小さな恋のステップ（韓国映画）チョン・ジェヨン イ・ナヨン

小さな恋のステップ　（原題　知ってる女）
２００４年　韓国
監督 チャン・ジン
出演 チョン・ジェヨン 　イ・ナヨン

ある日突然恋人に振られ、おまけに余命２ヶ月の不治の病を宣告されたプロ野球のチソンは、やけになって飲めない酒を飲み、バーテンダーのイヨンに介抱される。
チソンは本当の愛とは何かわからない。
実は、イヨンは子供の時引っ越してきてチソンに会ってから思いを寄せ続けていた。
毎日チソンを見ていて、行きつけの店を見つけちょうどバイト募集をみてそこでバーテンをやっていた。
チソンの家からイヨンの家まで歩いて３９歩。ところがチソンはそんなイヨンの存在にすら気づいていなかった。
銀行へ行き家を担保にお金を借りる。すると銀行強盗に会い行きたくても生きられない、そして愛とは何かを聞く。
イヨンはチソンとの出会いを葉書でラジオに応募。それを聞いたチソンはイヨンに怒る。携帯が懸賞であたる。チソンにあげたかった。それから映画も誘う。
５つも応募して５つ当選してしまったのだ。
映画を見に行き映画を見る。デートを楽しんだイヨン。お互いの両親は町内会の旅行で飛行機事故で死んだのだ。
２つの空き缶はチソンが捨てると潰して靴にはまりそのまま帰る。イヨンは音を聞いていた。すると途中で足音が。急いで見に行くイヨンは倒れているチソンを見つけ病院へ。チソンの病気を聞くことに。それは鼻孔の毛細血管の問題で鼻血を出すことだった。
薬を持ってチソンの家に。窓から渡す。窓の下にくっついて待ってていいチソンは黄色いチョークをもって型を書く。泥棒がやってきてチソンの家に入ってしまう。お説教をすると家族がいるから見逃してとお願いする。家にあったお金を少し上げる。盗んだバックを置いて帰る泥棒。
野球に行くチソン。イヨンが家の前を通ると警察がたくさんいた。家からお金と盗まれたバック。犯人と思われてしまう。
イヨンはチソンのところへ行き警察がきているから家には帰れないというとチソンはイヨンの家に泊めて欲しいというと喜んでうけるイヨン。
二人で食事をして野球を見る。イヨンが捕ったボールを客席に投げたらおもしろいという。二人の同棲が始まった。
チソンは仮にあと２ヶ月で死ぬとしたら何したいか聞く。マラソンをすれば心臓に負担がかかり死ねるとおもって参加したらキムチ冷蔵庫が賞品でもらうことに。
好きな音楽のを聴き話していて二人がキスしようとしたところに同じ泥棒が。
チソンは街で赤いワンピースを見つけイヨンにプレゼントする。
うれしいイヨン。とっても似合っている。
チソンは泥棒だと思われ逮捕されてしまうが、間違えだとわかり帰される。
そしてナイターへ。そこでイヨンに言われたようにボールを客席に投げた。
帰りのバスで医者からもらった手紙を読み嘘だったことが分かり、怒る。
店でお酒をのみよってしまった。店長から電話でイヨンが迎えに来る。
イヨン「ウチへ帰ろう」
チソン「俺にウチなんかない。お金もないしチームもクビになった」「泊めてくれるのか？俺が好きなのか？俺が気になるのか？」
イヨン「何でそういうの。本当に分からないの？だから聞いてるの？」
チソン「俺を愛してるなら言ってみろ」
泣きながら耳元で小さい声でイヨン「愛してる」
チソンは出て行ってしまった。イヨンはチソンのバックをもって家に帰る。
チソンは野球場でケンカをしていたカップルの女性が車に引かれたのを見る。その女性に死んだら愛なんてわからない。生きている時にしか愛は感じられないといわれる。チソンはいろんな人に聞いた愛について考え急いでイヨンの元へ。
二人は歩きながら帰る。チソンは名前、血液型、趣味、好きな食べ物などを聞くが緊張して同じ事を聞く。チソンは愛とは何かの答えがわかったような。イヨンも幸せだった。


最初はチソンは余命２ヶ月と知る、残りをどう生きるか。そして愛とは何かを探していた。でもイヨンと出会うことで答えが見つかる。いろんな人に愛とは何かをきくチソン。近くにいながら気づかなかったチソン。ずっと見ていたイヨン。
でも病気を知りお酒を飲みイヨンに介抱してもらって二人の出会いは始まった。
イヨンといることでチソンは今何をするかを考え、イヨンに教わる。野球で客席にボールを投げたり、楽しい出来事が増えてよかった。
でも医者の嘘で病気ではなかった事を知ったチソンはやけ酒を飲みイヨンが迎えにきてウチへ帰ろうと言うイヨンに突っかかるチソン。愛してるのかとか聞くチソンに泣きながら愛してるというイヨンが悲しかった。
でもチソンは愛は形でも言葉でもなく生きているときに感じることがわかってよかった。イヨンの片想いがチソンとの愛に変わってよかった。
いい映画だった。