長らくのご無沙汰、申し訳ありませんでした。やはりこちらは載せておかなければとがんばりました。
先週末テレビ信州にて、日本ウェルネス高校硬式野球部の軌跡として 『3年目の夏。白球の記憶』 というドキュメンタリー番組が放送されました。
テレビ信州は、日本ウェルネス高校信州筑北キャンパスが2015年9月25日に開校するにあたり、学校開校時から、その年の秋から冬にかけて開催された、翌年4月から入学する第一期生となる野球部員を募集する為の 「オープンキャンパス・野球練習会」(おそらく人材開発も込みであろう)から取材を始め、
それらを特集した
『夢 希望となる』・・・中原野球、新天地にていよいよ始動!! テレビ信州 1/23放送 2016年01月30日 | 松商、中原監督 関連カテゴリー
その年の夏には一年めの夏を
TVドキュメンタリー 『小さな村のベースボール協奏曲』 テレビ信州:7月30日放送 2016年08月16日 | 松商、中原監督 関連カテゴリー
放送してくれました。
と、ここでハタと気づいたのだが・・・
私は彼らが1年の時の練習試合、夏の県大会と見に行って、昨年2年生になったときの夏の県大会も見に行っている。(春秋の北信越大会長野大会は諸事情で行っていないが)
なのに、なぜ昨年2017年のTV特番についての記事がないのか
TV特番そのものがなかったのか、それとも見落としていたとしたらほんとうにごめんなさい。
しかも、今頃気が付くなんてぇ~ (TV放送情報は偶然TV見ていて予告で知ることが多いので)
と、ちょっと横道それましたが
つまりは、TV信州さんはずっと中原監督やウェルネス野球部を追ってきてくれて、今回その 「最終章」 までを取り上げてくれて嬉しいです。
毎回放送があるたびに、放送が見られない現在県外に住んでいるかつての中原監督の教え子の皆さんたちにも知らせてあげたいとの思いから
テレビ画面をたくさん写真にとってUPするのですが・・・
それには番組を見るためと写真を撮るためと2度番組を見なければならず、また写真を撮るために何度も静止画面を繰り返したりの膨大な時間がかかり
ブログにそれをUPするのにも時間がかかって、現在その時間がないので・・・
誠に申し訳ありませんが、今回は最低限の写真だけで、TV放送があったということだけにとどめさせていただきます。
悪しからずご了承くださいませ。ほんとうにすみません。
今年は作品に集中するためブログをほぼ休んでいるので、 Twitter と FeceBook にてちょこちょこと載せていたのですが・・・
ちょっとTVからはそれるのですが、
「夏の大会ハイライト」 を
今年は、こぉ~んなのがあると知って、ナント 地区予選からすべての試合がパソコンで見られるのでした。
なので、全部ではないけど時々気にしてみてましたが
ご覧のように、7月10日、一回戦を上伊那農業と戦い6対3で勝ち
7月12日に、友人 (元信濃グランセローズ、現松商学園コーチ松本匡礼くんの母で高校同級生のK子) が乗せて行ってくれたので、
長野オリンピックスタジアムまで、2回戦 対 長野戦 を見に行ってきました。
朝からよく晴れて暑かったですが、元気よくグラウンドに駈け出すウェルネスナイン。
両校挨拶。
試合は、ウェルネスが面白いように打ち、点が入り、コールドにこそなりませんでしたが 9対5 で勝利しました。
久しぶりに聞く校歌はやはりいいです。
スタンドに挨拶するウェルネスナイン。
試合の後、K子と共に中原監督にもご挨拶してきましたが、上機嫌で快活に話してくれて嬉しかったです。
K子はシニア時代から現ウェルネスの主将河野健太郎君ご一家と親交が深く、河野君のお父様ともお話しできました。
昨年の夏にご紹介いただいてから向こうでも覚えていてくれて、たまにブログなど見てくださっているようで嬉しいです。
