フルデジタルアンプを導入した。
Mondoさんのサイト(http://blog.livedoor.jp/mul2/)でフルデジタルアンプが話題になったのがきっかけだった(私はROMだけど)。実は、5年以上前に、オンキョーの初めてのデジタルアンプを聞いたとき、これはすごいと感じた。これからデジタルアンプ全盛の時代が来ると思った。しかし、その時、がっかりしたのは、そのアンプはフルデジタルアンプではなく、デジタル入力がないことだった。つまり、デジタル音源->デジタルアンプとデジタル処理ですべていけそうなところを、デジタル音源->アナログ変換->アナログ入力->デジタル変換->デジタルアンプと複雑な経路になってしまう。最近、各社からフルデジタルアンプが出てきたようだが、小さくてシンプルな所に魅力を感じて、ラステームRSDA302Pにした。
問題は、AMEから光ケーブルで出力するのデジタルデータのロスだ。デジタルアンプ自体の音質の良さや、フルデジタルのメリットが、光ケーブルのロスを帳消しにしてくれればと期待した。ラステームのMさんに無理を言って、アメリカにRSDA302Pを送ってもらった。RSDA302Pの音はAME->D45よりも遥かに良い音だと思った。高域が本当に細かいところまで聞こえ、部屋中に音が広がる、低音も当たり前のように出てくる。D45がRSDA302Pを上回る時があるとしたら、D45のアナログ的な、低音の味付けが、たまたま、CDの録音とマッチした時ぐらいだと思う。
写真の手前がRSDA302Pで、奥がD45だ。こんなに小さいのに、良い音がするなんて面白い。スピーカーケーブル以外アナログケーブルもなくなってしまって、パラダイムシフトとはこのことを言うのだろう。
色々試してみて分かったことは、
1)AMEのアナログ出力をRSDA302Pにつなぐより、光デジタルで入力した方が良い音。
2)RSDA302Pのボリュームは2時以上で使った方が良く、音をしぼるのはiTunesで行った方が良い。
3)MacProの光出力からRSDA302Pに入力するより、AMEからRSDA302Pに入れた方が良い。
(ただし、ケーブルの違いは考慮していない)