日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

安蘭マルグリット(スカーレット・ピンパーネル)

2017年12月02日 | Memories of ZUKA
今年2度目のお上りさんをしてきた



階段のぼった先に



現れたのは





2016年秋に上演された時に
観に行けばよかったと後悔してたら
早くも再演されるということで
きばってきばって観に行くことにした



宝塚観劇以外のミュージカルを観るのは
安蘭けいが宝塚退団後に出演した
The Musical『アイーダ』以来



『アイーダ』はタイトルの後に
宝塚観劇『王家に捧ぐ歌』より
と付くだけあって
物語はほとんど同じだった



『スカーレット・ピンパーネル』は違った



ルイ・シャルル王子救出劇はなくて
パリに戻り捕らわれたアルマンの救出が
メインになる

宝塚版よりも頼りない感じのするアルマンを
マルグリットは命をかけて救おうとする
剣さえ振り回し
マルグリットの過去と
安蘭けいの過去が同時に垣間見られる



ちなみに
マリーの婚約者はアルマンではなくて
タッソーという男
タッソーと聞いて思い浮かぶのは
マダム・タッソーの蝋人形の館

マリー・グロショルツは
のちのマダム・タッソーで
それをほのめかすエピソードが盛り込まれてる



ルイ・シャルル救出のエピソードがない分
パーシーとマルグリット
夫婦の愛のすれ違いがクローズアップされて
感じる



ショーヴランとマルグリットの過去の関係も
より明確にされて
男と女の生々しい何やかんやが漂う



生々しいといえば
ギロチンも生々しい
べったりと血糊が付いたギロチンから
首が落ちるところを見せる



宝塚版のキーワードとも言える
「ひとかけらの勇気」は
違う歌詞で歌われ
数ある名曲の中の1曲という印象に

マルグリットの真実を知った後の
パーシーの歌に泣かされた

ショーヴランは
鷹のように〜♪ではなく
ハヤブサのように〜♪と歌う
個人的にはやっぱり
マルグリットへの未練タラタラに歌う
「あの日のきみはどこへ」が好き

久しぶりに聴く安蘭けいの美しい歌声
パーシーとの別れを覚悟して歌う
「忘れましょう」には胸が震えた



男性を男性が演じ歌うと迫力が増す
というのは『エリザベート』でも感じたけど
どちらがいいとは言えなくて
違う味付けの
『スカーレット・ピンパーネル』を
楽しめたなと思う



宝塚版のほうが
コミカルのエッセンス強め
かな?

そういえば
マルグリットがショーヴランに
サン・シール侯爵の居所を教えてしまう理由は
宝塚版でははじめから明確だけど
梅芸版ではすぐにはわからない
観客もパーシーと一緒に悩む仕立て

宝塚版は
幅広い年齢層の人に楽しんでもらえるように
なってるんだなと思う



今回またまた2階席からの観劇
しかもほとんど最後列
今度は何に阻まれるのだろうと構えていたら
何ものにも阻まれず非常に見やすかった

・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

当ブログ
下手の長ブログを少しでも簡潔にするため
敬称略となっております

上から目線チックで堪忍!

俺っすね(どんつきの庭のリース)

2017年12月02日 | 散歩道
12月に入って
一段と静かになったどんつきの庭
マメナシはますます色づきながら
葉を落としはじめた



赤かったり



黄色かったり



赤くなる途中だったり



実に多彩



落ちた葉も美しい



飽かずに眺めていると
ガーデナーさんが現れて
今年のリースはマメナシの葉で出来てると言う

マメナシの木に気を取られて
今年ももうリースが登場してるとは
気がつかなかった



冬になると
毎年さりげなくドアに掛けられる
美しいリース
誰が作ってるのかずっと知りたかった
でもなかなか聞く機会がなかった

これはチャンスと聞いて
返ってきたのが

俺っすね



女性のガーデナーさんが
作ってるとばかり思ってた



驚いた





絶妙なバランスで植えられて
中年の乙女心をくすぐった
ヤリゲイトウといい



今年は意外な一面を見た気もするし
いつの間にか成長したのかなとも思う



オバチャンも
陰ながら応援してますよ



館の正面は
白ですっきりと飾りつけられてる



いつかのオーナメントが
大活躍



マメナシの葉っぱを
今年も拾って帰った

特に何かを作る予定もないんだけど
ランダムに並べるだけでも
こんなにきれい