息子友哉君の応援に来ていたH3の内藤玉樹君にはLINEで来場を告げていましたが、試合後にスタンドで見つけて向こうからご挨拶してくれて嬉しかったです。
3回戦は7月14日に 岡谷工 と戦い、7対0 の 8回コールド勝ち し 16強入り を果たしました。
4回戦は 東海大諏訪 と戦い、これまた 10対0 の 5回コールド勝ち。
面白いように勝ち進んで 夏の選手権大会長野大会で 初の 「ベスト8入り」 を果たします
ここまでは、会場が長野オリンピックスタジアム、準々決勝からは松本市野球場になることになっていたので、
そこまで進んでもらって、ぜひもう一度試合を見に行きたい、と思っていました。
望みどおりの結果になったわけですが、直前になり都合がつかなくなって行かれなくなってしまったのです。
仕方ないので、準々決勝は例のバーチャル高校野球を使ってスタートからPC画面より観戦しました。
中原監督は3回までに点をやらなければ勝算はある、と言っていたらしいので、祈るような気持ちで見ていましたが・・・
中原監督の予言が今度はいい方に働かなくて、序盤で佐久長聖の方に点を許してしまい、
ウェルネスの反撃もむなしく、 3対10 の、まさかの8回コールド負けしてしまいました。
3回戦4回戦と、コールドゲームを制してきたのはウェルネスの方だったので、本当にまさかと思いましたが・・・
佐久長聖はその後県大会で優勝、2年ぶりの甲子園出場を果たしたうえ、夏の選手権大会一回戦を北北海道の旭川大高に、今大会初の延長14回、春夏通じて初のタイブレークを制し5対4で勝ち二回戦に駒を進めたので
やはり強かったということですね。
それでも、昨年秋の北信越大会長野県大会では、決勝戦を佐久長聖と戦ってウェルネスの方が勝っているので (佐久長聖は春の北信越県大会の覇者だが)
それを思うと、もう少し後で当たりたかったと思わなくもないです。
テレビドキュメンタリーは、準々決勝で惜しくも敗れ去り号泣するウェルネスナインの姿から始まります。
昨年秋に県の頂点に立ち、
「市民タイムス」より
「スポーツニッポン」より
北信越本大会に初出場。
県大会決勝戦で肩にボールを受け続投不能となり途中退場したエース高山の怪我は完治したとのことだったが、まだ完全ではなかったのか、北信越の壁は厚かったのか、北越に 5対0 の大差で一回戦敗退し、春の選抜の夢は断たれるのですが・・・
慢心があったのか、あるいは1年の夏から試合に出続けて来たので絶頂期がずれてしまったのか、相手チームに研究し尽くされてしまったのか
今年の春の北信越長野大会地区予選では、 2回戦(シード校の為初戦となる) を強豪松商学園と当たってしまい・・・、
昨年秋には同校に中信地区予選と県大会とで2度も当たってしまい、でも2度とも勝っているのだけど、
その時の雪辱とばかり相手は闘争心満々で11対2の大差でまさかの初戦敗退を喫してしまいます。
そこから這い上がり、夏を目指すのは並大抵のことではなかったと思うので、
それだけ考えると、よくベスト8まで、とも言えますが
毎年、中原監督の誕生日には部員たちがお金を出し合ってケーキとささやかなプレゼントを贈っているそうですが、
今年は 「73」 のろうそくの乗ったケーキと、 「nakahara」 のネーム入りの運動靴。
3年間の感謝の気持ちと、甲子園への夢とが託されています。
部室の黒板には部員たちの文字で、
「中ちゃん(なかちゃん、と読むのでしょうか。H3の時代には影でチュウと読んでいたそうですが、さすがにそれはできないのか、それとも、今や愛称も公認なのか、誕生日プレゼントといい子世代と孫世代の違いを感じさせます) を (優勝して甲子園出場を決めて) 胴上げしてあげよう!!
