ブログ、巨人軍。

頑張れ、ジャイアンツ!
頑張れ、日本のプロ野球!

ジャイアンツに首位の「力」はあるか。

2010-07-20 23:55:00 | 2010年シーズン
正常でない首位ジャイアンツ、ドラマチック2位タイガース、本領発揮の3位ドラゴンズ。

原監督の言葉を借りれば、やはり正常でないのかもしれない。
12試合連続2ケタ被弾というセリーグワースト記録に並び、10試合連続の5失点以上という球団ワースト記録も樹立した。
にもかかわらず、まだどうにか首位にいる。

東野以外、先発は機能していないといっていい。
中継ぎもここまで大車輪の久保にやや疲れが見え始め、逆に前半まったくダメだった山口がようやく上向きだが、越智、期待の星野はやや不安定。越智、山口に今季で言えば久保が加わり、この3人のセットアッパーからクローザーのクルーンまで繋ぐという流れが必勝リレー、勝ちパターンということになるのだろう。しかしこのラインも絶対的な安定感ではない。

いくら打線が良いとは言っても、この投壊状態で首位に立っているのは、投手陣が正常でない状態であるのと同じくらい正常でない。

そんな中、2位のタイガースは、今季、ドラマチックな勝ち試合が妙に目につく。
今夜の試合もその典型だが、チーム打率280.はセリーグトップ、12球団でもロッテと並んで1位、ホームランもジャイアンツに次いで2位の破壊力だ。
負け試合の流れでもその爆発力で終盤にひっくり返す力がある。ゲームの流れなどまったく関係ない、そんな勢いの試合すらある。
投手力はジャイアンツほどではないにしてもややコマ不足の感はあるが、チーム防御率(3.97セリーグ2位)が示すようにどうにか前から後ろまでのトータルでバランスが保てている。

そしてここに来てついに本領発揮なのがドラゴンズである。
今夜の横浜戦で5戦連続無失点勝利のプロ野球新記録を打ち立てた。
山井、中田賢、チェンの連続完封勝利に続き、この2試合は2年目右腕の岩田、助っ人ネルソンの安定感ある先発投手が台頭し、それを磐石のリリーフ陣が隙なく締めくくる。まさに王道ドラゴンズ野球。
上位2チームにさほどひけをとらない打線にこの投手力はやはり安定感抜群だろう。

投手「力」復活のドラゴンズ。
それをも飲み込む勢いのドラマチックな打「力」のタイガース。
こういう勝ちの多いチームはシーズン通して強い。

そしてジャイアンツはどうか。
この2チームを抑えて上に立つジャイアンツの「力」はなにか。