諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

井伊直政と永井直勝。その1

2017年06月22日 03時28分07秒 | 歴史

大河ドラマ「おんな城主 直虎」、見てますか。私はあんまり見てないです。見ていて少しは面白いと思っていますが、私はこれでも男なのです。女性の心理・感覚が判らない。


私、自分が主人公になったつもりで「自分ならこうする」と考えたりするのが好きなのですが、主人公が女性となると考えが付かない。だから楽しめない。そんなところがあんまり引き込まれていない訳なんだと思います。


しかも井伊直虎に付いて余り知られていない。井伊直盛の娘が次郎法師なのは間違いない様ですが、井伊直虎は今川家から使わされた男との説がある。否、その可能性が高い。そうなると史実と違う。何事にも真実を追究したいと思う私には、感情移入が出来なくなる。そんなところですかね、余り興味が持てないのは。


それに史実が余りにも少ない。出来事も少ない。無理やり作っている感じ。何だか「渡る世間は鬼ばかり」を見ているよう。しかも直虎役の柴崎コウは時代劇は下手ですね。キャスティングミスだと思いますわ。


それでも永井直勝ファンの私としては、永井直勝と井伊直政の喧嘩のシーンが見られるなら見続けたいと思うのですが、その頃には主人公の井伊直虎は亡くなっている。そんなシーンは無いでしょう。うーん、見てみたいなぁー。


井伊直政と永井直勝はとても良く似ています。共に「井」と「直」の字が名前に付くし。父親も共に殺されたみたいですし(直勝の父・長田重元は実の父親ではないと私は考えています)、幼名は共に万千代。共に美男子。互いに武勇では定評がある。


しかも井伊直政は直勝と名乗っていた時がある。そして互いにその存在が無ければ、どの様な人生を送ったか判らない。だから面白い。


特に小牧長久手の戦いで永井直勝が池田恒興を討ったシーン。


家康に「井伊直政に手柄を立てさせてやってくれ」と頼まれていた安藤直次が、馬上の池田恒興に槍を付ける。落馬する恒興。そして安藤直次は井伊直政に手柄を立てさせるため「万千代、万千代」と叫ぶ。


それを聞いた永井直勝。自分を呼んで思い池田恒興の元にやって来る。恒興の槍を受け左手の指を落としながらも恒興を討ち取る手柄を上げた(諸説あり)。万千代違いだったのに。


安藤直次はあせったでしょうねぇー、直勝がやって来て。でも以前に永井直勝は安籐直次の命を救ってやったことがあるのです(諸説あり)。


直勝と直次は最初は仲が悪かったらしいのですが剣の試合をやっていた時、直次が誤って家康の盆栽??だかを木刀で割ってしまった。そこで直次は切腹しようとする。それを見た直勝は割れた盆栽??を、木刀でしたたかに打ちつけ粉砕してしまう。


松平信康の小姓だった直勝は最初、家康を嫌っていたみたいです。謀反とは言え家康は息子の信康を自害させましたから。


だから直勝は家康の家来などやりたくない。出来れば信康の後を追って自害したかった。それで自分が家康の盆栽粉砕して直次の代わりに死のうと思ったのでしょう。


本多正信の取次ぎで事無きをえましたが、直次はそれで自分を救ってくれた直勝が好きになったみたいです。当然、諸説ありですが。


だから間違って直勝が恒興を討っても「まっ、いいか」と思ったのでないでしょうか。


 


続く。


 


 

コメント (1)
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