心臓が止まらないように短めに!」
とのジョークまで交えたスローガンが掲げてあります。
途中、初めての宿泊を伴う遠征試合中に訪れた中だるみや、村の人たちとの交流、新築された寮での生活、1年生部員の台頭なども描かれ、
ベンチを外れた3年生やデータ分析係の部員の姿なども写しだします。
ベンチ入りした部員たちが、ひと針ひと針、不器用ながらも心を込めてゼッケンをユニフォームに縫い付ける姿は、
3年間の野球部への思い、これから迎える試合に対する熱くて深い想いが詰まっています。
そうして迎えた初戦決戦の日、黒板の文字は消されていました。
試合経過は先に挙げたとおり。
夢に見た甲子園への出場切符は、惜しくも3つ前の試合で彼らの手からすり抜けていきました。
私も、もう少し行ってくれるんじゃないかと思っていたので残念な気持ちや、この日試合を見に行かれなかったことへの後悔、
そして、1年の時から3年間もずっと見てきたチームは、実はウェルネスが初めてだったので、
明日からもう、このチームの試合は見られないのだ、というさみしい気持ちになって数日間がっくりきていましたが・・・
試合終了後、甲子園出場経験に長け、何度も迎えた修羅場、窮地を乗り越えてきた名将は、ベスト8で敗れ去ったのに意外にさばさばしていました。
一番最初のドキュメンタリー番組の中で、
「(甲子園出場は)そんな甘いもんじゃないです。」
と言い切った。
酸いも甘いも噛み分けた名将の言葉。
「野球よりも3年生の進路の心配の方が大変。」
「(彼らは)“成長”という意味では、一番ふり幅が大きかったんじゃないですか?」
野球うんぬんよりまず、当たり前のことができるようにさせたい。
中原監督の取材をした折の言葉に、中原監督の恩師、島岡吉郎の 『人間力』 が頭をよぎりました。
監督室の片隅には、今年一月に惜しまれつつもこの世を去った、恩師島岡監督の元、同じ釜の飯を分け合った、明学野球部で一級下の星野仙一さんとともに写っている若き日の中原監督のスナップが飾ってあるのがテレビ画面から垣間見れます。
卒業していく3年生に贈る言葉。
この日に焼けた笑顔が皆を魅了するのです
“中原劇場” の続きは、この本で・・・。
中原監督が本を出されました。
こちらで買えます。
『お前たちなら必ずできる』 中原英孝著 洋泉社刊 (2018/8/1)
ベスト8に散った翌日の新聞記事
K出身の熊谷秀明君は6回に代打で出て、ちょうど名古屋場所で連勝中だった御嶽海関と絡めてTVでも紹介されました。
そして彼の打った犠打が得点へと結びついたので・・・
中原監督の粋な計らいに感謝です。
熊谷君、遠くKから一人で乗り込んで、楽しいことつらいこと沢山あったと思うけど、よくがんばったね。
去年の夏、お父さんがお店に寄っていろんな話を聞かせてくれたけど、熊谷君は照れ臭かったのか、現役時代は一度も来なかったね。
卒業したら、いつか突然ひょっこりやってきて元気な姿を見せてくれるんじゃないかって、○○屋のおばちゃんは楽しみに待ってるからね。
消されていた黒板に、主将の河野健太郎君が文字をしたためます。
ドラマの最後の方、いろんな感情がこみあげてきて、自分も泣けて仕方がなかったです。
改めましてウェルネス第一期生のナインの皆さん、3年間も楽しませてもらってありがとう
通信制の高校だということ、開校、創部したてということ、名将中原英孝監督の3度目の挑戦地だということ、村を上げて応援、期待されている事などから
話題性があり、一年のころからずっとマスコミなどに注目され続けてきて、
嬉しいこともあったかもしれないけど、やりづらかったりプレッシャーを感じたり、色々大変だったと思います。
3年間よく耐えて頑張りましたね。
だけど無名の高校がここまで注目されて、しかも1年の入部のころからずっとレギュラーとして試合に出続けるだなんてことはそう滅多にあることではありません。
