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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

世紀末オカルト学院 第13話(最終回) 「マヤの文明」 感想

2010-09-28 02:36:57 | アニメ


納得の着地点!! 「世紀末オカルト学院」最終話の感想です。


ええと、久々にスッキリした最終回を観れた気がします。ストーリーもので。
というのも2期とか要らない作りになってたんですよね。
もう完全にまとめちゃった感じ。
で、それが潔かったと。
個人的には、良いアニメであった、と断言します。という訳で以下つらつらと。




先週、鍵をやっつけたものの変わらなかった未来。
けど、今週の冒頭で早くもその理由が分かりました。
なんと、本当の鍵は文明だったのです。

一言で説明すると・・・空間のズレ?要は、未来から来た人間が過去の自分と会うと
歪が生じて、それで世界がめちゃくちゃになる、って話です。
マヤはサプライズの為に母親とこの時代の文明を呼んでいた訳ですが
それ含めて仇になってしまった、と。
なんだか皮肉な話しですね。
美風もある意味鍵だったと思うんですけど、また別のベクトルからの鍵がいた、って話ですね。
そうすると、世界を滅ぼす可能性のある者同士がいちゃいちゃしてた訳だ。
こっわー・・・。

でも、解決策はもう分かってますね。
会わなきゃ良い。
ただそれだけの話しです。
長野に到着した文明親子の内、母親だけを呼んでつっけんどんな接待で怒らせて帰し
後は最後のお別れに時間を使おう、と。
理事長命令で、送別会を開いて。
こずえのボケもこれで最後なんだなあ。黒木親子は相変わらず仲良さげでいいね。
そんな楽しい中で、お別れも無事終了・・・、と思いきや。
文明はただ流されていただけの自分を恥じていて。
きっかけは黒木に散々言われた事だったんですけど
俺自分の足で歩いてないな、と。
個人的には終盤は結構頑張った方だと思ってるんですけどね。やっぱり未練がある様子。

そんな最中、真夜中の学園で遊ぶ子供が一人。
それは・・・なんと文明だった。
過去の。
フラストレーションが溜まっていたのか
勝手にホテルの部屋から抜け出して、外を歩き回ってた訳です。しかも遊んでるところが遊んでるところで。
警察に捜索願を出すも泣いている母親。
金づる、って言われた時も怒ってたし、一応の愛情はあったのかな・・・。
それはともかく
これはある種の複線とも取れるわけですよ。さてどうなる。


マヤに、文明親子を帰した後で、それからもここに残れば・・・と言われた文明ですが
やっぱり、居れば会いたくなってしまう、という事で。
学院で最後の挨拶です。
昨日の気持ちのままだったので、とても投げやりな挨拶。
このままで終わっていいのだろうか・・・、と思いつつ
屋上で話している二人。
文明は、もう行くよ、と。
その時、マヤが行かないで、と呼び止める。なんだかんだで、マヤも文明を認めてたのかもしれない。
文明は文明でマヤに対して想うところがあったみたいなんだけど。
そんな事をしてたら-

・・・遂に出会ってしまいました。
未来の文明と、この時代の文明が!
やはりこういう事態になったか、と思ってたら
文明が、
ようやく自分の意志で、
過去の自分の力も借りて、
自分の足で歩き出す!

歪から出てきた、生命体に無謀ながらも一人で立ち向かう文明
最後の最後で
自分の生命全てを懸けて
生命体の中心へと昇っていく文明。
元々文明は超能力の持ち主、眠ってた力と、子供の時の自分の力が籠もっていたであろうスプーンの力。
ベタだけど
やっぱりこういう展開は燃えてしまう。考える前に面白い、って思ってしまうというか。
マヤにこの時代の自分をよろしく、と言い残し
光となった文明。
最初は単なるへタレだった彼も、最後には立派に救世主になれました。
元は文明がやってきたから、ってツッコミはなしね!
最後は自分の意志で歩けた訳です。


マヤの父親は、回想によると千尋の白魔術の力によって未来の世界に飛ばされ
そこで避難してたみたい。
そんな父親の居る未来の世界は・・・本当の平和が訪れていました。
マヤからの電話に、「今帰るよ」と父親。
ラストシーンには食卓と、その上にはスプーンが・・・って事で
おおよその問題を全て解決して終わりです。

文明が消え去った後に、涙を流していたマヤ。けど、小さい文明の手を取って、彼女もまた歩き出した。
その後、細かくどうなったかは分かりませんが
個人的には、「ああ、終わったなあ!」って感じの観心地でした。
面白かったと思います。
そこはかとない感動なんかも。






一言で、ダークホース的な作品でした。自分にとっては。
そもそもアニメ誌でチラッと記事読んだときは、結構小難しそうな話だな、って感じで
やや敬遠気味だったんですけど
様子見で観た一話がすごく面白くて。
気がづけば毎週感想を書くほどでした。
その要因の一旦として、文明のへタレっぷりが面白かった、というのがあります。
それに対するマヤのサドっぷりもセットで。
でも、それが解消された時の気持ち良さも重要な訳で。
それを考えると、正に自分が望んだ通りの最終回、に近かったかもしれません。
 意外と、ギャグなんかも面白くて
かと思えばすっごくエロいシーンがあったりね!超展開もあったし、引きも全体的に上手かった。
という訳で、一つのエンターティメント作品として
自分は結構に楽しめた、という具合です。
個人的には好きな作品でした。
もうマヤ様の姿を拝めないのが寂しいッス!けど、スッキリはしましたよ、って事で。

ああそうだ
一つだけ心残りがあるとしたら
JKのメイン話は欲しかったかもしれないですね。ま、あのくらいの立ち位置のが丁度良かったのかもしれないけど。
兎も角、最後まで楽しませてもらいました。
同時に、この感想を読んで下さった皆様にも感謝。お疲れ様でした!





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