徒然BOON

徒然なるままに気になることを綴ります

苔寺参拝・桂離宮参観・・・感想編

2016-05-27 23:36:18 | 粒焼

昨年(2015年)の真夏に、上記施設を参拝・参観した感想を

約1年も経ってから書くのもなんだが・・・

 苔寺 シーズン到来

ってことで思い出しながらつらつらと。

(庭一面の苔は120種余り、梅雨の時期が最も美しい、らしい。)

 

午前10時

西芳寺(苔寺)を参拝するので、最寄りの上桂駅から徒歩で向かった。

最寄駅から苔寺まで徒歩20分ぐらいか? グーグルマップで徒歩ルートを検索し、

最短ルートを選んだら、住宅街の中の(一部車不通の細い道あり)まあまあ起伏が

ある道のりで、そしてとにかく暑かった。

8月上旬、京都どころか日本中が猛暑となった日であった。

午前9時30分頃、門前に到着。でも、開門時間まで外で待たされる。

しばらく待っていたら開門した。その際、参拝書を提示して門をくぐる。

本堂につながる建物で受付。(一人3,000円を納める)

ここでまた、しばらく待たされる。受付で朱印帳も頼んでおくと、本堂を出る時には

もう出来上がっている。 西芳寺の朱印は、ページを見開きで(2ページ)使って

坊さん?の絵も描かれている、一風変わった朱印。 (値段は忘れた)

本堂に案内される。 これは広い、本堂内に文机がずら~と整然と並んである。

席は自由。 縁側には椅子席もあり。 100席? 150席以上はあるかも。

ただし、空調はない。 扇風機もない。涼は自然の風のみ。 当日は無風だった。

真夏の京都は扇子が必須。

文机には、お経を書いた紙と、庭園案内図、木のお札、汚れ防止のわら半紙、

机の傍には書道道具が用意されている。

また、暫し待つと、事務方さんが現れ、内容を説明する。

お経を3回唱える(参加者も一緒に唱える)、坐禅和讃を読む、木のお札に願い事と

住所・氏名を書いたら、仏前供える。 後日、お札を焚いて願いが天に届けられる?

そのあと、庭園拝観へ。

般若心経を書いた、と誰かのブログに書いてあったが、この日は写経はなかった。

今は写経しないのか、季節や時間によっては写経するのかどうか、不明。

何よりびっくりしたのは読経。

住職?と、あと二人の和尚、3名で読経が始まった。

葬儀等で唱えられる読経は

まあ~ かあ~ はん~ にゃあ~ はあ~ らあ~ みい~ たあ~

って感じのゆるいテンポだが、

苔寺は

まっ かっ はんっ にゃっ はっ らっ みっ たっ しんっ ぎょっ

と、超高速!

三人のお坊さんが、息づきをずらすことによって、途切れることなく般若心経が

3回唱えられる。あの早いペースで唱えることでだいぶ時間は短縮されるのでしょう。

参拝者も一緒に唱えても良いし、経文を目で追うだけでも良いが、ちょっと気を抜くと

『あれ?  今、どこ唱えてる??』ってなるぐらい(笑)

 

いよいよ庭園へ。

事務方のようなお坊さんが、入り口まで案内し、庭園について解説してくれた。

後は自由に庭園を回遊する。

 

正直… 『すっごい苔の絨毯』を想像(期待)していたので、一部苔が剥げていたり、

枯れているところもあり… 苔の維持管理は大変だな、と。

真夏で苔が乾燥気味ってこともあるが…

 

 

桂離宮

午後3時から参観。

最寄りの桂駅から徒歩で桂離宮へ。

グーグルマップの徒歩ルートで検索し、その案内通りに進んで行くと…

ここで要注意。 

グーグルの案内は、参観者の出入り口の門ではなく、搬入用の門?を案内する。

ルート案内のまま行くと、開かずの門 にたどり着くので、駅から徒歩で行く場合、

事前に桂離宮の周辺をよく調べ、参観者が出入りする門が、敷地のどこにあるのか、

よく確認してから行った方が良い。 

門には事務方が居て、参観許可書の提示を求められる。

事務室の受付で、再度、参観許可書を提示。

そして、本人確認をするため、免許証等の提示を求められる。

実は本人確認できるものを持っていくのを忘れてしまっていた。 忘れたことに

気付いたのは新幹線の中。今さら戻れないし、参観許可証は持っているから大丈夫

だろうと楽観していたが、いざ受付で忘れたと言ったら、何か他に名前が書いて

あるものを持っていないのか?と、しつこく、しつこく、問われた。

ーありゃ~ 意外と厳しいんだな… まさか、見学させてもらえないとか…

とちょっと不安になったが、何とか入れてもらえた(ほっ)

