猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

なすとトマトの重ね焼き

2009年01月30日 | 食べ物、料理
子供のころからお洒落なものが好きだったので、自分のうちの古くてボロい家が好きになれなかった。暖炉とかベットとか、当時流行の「応接間」(今で言うリビングとはちょっと違い、家族がくつろぐというより、お客様用の洋式のお部屋のことでソファーや肘掛け椅子が置いてあった)のある家に憧れていた。

1960年代後半のことである。
家はボロかったし、暮らし向きも質素で貧乏たらしかった。カラーTVなんていらない、という母だったが、手作りが好きで、当時は気づかなかったが、今思うと、そういう意味ではモダンだったのかもしれない。電動式のミシンを買い、私達姉妹の普段着からよそ行き、制服までをも手作りしてくれた。まだ電子レンジがこの世に生まれていない当時としても珍しかった天火(電気式のオーブン)もいち早く入れ、おやつにパンやケーキを焼いてくれたりしたものだ。

その母があるとき食卓に出してくれた料理がそれだった。耐熱ガラスの容器に入っているというだけで、すごくお洒落な気がした。母が、こんなお洒落な器を持っていて、お洒落な料理を作ったことに驚いた。当時とろけるチーズなんてまだなくて、プロセスチーズがちらしてあった。なすとトマトがアツアツで、フーフーいって食べた気がする。たまにリクエストしたが、めんどくさい、とか言ってめったに作ってはくれなかったが。

大人になり、東京で一人暮らしをしていたころ、近くに住んでいた姉の家族に呼ばれて、ひな祭りや姪たちの誕生日など、夕飯をご馳走になりに行ったことがあった。母譲りか、姉は料理が上手でどれもみなおいしかったが、あるときゆで卵の入ったミートローフが出てきたことがあった。食卓に出る前、焼いたばかりのそれが入っていた容器が、やはり耐熱ガラスのパウンド型だった。

今もっているグラタン皿は長方形の平たいもの(写真手前)で、結婚したころ義妹にもらったもので、二人分の市販のマカロニグラタンがぴったり入る。耐熱ガラスでとても気に入っているが、最近、母の作ってくれた「なすとトマトの重ね焼き」と姉の「ゆで卵の入ったミートローフ」を作りたくなった私。それには平たいグラタン皿では不適格で、どうしても深さのあるパウンド型がほしくてたまらなくなった。しかもそれは、絶対に耐熱ガラスでなくてはならない。なぜなら、それが母の味、姉の味であるような、懐かしくてお洒落で、憧れみたいな気がしたからだ。(手持ちのグラタン皿にも合っているしね)
母に使ってないならちょうだいよ、といったのだが、もう何十年も使ってないので探したけれど、ついにそれは出てこなかった。(実家は物が多すぎる)仕方ないので、買うしかない。

で、先日も書いたとおり、昔流行った耐熱ガラス容器は、最近ではあまり見かけなくなったようで、やっとのことでネットで探し当てて手に入れました。(写真奥)
平たい皿では一段しかできない、なす、トマト、ひき肉の「2段重ね」に成功し、味付けは塩コショウと、ケチャップとウスターソースを混ぜたものを適当にかけ、オーブンに入れ、母の味を再現してみた。もちろんとろけるチーズで。
が、ちょっと焼きすぎてしまったみたい。子供のころに食べたような、感動の仕上がりにはならなかった。母のは、もっとなすやトマトの味や形がしっかり残っていたような・・・なす好きのオットも、「まあ、こんなもんだな」(うまくもまずくもない)だってさ。ちなみに母に作り方を聞いてみたが、ああ、そんなの、やったねー、適当に作ったからもう忘れた、だと。

ぐ、ぐやじ~い!  また挑戦してやるぅ。
いや、次はゆで卵入りのミートローフだな。

しまったぁ!

