超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

In the Soup「ジュテーム、再び・・・」@下北沢SHELTER 11.10.6

2011-10-08 14:34:59 | ライブレポ






一昨日の事なんですけど、In the Soupのワンマンを観に下北沢まで行ってきました。




今から11年前・・・かな?
その頃にメジャーデビューして今は完全に休止状態みたいになってて
当時はそこそこ話題に上りつつも
だんだんと下火になっていった記憶があるバンドなんですけど
不思議と今でもその頃のアルバムだったりシングルを聴いてたりするんですよね。
未だに自分の中では心にしみる音楽として鳴ってるし
飽きてもいないし
普通に活動を待ってる部分はありつつも・・・今回4年ぶりにライブ限定で復活、という事で。
これは観に行きたいなっ、って事で
久しぶりの下北沢まで繰り出した次第であります。

彼らの魅力は、一言で土臭さだったり、男っぽさだったり
良い意味で汗臭いロックバンドって個人的に思ってるんですけど
エレカシや怒髪天と違うのは
基本的に声がかなりきれいで伸びやかなんですよね。前述のバンドと似た方向性なんですけど
ロストインタイムの海北さんがそれをやってる感じに似てて
その中間的な感じかもしれないです。
だから入り口はそこそこ広いと思うんですけど、まあこういうのは基本時代遅れなんでしょうね。
それでも特有の雰囲気と強い歌心がしっかりと響いてくる
昔ながらの馴染み易いロックバンドだと私は思ってますね。





いつも思うんですが
下北沢シェルターって本当にパンパンに人詰めますね!
仕方ないっちゃあ仕方ないんですけど
同じ小ハコでもQueや千葉LOOKはソールドアウトでももう少し隙間があると思うんですけど。
もう間隔がほぼないっていうか
満員電車と同じレベルで、これからシェルターのソールド公演に行く人は覚悟して行った方がいいですよ。
最後の方なんて密着状態に近くて熱気ムンムンでヤバかったですね。

一曲目から代表曲「檸檬」!
個人的に一二を争うくらい好きな曲なので一曲目から個人的テンションは最高潮で(笑)。
軽快に「光った汗を僕は信じてる」を掻き鳴らして
場の雰囲気をほぐしてから
デビュー曲である「風の子」を披露。もうイントロの部分で涙腺にきてましたけど・・・
改めて生で聴いて本当に名曲やなあ~って純粋に思えました。
そんなメロディーでした。

最後の和を感じさせるアンサンブルが絶品だった「せんこう花火」を味わいつつ
次は「熱い涙」・・・と思ったら
ここで歌詞を間違えてやりなおし!っていうのが2回も重なったんですよね。
そしたら「「せんこう花火」の次に「熱い涙」っていうのはどうにも辛苦くさいと思ってたんだよ」と
曲自体をなかった事にして次の楽曲に突入(!)、
いいのか!?って思いつつ
残念だとも思いつつ
それによって次の「青いインクのボールペン」が通常以上に盛り上がった節があるので
一概に残念とは言えないのがニクい(笑)。冒頭の部分は聴けたからいっか。
その「青いインク~」はどうせこの曲は聴きたいけど演らなそう、
って思ってた曲なので
それも含めて個人的にすっごく嬉しく、気持ち良く聴けましたね。
あのちょっとヒネた感じのリフがたまらん。


中盤は、現時点での最新作から「スマイルサークル」。
他の曲と比べて明らかに盛り上がりや反応は足りなかったけど
さり気に昔の代表曲と混ぜても違和感はなかったし、テンションも良かったと思う。
そこから「Love Song」を皮切りに怒涛のロックモードに突入!
「テレフォンミー」
「イタイ×イタイ」と聴きたかった昔のナンバーを惜しげもなく連発
自分がライブに行き始めた頃には既に活動休止してたので一曲鳴らされる度に
「あの曲だっ!」と新鮮な感動があって
その意味でも来て良かった、と観ながらつくづく実感。「バイブレーション」「0~ゼロ~」と
幅広い選曲にも感心しつつ
後者ではライブ特有の絶頂感みたいな感覚を味わえて実直に感動しました。

これまた初期の代表曲「川」を繰り出し
きれいなだけじゃないからよ、ドブだと言われることもある~の部分で超感情移入しつつ
最後の「グリーングリーン」でコールアンドレスポンスも存分に味わって
磐石の盛り上がりのままでライブ本遍は終了しました。
まあ、代表曲2発連発すれば当然場の雰囲気は爆上げされるんですけども(笑)。
後者はカバー曲なのにインスーのオリジナル楽曲とまで聴こえるのはやっぱ凄いと思った。
まだまだ現役で行けるんじゃないかなあ。


アンコールでは「星に咲く花」を爽やかに歌って。
汗臭い男のロックも出来るけど
こういう通常のJポップらしい楽曲もこなせるのが彼らの強みですな。
「むし」には思わず涙腺くすぐられたぜ。アンコールで聴くにはピッタリの曲だなあ。

Wアンコールも敢行、これまたすっごく聴きたかった「東京野球」で最後のテンション上昇
ラストは「夜のかけ布団」をジンワリと響かせ
感動的な雰囲気のままにライブは終了。始まりが7時半で終わりが10時と長丁場でしたが
楽曲自体は最後まできっちり楽しめました。
こんな素敵な夜をありがとうインザスープ。そんな事をハコから出たとき実直に思いました。

大人になって学生の頃聴いてたバンドのライブにも行ける様になりましたが
中でもこのバンドは
もうないかな、とまで思ってたのでその意味でも嬉しい公演でしたね。お疲れさまでした。






セトリ
1.檸檬-レモン-
2.光った汗を僕は信じてる
3.風の子
4.せんこう花火
5.熱い涙(冒頭のみ)
6.青いインクのボールペン
7.スマイルサークル
8.Love Song
9.テレフォンミー
10.イタイ×イタイ
11.バイブレーション
12.0~ゼロ~
13.川
14.グリーングリーン
encore
15.星に咲く花
16.むし
encore2
17.東京野球
18.夜のかけ布団




ハイライトは、間違いなく「むし」でしょう。
といいつつ一番泣きそうになったのは「風の子」ですけど。
「テレフォンミー」の中尾さんはメチャクチャ格好良かったね!
あの頃のイメージのまんまに
あの頃の音楽をちゃんと演奏してくれた印象。
当時からこの人の声はバリエーション広いなあって思ってたけど
その声の良さは健在で
それを今味わえた事も個人的には嬉しかったです。彼らの音楽って
昔から自分にあるものっていうか
馴染み易いメロディーラインの曲が多いので聴いてると良い意味で安心するんですよね。
それでいて曲によっては胸も熱くなる音楽だし
今回ライブに行ってみて
改めて今活動してない事がちょっと惜しいな、って。そう思えたのが一番の収穫だったのかも。
何にせよ
今度は「熱い涙」のリベンジを是非期待したいです(笑)。
そういう生っぽさを含めてめっちゃ熱い公演でしたけど。やっぱ今でも好きですわ。





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