ー別に悪さなんてしないし、日本の貴重な文化財を見てみたいだけなんだよ~

って心の中で受付の方に念を送ってた(笑)

  受付の方がわりとぶっきらぼうで強面で、身体も大きくてちょっと怖かった。

  後で知ったが、皇宮警察が管理しているんだそうな。

  どうりで、ガタイが良いわけだ。

 

 

● 苔寺の参拝は 6月(梅雨の時期)が良い。

● 宮内庁管理の施設に行く際は、保険証や免許証等の持参を忘れずに。

● 真夏の京都観光は、避けた方が良い。 行くなら扇子必携(笑)

 

 


風光る 第215話

2016-05-25 00:06:43 | 「風」のひとり言

鉄砲に撃たれ、仰向きに倒れた井上組長。

その事態にしばし呆然とする隊士一同。

『まさか  そんな  叔父上  叔父上!』と、涙を流しながら駆け寄る泰助。

井上組長の傍らに片膝をつき、頸動脈に手を当てる土方副長。

   ああ、腹部を撃たれて大量の血が大地に広がっている

『ーー子供(ガキ)が…  出しゃばるなと言ったはずだ!』と、泰助の胸倉を掴み、

こぶしを振り上げた副長を山崎組長が『副長っ』と声をかけて制した。

『―――――・・・』と、こぶしを握ったまま泰助をにらみつけ、ぐっと耐える副長。

どんっと泰助を突き放し、山崎組長の指示により井上組長を戸板に乗せて陣へ戻る

隊士らと一緒に『お前らも行け!』と、泰助に背を向けた副長。

と、そこに会津から後退の伝令が。

『ちっ どいつもこいつも   撤退だ 陣をたたみ、移動! 死者は打ち捨て 

負傷者は担いで連れて行け』と隊士らに命じた副長。

井上組長の亡骸に蓆を掛けながら、『嫌です 叔父上を置いて行くなんて』と

涙ながらに訴える泰助に、

『三番隊組長の首だ 敵に見つかれば晒されるであろう』と、首を持ち帰ることを

許可した副長に、泰助のそばについていた銀之助が代わって礼を述べた。

『急がないと』と、銀之助が井上組長の骸に伏したままの泰助を促していると、

二人に気付いた山崎組長が近づいて来て、

『どけ 俺が介錯してやる』と、脇指を抜き…

 

   (介錯の場面も描かれているけどここでは割愛)

 

破った自分の片袖で井上組長の首を包んだ銀之助が『さあ』と泰助に顔を向けると、

山崎組長に『俺の首も斬ってください 俺の所為で叔父上は… 俺だけ生きて

帰れません!』と、泰助は悲壮感いっぱいの顔で切々と願い出ていたが

『阿保か! そういうのを犬死に言うんや』とあっさり却下。

山崎組長に促され、井上組長の御首を懐に抱いた泰助。

『重たい…』

『そやろ それが命の重さや しっかり憶えとき 副長の命令はそう言う事や』と、

言い残し、撤退の列に戻って行った山崎組長の背をじっと見つめる泰助と銀之助。

   慶応4年1月5日 享年40歳だって  源さん…  合掌

   水を差すようだけど、井上組長が撃たれた以降、あんなにじゃんじゃん

   撃ち込まれていた大砲や銃の弾がピタッと止んでる…

   いくら徳川方からの迎撃が始まったと言っても、ちょっとね…

   まあ、ドラマとかでもよくある演出ですが…

    

 

『木津川へ出たら、ガキどもと負傷者を先に船で大阪へ送れ 足手まといだ』と、

山崎組長に指示しながら副長が率いて撤退していく隊の最後尾をふらふらな状態で

ついていく泰助と銀之助。その歩みはどんどん遅くなり、列から遅れ始めていた。

御首を抱え、はあはあと息を切らしている泰助に、『重たいだろ 交替するよ

泰助は御刀を持て』と気遣う銀之助の厚意を、『いい…』と断って倒れ込んで

しまった泰助。倒れてもなお御首を抱えたまま『いい! 叔父上は俺が連れて帰るんだ!