2009年01月29日 | インテリア&DIY、ソーイング等
肝心の、大きさを確認すること、すっかり忘れてたよ~。

月曜日、岡谷の病院に行った帰りに、塩尻のホームセンターKへ寄ってみた。タオルやフライパン(シルバーストーンのものは新しいうちはいいが、使っているうちに表面が剥げてきて焦げたりこびりついたりするようになるので、そうなったら買い替え時なのだ。)などを買うためで、さんざん迷ってシルバーの28センチ(ハンバーグをいつも4つ作るのだが、今の26センチのではちょっと小さいため)というフライパンを買った。
店内を歩いていると偶然あるものを見つけた。風呂ブーツ。結婚した当初、いくら探してもブルーとかピンクや緑しかなくて、仕方なくブルーと緑の中間みたいな色のちょっと丈長(くるぶしサイズと足首サイズがある)を買って、見るのも嫌な色だったので洗面台の下の扉にしまっていた。この風呂ブーツ、風呂桶を洗うときしか使わないのだが、たまにしか使わないにしてもこの色はなぁ、といつも不満だったが、それが、あったのです!白い風呂ブーツがズラリと並んでるのを、突然見つけたときの、驚きと喜び。もう、これは買うっきゃないでしょ。

で、意気揚々と店を出たのだけど、耐熱ガラスのパウンド型(ミートローフなどに使う)は売ってなくて、コーヒーメーカーも気に入ったものがなかった。で、ふと久しぶりにYに寄ってみようか、と思った。Yは昔住んでいた東京竹ノ塚のアパートから歩いて1,2分のところにあってよく利用していたスーパーで、松本にもあるし、塩尻にもあったので喜んで、昔はよく利用していた。だが国道からひっこんでいるので、最近はとんと行ってなかった店だ。
で、耐熱のパウンド型を探したら、あったのだけど小さかった。のでやめた。代わりにザルが壊れて下の足がついてないのが二つもあったことを思い出し、こういう雑貨はKの方が安いよなーと思いつつ買う。そしたら値段がそう違わずに28センチの白いフライパンがあったので、すごい悔しかったが、またKに戻って返品するのもおっくうでガマンする。(ちなみに今ある20せンチのミニフライパンとミニ炒めパンがやっぱりKで買った白なので、28センチのも白がよかったのだ。が、そのシリーズのフライパンはなかったのだ)

が、同じ店内の100円ショップで100円の白のトレイ(ドラちのエサを置くトレイはあるのに、家の中でゴンがえさを食べるときのトレイがなくてずっと新聞紙を使っていたので)を見つけ、また、大喜びで帰ってくる。ちなみにKで見つけたトレイは1000円以上するのに木目で気に入らなかった。しかも100円ですっごい得した気分。

さて、気に入ったものをとことん探す猫田さんは、家に帰ってからもコーヒーメーカーとパウンド型が見つからなかったのが、残念でたまらない。コーヒーメーカーは無印良品の白いのがけっこうサイトで見て気に入ったのだが、当分店に行く予定がないので、しかも、イマイチ使い勝手に不満があったので、そうだ、ネットで探そう!と思い立った。車の運転をしてくると異様に疲れる私だが、ムチ打って(なんのために?執念だな・笑)探し続けた。
で、やっとのことでパイレックスの耐熱ガラスのパウンド型、23×15、高さ6.5センチ(Yで見たのより大きい)というのを見つけた。お値段1200円なりだが、送料や代引き手数料を入れると2000円くらいになってしまう。でも、買いましたよ。見つけたら買わないと落ち着かないので。なぜこうもパイレックスのにこだわるかというとわけがあって、これは次のブログでお話しましょう。

さて、お次はコーヒーメーカー。「洗濯機」のことを書いた記事のコメントで、コーヒーメーカーが半故障していることを思い出してしまった。もうずいぶん前から白いものに変えたくて探していたが気に入ったのがなかった。(今使っているのはものすごく使い勝手がいい)2年間体調が悪くて、実はコーヒーメーカーのお掃除を全然してない←汚いが、できなかったので目をつぶっていた。もう14年使っているので、このさいだから変えちゃおう!と思ったのだ。
で、探しに探し、ありました。Dというメーカーの白いのでなんと給水タンクが取り外して洗えるもの。これは一発で気に入りましたねー。だって私の知ってるコーヒーメーカーはどれも、色んな部分を取り外して洗えるくせに、なぜか給水タンクだけは取り外せなくて、濡れふきんを箸に巻いて中に突っ込んでお掃除していたのだ。これにはいつも不衛生だなー、根気がいるなー、めんどうだなーと思っていたが、仕方ないと思っていた。同時になぜ、給水タンクが取り外せないのだろうと長いこと疑問だったのだ。
そしたら、そういうことを思ってる人がいたのねー。そのメーカーのは、唯一給水タンクが取り外せる。しかも白。(他に黄色や赤もあったよ)もう、フタが一緒か別々か、そんなことを考えている余裕もなく、これに決めた。値段は5,980円でちょっと高いと思ったがもうこれしかないと思った。やっぱり送料や手数料を足すと8000円くらいになってしまったが仕方ない。

