西弘次 『子どもにツケをまわさない!』自由を求める一市民として再出発

ミーゼス・ハイエクに連なる古典的自由主義の社会を目指して活動をしています。

オンブズマンと松下政経塾

2007年11月27日 | 政治ネタ
今日は市民オンブズマン活動をしている方からの相談でスタート。
目の付けどころは良かったのですが、
大変残念な事に、自己満足の世界に陥っているように感じました。
こういった市民活動はとても貴重ではあるのですが、
時折、きちんとしたビジョンや作戦が無く、
ただ自己満足の世界に陥る場合が見受けられます。
その場合、活動自体がマイナスに働く事も無くはありません。
これからの市民活動(市民運動とも言います)には、
今まで以上に、しっかりとした考えや作戦が必要な気がします。
まだまだ成熟が必要な分野なのですね。
朝から少し残念な思いを感じました。

その後、電車を乗り継いで、某区の区議会議員の署名人の方の、
行政情報の公開についての役所とのやり取りに立ち会う。
こちらは、なかなか良く考えながら進めています。
今後が楽しみです。
その後、控え室でしばらく意見交換し、移動。


そして『松下幸之助塾主生誕記念』松下政権塾シンポジウムに参加しました。
場所は東京プリンスホテルです。
参加者は塾生や関係者を中心に役120名。
参加者の顔ぶれは老若男女幅広いですが、空気感が独特です。
政経塾も今年は第28期生。つまり創設して28年目という事。
政治家も随分輩出してきました。
故・松下氏がご存命なら113歳になるとの事です。

都合で少し遅れて参加しましたが、
塾出身の先輩方から現役塾生には『ブランドにぶら下がるな』
『おとなし過ぎる』といった内容の助言がありました。
共通認識としては『このままでは政経塾存亡の危機』という事だろうか?

どこの組織にとっても同様の悩みなんですね。
そしていつの時代でも、先輩からみれば『今時の若いのは…』
という思いを強くするものなんでしょう。

ただ、外野の私からすると、政経塾の最も重要な理念が
ずっと放置されてきた事こそが最大の問題だと感じています。
松下幸之助氏の『無税国歌論』これを忘れちゃったのかな?
と思える国会議員や首長が目立ちます。
無税国家とは言わなくても、簡単に増税に賛成しちゃう塾の
先輩の議員の姿はいかがなものなんでしょうか?
そんな思いを強くしながら、シンポジウムの議論を聞かせて頂きました。

創設30周年を目前に控えた松下政経塾に、
今こそ原点回帰をして頂きたいなと願っています。
政府の資金援助を一切受けない貴重な『私塾』であり、
『教育研修機関』としての
松下政経塾の本来の存在意義がより大きくなる事こそが、
故・松下幸之助氏の志を継ぐ事でしょうから。

松下政経塾の集まりには、たぶん15年ぶりの参加です。
15年前に感じた違和感が、今も連綿と続いている事が、
さすが!というか、やはり…というか…。
私だけの個人的な感想だと思うのですが、
政経塾の集まりでいつも感じるのは、
学生のサークルにありがちな閉鎖的な空間。
どうも私が苦手な空間です。
そんな所も変わってくれると嬉しいですね…。

なにはともあれ、頑張って欲しいものです。
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