西弘次 『栃木から日本を変えよう!志士の会』 ~栃木県議会改革を目指して~

県民感覚と乖離した栃木県政を変えようと栃木県議会議員に挑戦中の『西弘次(にしひろし)』の活動と、思いを綴った日記です。

栃木の海が無くなる!?そもそも海無し県ですが…

2010年09月05日 | 政治ネタ
海無し県の我が栃木県ですが、実は金の力で海を持っています。
それが「栃木県立とちぎ海浜自然の家」という施設で、1992年年7月茨城県鹿島郡旭村(現鉾田市)の玉田海岸を臨む丘陵地に400人宿泊(ロッジやテントも含めると約600人)収容できる広大な施設です。

そもそも何で出来たかというと「普段海に接することの少ない栃木県の子供たちに、海
や海に関する自然や産業・文化等に触れる機会を提供する「海の分教場」として、
また、県民一般に多様な学習の場を提供する「生涯学習施設」として」設置されたのが建前で、故渡辺美智雄氏がその土地を当時の渡辺知事に買うようにねじ込んだという黒い噂が絶えなかったものです。今となっては真偽のほどは分かりませんが、大きな大きな不自然な疑問は今でも残ります。
当時の県職員は政治屋の裏取引による無茶苦茶な買い物に対して、相当困ったと聞きます。誰が考えてもおかしいから。

さてこの施設では様々な体験が出来るのですが…

◆海にかかわる活動
・砂の造形・砂浜活動・なぎさ活動・砂浜の生物観察・海水中の小さな生き物・磯の生物・塩づくり・地引き網体験
◆野外活動
・野外調理・ウォークラリー・いかだ・カヌー遊び・つぼ焼きいも・サイクリング・BCモトクロス・オリエンテーリング
◆その他活動
・プール活動・海産物調理・民謡鑑賞・ライフセービング体験

この他にも細かいものは若干あるのですが海に直接関係ないので省きます。
さて上記をみていて何か気がつかないでしょうか?

そうです。「海水浴」がありません。肝心の海水浴がどこにも明記されていないんです。

何故なら玉田海岸のこの周辺の海は「遊泳禁止区域」だからです。泳いではいけません!!

泳げない海に莫大な費用を投じてこの施設を作ることに当時の県民からは疑問の声が上がりましたが、県議会はオール与党で全会一致で賛成。当時県議会議員だった現知事の福田富一氏も当然賛成しました。他にも賛成した議員は自民・民主に現職として複数残っています。


さてこの施設ですが年間予算4億1392万2千円という額で「(財)とちぎ青少年こども財団」という天下り団体に指定管理者として運営を委託しています。
この財団は私もお世話になっている「栃木県立子ども総合科学館(4億8157万4千円)」をはじめ「とちぎ青少年センター(2901万6千円)」「なす高原自然の家(1億6287万円)」も指定管理者として委託を受けています。ちなみに上記の()内の金額は施設利用料なども入れた予算額ですが、相当な金額であることが分かります。
更に「青少年健全育成事業(県市町からの予算総額1600万4千円)」「とちぎ未来クラブ事業(県からの予算総額17749万9千円)とこれは純粋な税金投入金額。この他にも規模の小さな税金投入があるようですが、手元に資料がありませんので詳細は不明です。
しかし分かっているだけでも、実際の利用料も含め合計すると、莫大な金額がこの財団に流れ込んでいることが分かります。約10億円ですからね…。
しかも今時ホームページに財団の予算・決算は勿論、役員名さえも掲載されない念の入れよう。それを県会議員が誰一人指摘も注意もしないのだから困ったものです。

・栃木県立とちぎ海浜自然の家 http://homepage3.nifty.com/tochigikaihin/
・(財)とちぎ青少年こども財団 http://www.z-kodomo.or.jp/index.html
・施設指定管理業務仕様書 http://www.pref.tochigi.lg.jp/education/shougai/kanrenshisetsu/resources/1215736722996.pdf


