未曾有の大惨事を招き、今もな余震だけでなく様々な面で大混乱を来たしている地震の翌朝、JR錦糸町駅にいました。終日運休により家路に急ぐひとびとでが、ようやく動き出した電車を待つため、駅のホームは人ごみであふれていました。
携帯電話もまだ通じにくい状況で、喧騒の中、骨伝導ヘッドセットだけが相手の声を正確に伝えてくれていました。しかし、通信ができない状態では、さすがの骨伝導も意味をなしません。地震当日は、残念ながら活躍の場はあまりありませんでした。
錦糸町駅はJRと地下鉄半蔵門線が通っています。JRは総武線の快速も停車します。
JR東日本の1日平均乗車人員は98,986人で、JR東日本の駅で第37位にランクします。首都圏の中でも主要駅に位置づけられるでしょう。一方、地下鉄半蔵門線は、1日平均乗降人員は81,494人と、意外に多い数字を誇っています。実は、半蔵門線の開業前(延伸前)の予想では32,000人程度と見込まれていたそうです。ここまで予想を大きく上回る理由が何なのか、興味深いことです。
南口は東京の中でも名だたる歓楽街といえます。
多国籍の女性が多く働く飲食街が広がっています。東京都により「東京副都心」にも定められており、東京東部を代表する街となっています。
北口の北斎通りに「錦糸堀」が地名の由来と言われています。この錦糸堀は、本所七不思議の「おいてけ堀」のことです。
とにかく猥雑な街の表玄関は、喧騒と狂乱を伴うときがあります。しかし大地震のあとの錦糸町駅は、どこか沈んだ印象でした。骨伝導も天災の無線機使用時に活躍しますが、それもやはり米軍採用の特許技術の骨伝導だけです。
⇒ 特許技術の骨伝導
これだけの災害現場に骨伝導だどれだけ活躍しているか、報道では知ることが出来ないでしょうが、錦糸町駅に立ち、思いは様々な方向へ駆け巡ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます