中国不滞在記 in 神戸

行って見て聞いて考えた中国のこと

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また働き始めることに

2015年10月08日 | 日記
たこ焼パーティー、懐かしいね。


作文コンクールについて何人かの方からあたたかい投稿をいただきました。
お礼を申し上げます。

その後、主任の先生に、北京の日本大使館での表彰式に参加できるかどうか問い合わせたところ、
すぐに主催者にメールをして私の名前を指導者に追加してくださるとのこと。
実務は世話係の先生がされていたので、経過をよく御存じなかったようである。
ありがたいことであります。

ところで今日、大阪の日本語学校に初出勤。
全体講師会とやらで、朝6時半に起床、7時過ぎに家を出て、難波にある学校に着いたのは9時前だった。
しかも地下鉄も阪神も立ちっぱなし。う〜ん、疲れるわ、こりゃ。

講師会は学校の現状や全体の流れなどだったが、学生数が500名を超える大規模な日本語学校で、講師会に参加している先生も数十名はいる。理事長の挨拶も真っ当でしっかりした学校のように思えた。

全体会が終わるとレベル別の分科会。
わたくしはS、つまり大学、大学院進学クラスに配属された。
ラッキーと喜んでいたら、これが地雷。。。

初中級ならクラスが多いので担当科目数が少なくて済むが、Sはレベル別に5クラスに分かれていてそれぞれ授業内容が異なる。同じ文法の授業でも片やN1レベル、片やN2レベル。2クラス8時間で内容の違う5科目を教えなければならない。。。

幸い、きちんとしたテキストがあり、小テストも全部準備してくれるので、何とかできると思うが、慣れるまでが大変。
10人新しく採用された中でSレベルに配属されたのは自分だけで、後の人たちはみんな初級レベル。
したがって同僚となる先生がたは日本語教師歴10年以上のベテランばかりであります。
先生方は専任の若い男性の先生をはじめ、みんな感じがいい。
精々足を引っ張らないように努めようと思います。

chinamychinaさん、コンクールに入賞した作文を再掲しました。校正後の原稿です。


 最も中日両国の青年交流を阻害しているのは世論ではないか、と私は思う。
 「あんたに日本に行かれてたまるものか」。これは、私が日本留学の件について、父と相談した時、返ってきた答えだった。実は日本語学部に入って、けっこう大変な目に会ったのだ。父には理解してもらえなかったし、四歳年上の兄にまで「売国奴」と呼ばれたこともあった。兄は冗談のつもりで言ったのはよく分かっていたが、その言葉にはきっと本気の部分も含んでいるだろう。
 私自身は、日本にかなり好意を抱いている。最初はあまり日本に興味を持っていなかったが、日本語を勉強するにつれて、日本という国を深く理解できるようになり、段々好きになっていた。父も兄も心の底から日本を恨んではいないと思う。彼らは、個人として、直接日本から具体的な被害を受けていないからだ。特に、兄は日本のACG文化をけっこう気に入っているのに、なぜ日本に留学したい妹のことを「売国奴」と呼ぶのだろうか。日本製品を信頼している父は、またなぜ日本語を勉強している娘に面子を潰されたと思うのだろうか。
 私はちょっと考えてみた。父と兄の矛盾している感情は、個人的な嫌悪感と言うより、国全般の怒りと言った方がもっと相応しい。父も兄もただ世論の力に逆らえないだけじゃないかと。その世論に逆らえない父と兄は世論の一部になり、その力をより一層強めているのだろう。
 私の知っている限りでは、20代の若者は本気で日本を憎んだり恨んだりしている人はあまり多くはない。大学の食堂で外教の先生と日本語で話している時、周りの人の反応を見ればわかる。皆が投げかける視線は決して軽蔑の類ではなく、むしろ、単純に外国語が出来る人を羨ましがっている目だ。しかし、日本に関係のあるマイナス情報が出るたびに一番過激な行動に走りやすいのもこの世代だ。多分、この年代の人は大人になりきれてなくて、不安なのかもしれない。日本のアニメを見ながらも、日本の悪口を言う。日本人の丁寧さに感心しつつも、日本人は善良だと認めない。つまり素直になれないということなのだ。皆と逆の意見を出せば、攻撃の対象になりやすいから、その場の空気を読んで、不本意でも日本を拒絶する。
 小学校から受けた「歴史の恥を銘記せよ」という観念、テレビで絶え間なく放送される抗日戦争のドラマ、上の世代の深い怨念。それらは世論を作り出した。そして、今の若者を戸惑わせる。集団から脱落するのを怖がって、自分の考えを貫くより、皆に合わせて声を出すことを先に選ぶ。或は、真の日本を見ずに、誰かに作り出された日本を仮想の敵とする人は少なくないだろう。同じように、中国を誤解している日本の若者も、多分、本当の中国を見ていない。
 日本のすべてを考えずに拒否する若者がいれば、日本のすべてを考えずに受け入れる若者もいる。自分の国に不満を抱え、病的に日本のポップカチャーに憧れ、非現実のことに耽る人々は、きっといつか幻の日本から目を覚めすだろう。
 この数年、中日両国の青年交流はいい方向に向かっている。世論の力に耐えて、本当の日本と本当の中国を冷静に自分の目で確かめようとしている若者がたくさんいる。そもそも、憎しみ続けるだけでは何もならないと誰でもよく知っている。
 日本語を勉強して間もなく3年、辛い思いが色々とあったが、一瞬も後悔なんかしていない。いつの間にか、周りは日本と日本語に多かれ少なかれ興味を持っている人ばかりになっている。日本語のお陰で、沢山の人と出会い、友達になった。そして、私の影響で友達は日本に対する偏見が無くなってきている。それも、中日両国の青年交流がいい方向に向かっている証拠の一つだと思う。
 日本に留学に行く機会を失ったが、いずれ親の力を頼らないで日本に行くつもりだ。
その時、私はきっと客観的に日本語という言語、日本人という人々、日本という国を語れるだろう。

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