さて話は戻りますが、そんな「茨城県にある栃木の泳げない海」の施設が廃止になるのでは!?という噂が出てきました。
鳴り物入りで作った手前、利用者が少ないと大問題になることは目に見えておりましたので、当時の渡辺知事の号令の元、県教育委員会が市町村教育委員会に圧力を掛けて県内の全小学校で利用するように仕向けました。そえが今にも続いているのですが…。
栃木県内の小学校では「集団宿泊学習」として、4年生で「林間学校」、5年生で「臨海学校」、6年生で「修学旅行」というのが私が小さな頃からのお決まりのパターンでした。
今年もそのスケジュールです。
私の小学生時代は旅館に泊まって実際に海で泳いだのは本当に楽しかった思い出があります。でも今は、県内全ての小学生が1つの施設を利用しますから、夏場だけで処理できるわけがありません。春~初冬まで長い期間で使わせます。まあ「所詮は泳げないから一緒かな」と思う反面、「寒い中で地引き網とかって楽しさ半減だろうな」と子どもたちが不憫にも思えます。

何故廃止の噂が出たかというと、来年以降の「集団宿泊学習の変更」について宇都宮市教育委員会より通知が出されたからです。
その内容は「平成23年度以降、小学校4年生の冒険活動教室(旧・林間学校)と小学校5年生の臨海自然教室(旧・臨海学校)は、全市での実施が無くなります。」という内容。
そして「平成23年度からは小学校4年生は無し、小学校5年生は冒険活動教室(旧・林間学校)」という純粋に5年生の臨海学校だけが無くなったという通知です。

実はこの問題点が一つあります。何故なら県議会で廃止について何も決まっていないからです。この9月議会の議案に上がるのかも知れませんが、まだ審議もされていないうちから、県教育委員会が市教育委員会に通知を出したと思われること。
栃木知事も宇都宮市長も自民党船田派の構成員で、蜜月関係にあります。
栃木県が今年度で財政調整基金を使い果たし、財政再建団体に転落の可能性が残されている中、約200万人の栃木県の中で最も人口の多い宇都宮市(51万人)が独自の判断と行動に出るとは考えにくいですから。
財政の立て直しは必須だし、1日も早く手を打つことを否定するつもりはありません。しかし、現知事も県会議員時代に賛成し莫大な資金を投入した施設を何の反省もないまま、県議会に諮ることもせず、既成事実を積み重ねて事を進めるというのはいかがなもんなのでしょう。
最近問題となっているどこぞのエセ庶民派の専制君主的市長さんと同じですよ。
これが真実なら県議会がバカにされている証拠なのだから、県会議員も怒ればよいのですが、基本的に知事の腰巾着みたいな「自・民・公・みんな・隠れ無所属」の仲良し議会ですからね。
きっと近々県内マスコミ記事となることでしょう。是非とも県議会でどんな反応があるのか、見極めて頂ければと思います。

その際は「とちぎ青少年こども財団」への指定管理の委託期間は「2009年4月1日~2014年3月31日」の契約ですから、契約破棄の保証金があるはずです。この金額も要注意点の一つです。
そしてその土地や施設の売却をどうするのか?売却先や金額なども含めて要注意点の二つ目です。

さて真偽のほども含め、動きを見守りましょう。
ちなみに私自身は廃止自体には賛成です。そもそも莫大な税金を投入してまで必要があった施設とは思っておりませんので。


参考までに…今年の宇都宮市の小学4年生は「4年生で冒険活動教室(旧・林間学校)1泊2日」「5年生で冒険活動教室(旧・林間学校)2泊3日」「6年生で修学旅行」「中学1年生で冒険活動教室(旧・林間学校)2泊3日」と3回も(今までは小4と中1)林間学校という事に。制度変更の谷間とは言え、少し可哀相な気がしますね。
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2 コメント

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Unknown (ロボコン)
2012-09-15 11:55:45
地元民ですが、玉田海岸は海水浴場化されないのは残念ですね。だとしたら、海浜自然の家の監視員の人を付ければ大丈夫のはずですがね。
あれから6年… (さにぼー)
2016-06-28 21:50:26
廃止は…されていませんね。

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