今回は忠信の最期と、静の舞が見所でしたね…。
静が鎌倉に護送されると聞き、彼女を助けようと今まで行方不明だった忠信が現れます。でも一人では力及ばず、斬られて倒れてしまいます。
それを見守る事しか出来なかった義経主従。
でも朱雀の翁のおかげで、忠信と言葉を交わす事が出来ました(T-T)
「叱って下され」「叱ってやる」って、こんな時じゃなければ、軽口叩いてる主従のようで微笑ましいですが、それどころじゃなく(><)
これから義経達が平泉へ行くと知り、平泉なら義経が夢見る新しい国づくりが出来て、穏やかに暮らせるだろうと、忠信も安心したんじゃないでしょうか(;;)
一緒には行けないけれど、後は他のみんなに託して…最期は義経に会えて、忠信も満足したかもしれません…。魂は継信兄上と一緒に、義経達に付いて行きますね、きっと!
一方、密かに鎌倉に連れて来られていた静。詮議には何も答えず、逆に頼朝に、何故弟義経を討たねばならないのかと問い質します。
「弟ゆえじゃ」と言う答えは卑怯だ(T-T) 義経への妬みとか恨みとかの方がまだ頼朝を憎めますが…←頼朝を単なる非道な兄にはしたくないシナリオと演出でしょうか…。
静は男子を出産し(前回、鳩尾を殴られたりしたのに良く流産しませんでしたね)、政子に取り上げられてしまいます。
政子に御子に会わせてくれと、そして亡き者にされたな!と迫ります。さとみちゃん、鬼気迫る演技でしたね!
さらに鶴岡八幡宮の落慶祝いで、舞を奉納するよう言われた静。
楽器や弾き手を鎌倉で揃えられるのか、と政子に挑発的。静と政子、ビシバシ火花が散っております(^^;)
そして奉納の舞では、義経への想いを歌い、舞う静。彼女の心意気が分かったのは、やはり同じおなごの政子!「見事じゃ!」と褒めます。さらには静を都へ返すよう頼朝に進言。おお、そうなるんでしょうか…。
それにしても男どもはおなご心が分からず、いけませんな(^^;)
それと、紅葉が散りまくった、また凄い演出でした。義経と静はシンクロしてましたしね(^^;)
次回は歌舞伎で有名な勧進帳ですか。関所には時広爺が!じゃなくて、石橋蓮司さん!豪華なゲストですな。(時広とは『北条時宗』に出て来た北条氏です)そして巴ちゃんが!次回も気になりますね。