どうしても そうしたいんだ  銀ちゃんは先に行っていいから…』と、頑なな泰助に

銀之助は…

 

 

伏見・淀での徳川方の敗退は大阪市中にまで伝わり、ここ(大阪)まで薩長方が攻めて

来るのではないか、沖合に軍艦が集まっている、やっぱりここで戦争になるんや、

と噂はどんど広まり、それは箝口令が敷かれていた大阪城内にも届いた。

『幕軍が敗走!?』

城内出入りの職人?から噂を聞きつけた主人公。

ーーまさか 本当にそんな事が…?

と、庭先で呆然と立ち尽くしていたら、局長が南部医師から左手での稽古の許可が

下りた、と笑顔で話しかけてきた。

『わ…あ  それはおめでとうございます局長』とちょっと上の空気味に返答し、

近くにいた南部医師に詰め寄り小声で、

『本当はご存知だったんですね 幕軍敗走の事!』と怒りを露わに問い質していると…

『総司!?』と、局長が上げた驚きの声をあげた。

主人公が室内を覗くと、沖田組長がふらっと寝床から起き上がっていた。

『ーー帰って来ました…』

寝ぼけているようなとろんとした表情で、またもや謎の言葉を発した沖田組長に

『誰が…ですか?』 『また夢か?』 と、二人が問いかけると、

『違います  ほら 聞こえませんか』と、外を指さす沖田組長。

舟が着きました 大川を下ってきた船が… と、言いながらふらふらと外へ歩き出した

沖田組長を、半纏と襟巻を持って追いかける主人公。

と、そこに隊士が駆け込んで来た。

今、舟がついて淀から負傷者が大勢来たので、南部医師に至急診療棟に戻るよう…

沖田組長は、その言葉を聞くや否や、駆け出して行った。

   沖田組長、この3日間、ほとんど飲まず食わずで寝込んでいたとか。

   なぜ動けるのか あいつは!?、と局長もびっくりしている。

   南部医師も まるで物の怪に憑かれた様だ、と。

   主人公も 沖田先生は千里眼なのか、と驚嘆し、その上走りだせるほどの体力が、

   一体あの体のどこに残っていたというのかだろう、と呆気に取られている。

   千里眼、1町先の内緒話も聞こえる超人的な聴力、3日間寝たきり後の瞬発力…

   な、何者ですか!? 沖田組長。 仙人? 

 

大阪城内の診療棟を目指してやって来た隊士ら。 負傷するも自力で歩ける者、

戸板に乗せられている者、そうした一行の中に血まみれの泰助を見つけた主人公。

駆け寄り、『どこを傷めた? 泣いてないで言いなさい!』と問うと、

『うっ… ううえっ…  ごめ…なさ… これ みんな叔父上の血…です』と

泣きながら説明し、

『叔父上は 千両松の堤で 鉄砲に当たって死にました…っ』と、声を絞り出して

報告する泰助の言葉を沖田組長も聞き、愕然とした様子。

『源…さんが…  どうし…?』

『俺の所為です』と懺悔する自分を庇う銀之助を『違うよ 銀ちゃんの所為じゃない』

と否定し、『俺が… 俺が役立たずだから 叔父上の御首も持って帰れなかったんだーー』

と泣き崩れた泰助に代わって、経緯を語り始めた銀之助。

 

『…泰助は御首を守ってそこで死ぬと言ったのに 俺が無理やり…』と説明していた

銀之助の言葉を遮るように『もういいよ』と言って、二人を抱きしめた沖田組長。

『苦しかったろう 銀之助?  悲しかったろう 泰助? 二人ともよく頑張った

よく生きて帰って来たね  死ぬより余程 辛かっただろうに』と自分たちの心情を

慮ってくれた沖田組長の温かい胸の中で、銀之助はやっと子供らしく声をあげて

泣くことができた。

   泣くって行為には、ストレスを発散させる効果があるとか。

   副長との約束を守れず泰助を見ていられなかったこと、それが間接的でも

   叔父上の死という泰助にとってこの上ない悲しみ後悔を負わせてしまったと

   自責の念に駆られている銀之助の心の重荷が少しでも軽くなればよいのだが…

そんな沖田組長の姿を見て、す~と涙を流す主人公。

  この子たちを癒すために先生は甦ったのだろうか

  あるいは井上先生の魂の声を聞いたのか

  この人の起こす奇跡には もう不思議さえ感じなくなっている

  だから信じる

  その奇蹟がきっとこの病にも起きてくれるに違いないと

 