ウェルネス一期生の皆さんは、なんて幸せなのでしょう。
人生これからが勝負です。
野球部で得た経験を宝物に、これから更なる飛躍を目指して、もっと大きく羽ばたいていってほしいです
ガンバレ ウェルネス一期生ナイン
中原さんが監督であり続ける限り、ネコタは今後もウェルネス高校を応援してまいります。
新制ウェルネスもガンバレ
中原英孝監督率いる松商学園野球部H3チームの、上田佳範を投手に擁し選抜準優勝まで駆け上がった1991年の快進撃の模様と、24人のチームメイト全員を徹底取材した彼らの栄光と挫折、その後の15年の歳月を追ったネコタ渾身のスポーツノンフィクションも合わせてご覧ください。
こちらで読めます。
『松商ナイン1991年の快進撃~球児たちの15年~』 Amazon Kindle版
この続編となる “第三部” H3の下の2学年までをも網羅し、忘年会に集う43人へ精力取材した
『26年目の真実~すべての道はつながっている~』 はただいま執筆中
9月刊行予定。 乞うご期待ください
ウェルネス野球部、松商野球部(H3~5)、中原英孝監督関連については、当ブログの同カテゴリーにてその他いろいろと書いてございます。
合わせてご覧いただけますと幸いです。
現在執筆に専念するためブログをお休みさせていただいております。
代わりに? 情報発信源としてたまに呟いておりますので Twitter を覗いてみていただけると幸いです。
アカウント名 nekota-jare★『松商物語』第三部ただ今執筆中! @jarejare7
宜しくお願い致します。
※ ドキュメンタリードラマの間に他の覚書が入っているので時間経過等読みつづらいことをお詫び申し上げます。
TV画面のものは、全てテレビ信州制作のドキュメンタリードラマより写真に撮らせていただきました。
新聞記事は出どころを明記、他の写真はPC画面を含めてネコタが撮っております。
先週末テレビ信州にて、日本ウェルネス高校硬式野球部の軌跡として 『3年目の夏。白球の記憶』 というドキュメンタリー番組が放送されました。
テレビ信州は、日本ウェルネス高校信州筑北キャンパスが2015年9月25日に開校するにあたり、学校開校時から、その年の秋から冬にかけて開催された、翌年4月から入学する第一期生となる野球部員を募集する為の 「オープンキャンパス・野球練習会」(おそらく人材開発も込みであろう)から取材を始め、
それらを特集した
『夢 希望となる』・・・中原野球、新天地にていよいよ始動!! テレビ信州 1/23放送 2016年01月30日 | 松商、中原監督 関連カテゴリー
その年の夏には一年めの夏を
TVドキュメンタリー 『小さな村のベースボール協奏曲』 テレビ信州:7月30日放送 2016年08月16日 | 松商、中原監督 関連カテゴリー
放送してくれました。
と、ここでハタと気づいたのだが・・・
私は彼らが1年の時の練習試合、夏の県大会と見に行って、昨年2年生になったときの夏の県大会も見に行っている。(春秋の北信越大会長野大会は諸事情で行っていないが)
なのに、なぜ昨年2017年のTV特番についての記事がないのか
TV特番そのものがなかったのか、それとも見落としていたとしたらほんとうにごめんなさい。
しかも、今頃気が付くなんてぇ~ (TV放送情報は偶然TV見ていて予告で知ることが多いので)
と、ちょっと横道それましたが
つまりは、TV信州さんはずっと中原監督やウェルネス野球部を追ってきてくれて、今回その 「最終章」 までを取り上げてくれて嬉しいです。
毎回放送があるたびに、放送が見られない現在県外に住んでいるかつての中原監督の教え子の皆さんたちにも知らせてあげたいとの思いから
