東武鉄道の本線ともいうべき伊勢崎線を走る特急電車が「りょうもう」ですが、やはり東武鉄道といえば日光・鬼怒川方面の特急「スペーシア」が有名です。
地味な理由のひとつに、乗客のターゲットがまったく異なるという点が挙げられるでしょう。スペーシアが観光客ターゲットなのに対して、りょうもうは完全なビジネス特急です。浅草・北千住から向かう先も、北関東の工業都市ばかりです。
特に群馬県の20万都市で、りょうもう停車駅のメインとなる太田市は、戦前は中島飛行機、戦後は富士重工の企業城下町でもあります。この都市にJRの路線が1本も走っていないわけですから、東武の独壇場としてビジネス客が多いのも頷けます。
この路線は途中まで複々線で、高架化されている区間も多いのですが、浅草から太田まで所要時間が1時間20分は少し時間がかかりすぎだといえます。距離は94.7kmですから、これを他の路線の特急電車と比較してみると、
上野⇒水戸 距離117.5km
約1時間5分(スーパーひたち) 約1時間17分(フレッシュひたち)
新宿⇒塩山 距離106.6km
約1時間24分(かいじ)
東京⇒熱海 距離104.6km
約1時間19分(スーパーびゅう踊り子) 約46分(新幹線こだま)
どの路線も過密ダイアであるのは一緒ですから、やはり特急りょうもうは遅いといえます。急行から特急に格上げされたのが遅いのも、もしかしたらこの点にも事情があるのかもしれません。
ちなみにりょうもうの車内自動アナウンスの声は、フジテレビ「おはようナイスデイ」のリポーター・加藤純子さんです。
せっかくの特急りょうもう乗車ですから、加藤さんの声も骨で聴きましょう。骨伝導を使って、北関東の旅に出発です!
⇒ ところで骨伝導って…?
突然ですがパパの日に無料プレゼント(新型アルコール検知器)を実施していますので是非遊びにきてください。