歳時記 ③大日本史 ④葉隠れ ⑤春画本(笑)
最終ページのオチ。確かに見事だと思ったけど、作者さんはここまで構成(オチ)を
考えて、蓄電下男の留吉を設定していたんでしょうか。
確か坂本龍馬登場の回は、記念すべき風光る第100話だったかな? それが今は
第162話まで・・・。この先も連載が続けば3年半後ごろ、第200話が描かれるかも。
第100話同様、どんな記念事業が行われるか、、、楽しみ。
えっ、余裕で200行くでしょう。油小路あたりかな、それとも沖田組長が誓いを破る
時かな(笑)
*** 21巻 ***
女装しての潜入捜査以降“おなご度”がUPした主人公に沖田組長も斉藤組長も
土方副長もどぎまぎ。
3番隊への異動に不服の主人公は副長に詰め寄り理由を問うとするが、沖田組長から
の拒絶の言葉にショックを受け、父兄の墓前で『私、死ぬしかない』と吐露し、
雪の降る中比叡山へ向かう――
えっ?、死ぬって、、、自害するのか、、、??
21巻は内容が重たい。主人公も沖田組長も己の心と向き合い、葛藤しながら成長して
いく過程が描かれている。 この3日間の出来事がそれぞれの転機と言えるのかな
ちょっと違うか・・・
まあ最後にはとびきりのシーンがあるし。(●^o^●)
P47 斉藤さん、働き者ですね。 ちょっと前まで落ち込んでいたのに、もう
“特命”モード。でも今回は特命というか私用ですかね。 しかし、床下に
ねずみが潜り込んでいるのに二人とも気付かないとは、、、。
斉藤さん、ちょくちょく床下に潜って幹部らの会話を聞いているが、幹部ら
誰にも気づかれないですね。 さすが、仕事のできる男。
P105 竹刀を逆手で構えていても、一瞬で順手に構え直し、相手をはじき飛ばす
沖田組長。 流石~。22巻で左手で木刀を扱う練習してるけど、すでに左右
どとらでも剣をふるえるよう無意識に修練していたんですね。
巻末は袴の種類と構造等について解説。
ところで、寒い時期の袴の中はどうしているんだろう? 上半身は綿入れとか
重ね着するとかできるけど、綿入れ袴とかあったのかな? 裾がすぼまっている
袴なら多少は保温効果があるかもしれないが、普段の袴だと足首からお尻まで
スースーだし・・・
やっぱ、股引とかはいてるのかなぁ。ひざ丈とか七分丈・・・ でも、子どもの
頃から過ごしていれば、真冬でも袴一枚で過ごせるものなのかな、、、っと。
あと、どうでもいいことなんですが、普段着の袴の紐が固結びだが、お腹が急降下した場合、厠に駆け込んで、固結びの紐を解いて間に合うのだろうか?と、ほんとにくだらないことを考えてしまう自分に、喝ーっ
なかなかきれいに締め括れなーい (-"-)
では