テレビ画面をたくさん写真にとってUPするのですが・・・
それには番組を見るためと写真を撮るためと2度番組を見なければならず、また写真を撮るために何度も静止画面を繰り返したりの膨大な時間がかかり
ブログにそれをUPするのにも時間がかかって、現在その時間がないので・・・
誠に申し訳ありませんが、今回は最低限の写真だけで、TV放送があったということだけにとどめさせていただきます。
悪しからずご了承くださいませ。ほんとうにすみません。
今年は作品に集中するためブログをほぼ休んでいるので、 Twitter と FeceBook にてちょこちょこと載せていたのですが・・・
ちょっとTVからはそれるのですが、
「夏の大会ハイライト」 を
今年は、こぉ~んなのがあると知って、ナント 地区予選からすべての試合がパソコンで見られるのでした。
なので、全部ではないけど時々気にしてみてましたが
ご覧のように、7月10日、一回戦を上伊那農業と戦い6対3で勝ち
7月12日に、友人 (元信濃グランセローズ、現松商学園コーチ松本匡礼くんの母で高校同級生のK子) が乗せて行ってくれたので、
長野オリンピックスタジアムまで、2回戦 対 長野戦 を見に行ってきました。
朝からよく晴れて暑かったですが、元気よくグラウンドに駈け出すウェルネスナイン。
両校挨拶。
試合は、ウェルネスが面白いように打ち、点が入り、コールドにこそなりませんでしたが 9対5 で勝利しました。
久しぶりに聞く校歌はやはりいいです。
スタンドに挨拶するウェルネスナイン。
試合の後、K子と共に中原監督にもご挨拶してきましたが、上機嫌で快活に話してくれて嬉しかったです。
K子はシニア時代から現ウェルネスの主将河野健太郎君ご一家と親交が深く、河野君のお父様ともお話しできました。
昨年の夏にご紹介いただいてから向こうでも覚えていてくれて、たまにブログなど見てくださっているようで嬉しいです。
息子友哉君の応援に来ていたH3の内藤玉樹君にはLINEで来場を告げていましたが、試合後にスタンドで見つけて向こうからご挨拶してくれて嬉しかったです。
3回戦は7月14日に 岡谷工 と戦い、7対0 の 8回コールド勝ち し 16強入り を果たしました。
4回戦は 東海大諏訪 と戦い、これまた 10対0 の 5回コールド勝ち。
面白いように勝ち進んで 夏の選手権大会長野大会で 初の 「ベスト8入り」 を果たします
ここまでは、会場が長野オリンピックスタジアム、準々決勝からは松本市野球場になることになっていたので、
そこまで進んでもらって、ぜひもう一度試合を見に行きたい、と思っていました。
望みどおりの結果になったわけですが、直前になり都合がつかなくなって行かれなくなってしまったのです。
仕方ないので、準々決勝は例のバーチャル高校野球を使ってスタートからPC画面より観戦しました。
中原監督は3回までに点をやらなければ勝算はある、と言っていたらしいので、祈るような気持ちで見ていましたが・・・
中原監督の予言が今度はいい方に働かなくて、序盤で佐久長聖の方に点を許してしまい、
ウェルネスの反撃もむなしく、 3対10 の、まさかの8回コールド負けしてしまいました。
3回戦4回戦と、コールドゲームを制してきたのはウェルネスの方だったので、本当にまさかと思いましたが・・・
佐久長聖はその後県大会で優勝、2年ぶりの甲子園出場を果たしたうえ、夏の選手権大会一回戦を北北海道の旭川大高に、今大会初の延長14回、春夏通じて初のタイブレークを制し5対4で勝ち二回戦に駒を進めたので
やはり強かったということですね。
それでも、昨年秋の北信越大会長野県大会では、決勝戦を佐久長聖と戦ってウェルネスの方が勝っているので (佐久長聖は春の北信越県大会の覇者だが)
それを思うと、もう少し後で当たりたかったと思わなくもないです。