ほかの子供たちや隊士らにも労いの言葉をかけ、少し呼吸が疲れた様子の沖田組長に

襟巻を掛けながら、『お部屋へ戻りましょう 少し無茶が過ぎますよ』と笑顔で

諫めて部屋へ戻ると、局長が『こんな時に臥せってなどいられるか』と、本丸の軍議に

参加するために身支度を整えていた。

 

慶応4年1月6日  徳川親藩を自称していた大藩の津が薩長方に寝返った。

これが止めとなり、徳川軍全隊が大阪への敗走せざるなくなった。

 

次号へ

 

 

次号は慶喜公の出番多めかな? 大阪脱出をどう描くのだろう。

何と言って会津公を落とす(説得する)のだろうか?

会津公も… 苦渋の決断を迫られるのかな…

沖田組長の超人化、半端ない!! この様子なら、ほんとに「奇跡」を起こさせる

つもりか?

こりゃ、ますますこの先の展開が面白くなって… 来たーー!!

 

 


Windows7を10にアップグレード

2016-05-23 21:46:28 | 粒焼

Windows10の無償アップグレードが7月29日を以て終了する。

10にアップグレードした方がいいのかな… 

Windows7のサポートもそろそろ終わるというし… 

ってことで、アップグレードの不具合やトラブル、事前準備などの

情報をネットで調べてみた。

ちなみに 使っているパソコンは 

富士通の FM-V NF/G50 (2011年購入)

バージョンはWindows7。

 

バージョンアップの前に確認すべき事項として、

パソコンがメーカーのWindows10サポート対応機種か、

もしもの不具合に備え、データを外付けHDDやUSBメモリーに保存しておけとか、

リカバリーデスクも作成しておけとか・・・ やり方などいろいろ小難しいことが

書いてあったが、IT素人の私は説明の意味すら分からず漠然と不安になった。

でも、知り合いから『何もバックアップ(データ保存など)とかしないで

アップグレードしたけど正常に起動している』と聞いたので、すこし安心した。

 

このパソコンはメーカーのWindows10サポート対象外だからバックアップして

おく方がいいのかな… と、外付けHDDの価格を調べたら10,000円前後。 

これだけのためにわざわざ買うのもな… 高いし。 

それに、消えてしまって困る(後悔する)データもないし…

 

まあいろいろ面倒くさくなったんで、昨日思い切ってバックアップしないまま、

Windows10のアップグレード開始ボタンをポチッと押してしまった。

 

ただし、最低限の準備(確認)として、

Windows update が最新版であること、

ウィルス対策ソフトがWindows10対応の最新版であること

を確認しておいた。

 

午後6時45分 ダウンロード開始。

午後9時頃 ダウンロードが終わっていたので、画面の指示通り、インストール開始。

午後10時50分頃 Windows10にアップグレード完了。

 

とりあえず、普段使っていたことができるかどうか試してみた。

デスクトップに保存していたデータはそのまんま、残っていた、

ピクチャーの中の画像も元のまま残っていた、音楽も再生できた、

インターネットにも接続できた、

Wi-Fiで接続しているプリンターも印刷できた、スキャナーもできた、

タブレット(ネクサス7)へ楽曲を移すこともできた、

年賀状作成ソフトの住所録も異常なし。

ウィルスソフトも問題なし。

 

Windows10にアップグレードしてまだ1日だが、今のところ不具合はない。

『あ、なんだ。 いろいろ調べて不安になったけど、杞憂だったのかな?

それに電源入れてから立ち上がるまで、以前は90秒ぐらいかかっていたが、

今は30秒程度で立ち上がり、起動もスムーズ

 

「案ずるより産むが易し」ってことか。

後は、7とは違う10の基本操作に慣れればOK