この記事は、3.11の公開討論会に向けて個人ブログで短期連載を始めた【中共2013】シリーズの第2回記事の転載です。
第1回は⇒<【中共2013】1 「中共の対日工作要領」についてのまとめ /現代中国の危機的様相 その1>
■まず、日中両国と世界主要国等を比べてみる
このミニシリーズの目的は、今後の日中関係を考えるために、中共の現状を確かめること。
そこで、まず出発点として、日中の世界の中の位置づけや特徴を理解したいと思い、表にまとめてみました。
数字の意味を読み解いていくと、実にたくさんのことが分かり、さらにそれ以上に疑問が増えていくのですが、ここでは日・中・米の関係を考えるための重要な気づきを一部あげてみたいと思います。
1.自然条件・・・耕地面積の数値だけみると、日本人が生きていくための自然条件は、世界の多くの国々と比べて《とても小さく、貧弱》のように見える。
しかし実際は、
(1)日本は世界で唯一(?)の「温帯モンスーン」気候により水に恵まれ、かつ、どこを開墾しても農作物が良く育つほど土壌が豊か。
(2)「食糧自給率が低い」とよく言われているが、実際は《工業製品輸出重視、農産物輸入重視》という国策を採ってきた影響がかなり大きいと考えられる。
※本気で自給率向上に取り組めばあっというまに急上昇するだろう。今は「コスト重視」あるいは「輸出産業の犠牲政策」により、海外の安い農産物を買いあさっている状況。
(3)山地が7割ほどもあり、そこは戦後70年たって《手つかずの宝物》になっている。※ものすごい「バイオマス」資源。こんなに森林が豊かな国は少ない。
(4)「海と海底」を加えると・・・日本の「利用面積」は、中国の約1/2、米国の約1/4という、広大なものとなる。「海底の資源」はまだ手つかず。
《日本の国土が欲しい》と思う欲深な外国人はたくさんいるでしょうね。
そのうえ、《おそらく世界一の、まじめに働く賢い国民》も棲んでいるのですから…
2.暮らし・・・日本は、まちがいなく《世界トップクラスの安全と利便と豊かさ》のなかで暮らしている。
※なぜだか知りませんが(※だいぶ分かりかけていますが)、現代の日本社会には、「日本はダメだ」「日本は破綻し没落する」という嘘を言い続ける「マスコミ関係者」・「経済などの学者」・「政治家」がうようよいます。
(※百年ほど前から日本に入り込み続けている、反日本的な、「外国人」・「帰化人」、なんらかの理由で日本を裏切っている日本民族系日本人、その他嘘を信じてしまった人たちに分類できるようです。)
3.対外的安全保障・・・日本は今は核兵器を持っていないので、「遅れてやって来た帝国主義国家:中共」の野望に対応するには「片務的な日米同盟」が不可欠の状況。
「連合国」にとって同じく「敵側敗戦国」であるドイツ・イタリアは、EUの有力国家としてよみがえり、仏・英国の核兵器で守られている。
日本がこれから採る道は、中国・ロシア・朝鮮(韓国+北朝鮮)…があるかぎり、「米国の家来」を続けるか、「米国第51州」か、「侵略抑止力としての大量破壊兵器(※核兵器など)をもつ独立国」か?
私が嫌々ながら想定する悪夢は、《中共崩壊中の中国からの膨大な難民船が、核ミサイルの護衛(=脅迫)付きで日本に押し寄せ、自衛隊もお手上げ》というもの…
陸続きの国々はもっと大変でしょうね。
<唐津支部事務局長 松永正紀>