テレビドキュメンタリーは、準々決勝で惜しくも敗れ去り号泣するウェルネスナインの姿から始まります。
昨年秋に県の頂点に立ち、
「市民タイムス」より
「スポーツニッポン」より
北信越本大会に初出場。
県大会決勝戦で肩にボールを受け続投不能となり途中退場したエース高山の怪我は完治したとのことだったが、まだ完全ではなかったのか、北信越の壁は厚かったのか、北越に 5対0 の大差で一回戦敗退し、春の選抜の夢は断たれるのですが・・・
慢心があったのか、あるいは1年の夏から試合に出続けて来たので絶頂期がずれてしまったのか、相手チームに研究し尽くされてしまったのか
今年の春の北信越長野大会地区予選では、 2回戦(シード校の為初戦となる) を強豪松商学園と当たってしまい・・・、
昨年秋には同校に中信地区予選と県大会とで2度も当たってしまい、でも2度とも勝っているのだけど、
その時の雪辱とばかり相手は闘争心満々で11対2の大差でまさかの初戦敗退を喫してしまいます。
そこから這い上がり、夏を目指すのは並大抵のことではなかったと思うので、
それだけ考えると、よくベスト8まで、とも言えますが
毎年、中原監督の誕生日には部員たちがお金を出し合ってケーキとささやかなプレゼントを贈っているそうですが、
今年は 「73」 のろうそくの乗ったケーキと、 「nakahara」 のネーム入りの運動靴。
3年間の感謝の気持ちと、甲子園への夢とが託されています。
部室の黒板には部員たちの文字で、
「中ちゃん(なかちゃん、と読むのでしょうか。H3の時代には影でチュウと読んでいたそうですが、さすがにそれはできないのか、それとも、今や愛称も公認なのか、誕生日プレゼントといい子世代と孫世代の違いを感じさせます) を (優勝して甲子園出場を決めて) 胴上げしてあげよう!!
心臓が止まらないように短めに!」
とのジョークまで交えたスローガンが掲げてあります。
途中、初めての宿泊を伴う遠征試合中に訪れた中だるみや、村の人たちとの交流、新築された寮での生活、1年生部員の台頭なども描かれ、
ベンチを外れた3年生やデータ分析係の部員の姿なども写しだします。
ベンチ入りした部員たちが、ひと針ひと針、不器用ながらも心を込めてゼッケンをユニフォームに縫い付ける姿は、
3年間の野球部への思い、これから迎える試合に対する熱くて深い想いが詰まっています。
そうして迎えた初戦決戦の日、黒板の文字は消されていました。
試合経過は先に挙げたとおり。
夢に見た甲子園への出場切符は、惜しくも3つ前の試合で彼らの手からすり抜けていきました。
私も、もう少し行ってくれるんじゃないかと思っていたので残念な気持ちや、この日試合を見に行かれなかったことへの後悔、
そして、1年の時から3年間もずっと見てきたチームは、実はウェルネスが初めてだったので、
明日からもう、このチームの試合は見られないのだ、というさみしい気持ちになって数日間がっくりきていましたが・・・
試合終了後、甲子園出場経験に長け、何度も迎えた修羅場、窮地を乗り越えてきた名将は、ベスト8で敗れ去ったのに意外にさばさばしていました。
一番最初のドキュメンタリー番組の中で、
「(甲子園出場は)そんな甘いもんじゃないです。」
と言い切った。
酸いも甘いも噛み分けた名将の言葉。
「野球よりも3年生の進路の心配の方が大変。」
「(彼らは)“成長”という意味では、一番ふり幅が大きかったんじゃないですか?」
野球うんぬんよりまず、当たり前のことができるようにさせたい。
中原監督の取材をした折の言葉に、中原監督の恩師、島岡吉郎の 『人間力』 が頭をよぎりました。
監督室の片隅には、今年一月に惜しまれつつもこの世を去った、恩師島岡監督の元、同じ釜の飯を分け合った、明学野球部で一級下の星野仙一さんとともに写っている若き日の中原監督のスナップが飾ってあるのがテレビ画面から垣間見れます。
