西京極 紫の館

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世に棲む日日(一~四)  司馬遼太郎/著  文藝春秋

2015年01月30日 21時16分25秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆★★
  独創性 ☆☆☆☆★
 読み易さ ☆☆☆☆☆

【西京極の読後感想】
今年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の下調べのつもりで司馬遼の中では未読だった本作を読了した。思想家である松陰と革命家である晋作が創り上げていく過程を二人の“変人(というより奇妙人と云った方が正しいかもしれない)”の足跡を書くことで、維新の中心となった長州藩の成立ちを理解させてくれる。やっぱり司馬遼の歴史小説は面白い!それに比べて『花燃ゆ』のラブコメ具合って…同じ題材を扱っているのに何だろうこの差は!?

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