ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

博多山笠、お汐井とり行事

2017-07-08 14:56:53 | 街を徘徊して


7月10日から「静」から「動」へと動き出す博多山笠、博多の街を小型の山笠「舁き山」が走り回ります。

その前日の7月9日夕方に全部の流れで行なわれるお汐井とり。
博多の筥崎宮(福岡市東区)正面にある浜に関係者が走りながら集まり、
浜の砂(これをお汐井と言う)を竹かご(てぼ)にすくい取り持ち帰ります。
このお汐井は山笠に吊るしたり、玄関先に下げたりします。
山笠行事に出る時には振りかけて清める神聖な砂となります。

「おっしょい、おっしょい」と掛け声をかけながら浜に向かう姿は勇壮です。
お汐井とりの後は、筥崎宮と櫛田神社に参って期間中の安全を祈願します。

余談ですが、山を担ぐ時と担がない時では掛け声が違います。
担ぐ時は「おいさ、おいさ」となります。
「おっしょい」ではタイミングが合わないことと、気合が入らないからです。

ところで昔は10m以上の飾り山が動いていましたが、お金があまりにもかかるので小型にせざるを得なかったことと、市内電車が走り出したことで架線に触れないように高さ4.5m以内という数字が決められ、これが今ある「舁き山」の原点となっています。


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