卒業していく3年生に贈る言葉。
この日に焼けた笑顔が皆を魅了するのです
“中原劇場” の続きは、この本で・・・。
中原監督が本を出されました。
こちらで買えます。
『お前たちなら必ずできる』 中原英孝著 洋泉社刊 (2018/8/1)
ベスト8に散った翌日の新聞記事
K出身の熊谷秀明君は6回に代打で出て、ちょうど名古屋場所で連勝中だった御嶽海関と絡めてTVでも紹介されました。
そして彼の打った犠打が得点へと結びついたので・・・
中原監督の粋な計らいに感謝です。
熊谷君、遠くKから一人で乗り込んで、楽しいことつらいこと沢山あったと思うけど、よくがんばったね。
去年の夏、お父さんがお店に寄っていろんな話を聞かせてくれたけど、熊谷君は照れ臭かったのか、現役時代は一度も来なかったね。
卒業したら、いつか突然ひょっこりやってきて元気な姿を見せてくれるんじゃないかって、○○屋のおばちゃんは楽しみに待ってるからね。
消されていた黒板に、主将の河野健太郎君が文字をしたためます。
ドラマの最後の方、いろんな感情がこみあげてきて、自分も泣けて仕方がなかったです。
改めましてウェルネス第一期生のナインの皆さん、3年間も楽しませてもらってありがとう
通信制の高校だということ、開校、創部したてということ、名将中原英孝監督の3度目の挑戦地だということ、村を上げて応援、期待されている事などから
話題性があり、一年のころからずっとマスコミなどに注目され続けてきて、
嬉しいこともあったかもしれないけど、やりづらかったりプレッシャーを感じたり、色々大変だったと思います。
3年間よく耐えて頑張りましたね。
だけど無名の高校がここまで注目されて、しかも1年の入部のころからずっとレギュラーとして試合に出続けるだなんてことはそう滅多にあることではありません。
ウェルネス一期生の皆さんは、なんて幸せなのでしょう。
人生これからが勝負です。
野球部で得た経験を宝物に、これから更なる飛躍を目指して、もっと大きく羽ばたいていってほしいです
ガンバレ ウェルネス一期生ナイン
中原さんが監督であり続ける限り、ネコタは今後もウェルネス高校を応援してまいります。
新制ウェルネスもガンバレ
中原英孝監督率いる松商学園野球部H3チームの、上田佳範を投手に擁し選抜準優勝まで駆け上がった1991年の快進撃の模様と、24人のチームメイト全員を徹底取材した彼らの栄光と挫折、その後の15年の歳月を追ったネコタ渾身のスポーツノンフィクションも合わせてご覧ください。
こちらで読めます。
『松商ナイン1991年の快進撃~球児たちの15年~』 Amazon Kindle版
この続編となる “第三部” H3の下の2学年までをも網羅し、忘年会に集う43人へ精力取材した
『26年目の真実~すべての道はつながっている~』 はただいま執筆中
9月刊行予定。 乞うご期待ください
ウェルネス野球部、松商野球部(H3~5)、中原英孝監督関連については、当ブログの同カテゴリーにてその他いろいろと書いてございます。
合わせてご覧いただけますと幸いです。
現在執筆に専念するためブログをお休みさせていただいております。
代わりに? 情報発信源としてたまに呟いておりますので Twitter を覗いてみていただけると幸いです。
アカウント名 nekota-jare★『松商物語』第三部ただ今執筆中! @jarejare7
宜しくお願い致します。
※ ドキュメンタリードラマの間に他の覚書が入っているので時間経過等読みつづらいことをお詫び申し上げます。
TV画面のものは、全てテレビ信州制作のドキュメンタリードラマより写真に撮らせていただきました。
新聞記事は出どころを明記、他の写真はPC画面を含めてネコタが撮っております。