で、昨日、待ち望んでいたそれが届いた。わくわくして出してみる。と、コーヒーメーカーを今まであった場所に置くときになって初めて、重大なことに気づいたのだ。
で、でかすぎる・・・
入ることには入るのだが、デカすぎて、今まで水漏れと汚れ防止のために敷いていたトレイの中に納まらない。設置したままフタがあかない。(今までのはあいた)引っ張り出して水を入れたり、コーヒーを投入しなければならないのだが、それが給水しにくい、落として割れないか心配・・・などなど。すっごい、使いにくいのよ~。
うーん、機能にばかりこだわって、サイズのことはすっかり頭から飛んでいってたよー。

もう返品もできないので、これを使うしかない。あーあ、コマッタなぁ。
で、唯一考えられるのは、パソコンラック(引き出し式)の一枚だけのやつをホームセンターで買って、コーヒーメーカーとお釜の下に敷いて引き出して使えるようにするか、あるいはキッチンワゴンについている引き出しを(そこにおいてあるのは引き出さなくても使えるものばかりだから)お釜やコーヒーメーカーの置いてある食器棚に付け替えるか。(たぶんサイズが同じだと思う。まだ計ってないけど。)
いずれにしても、引き出して使えるような工夫をしないといけない。
なんだかなぁ・・・

それにしても、ミキサー(これも探しに探し、やっと無印良品で見つけた白いので色といいそのコンパクトさといいすごく気に入っている。ほとんど使ってないけど)よりも、湯沸しポットや電気がまよりもデカいコーヒーメーカって一体?
デザインはお洒落でも、大きさが全然お洒落じゃないよ~。
二人暮しで普段は2杯分飲めれば充分なのに・・・

洗濯機が来た!

2009年01月22日 | インテリア&DIY、ソーイング等
先週の金曜日、洗濯機の排水溝が凍って水か流れていかなくなった。排水溝が凍ったのは何年ぶりかしらん。ストーブをガンガン焚いてみたが、いっこうに溶ける気配なし。で、ふと気がついて「なんだお湯かければいーじゃん」。チンチンに沸かしたお湯をかけたらやっと溶けた。(それだけKは凍みるってことですな)

安心して二度目の洗濯物(タオルのみ)をしかけて仕事に行ったが、夜戻ってみたら途中で止まっている。スイッチボタン(マイコン式だが)をカチャカチャやってたら、なんと電源が入らなくなった。えー!?もしかして故障しちゃったの?
少ししたらまた復旧することもあるかも。PCじゃないけどプラグ抜いてみたり2,3日放っておいてみたが、一向に治る気配なし。
そういえば今までも、脱水が効かなくなったりとか、その予兆が2,3度あった。でもそれは、洗濯物を沢山入れすぎたからかも、と思っていたものだ。電気屋さんに見てもらったが、やはり故障で基盤が壊れているらしい。結婚したときに買ったのでかれこれ14年はたっている。「それだけ使えば充分でしょ。」だと。

そーかなぁ~。どうも、日本の法律で6年で部品の製造をストップしていいということになっているらしいが(メーカーでは10年は持っているらしいが)、それって日本では10年たったら新しいのに変えなさいよ、と言ってる「買わせる」システムのような気がしてならない。外国の電化製品は、修理して何十年でも使っていると言う話をよく聞くよ~。
が、どうのこうの文句を言ったところで部品がなくて直しが利かないなら、買うしかないでしょー。突然の予期せぬ出費は痛いけど、何がないって洗濯機と冷蔵庫がなかったら、人間生きていかれません。で、注文しました。電気屋さんが持ってきた広告の中では一番安い、H社製の縦型、全自動乾燥機能ナシのシンプルなのを。ほんとは最近流行の斜めドラム式乾燥機能付きがほしかったんだけど、20万もするので辞めました。洗濯機にそんなに出す気にゃなれません。地デジ対応(これも電気屋さん曰く、一斉に見れなくなるのは日本だけだそうな)で来年あたりテレビを買い換えなきゃいけなくなるかも、だからね。今までも乾燥機なくて何とかなってたし、とにかく洗濯物がからまなきゃ合格なのよね。(ちなみに壊れたのはM社製で当時唯一「かくはん式」を採用した洗濯機で全然からまず気に入っていたので同じもので2代目だったの)H社のはビートウォッシュ式とかいって、節水型で洗濯物もからまない(今、ほとんどの洗濯機が昔の「渦巻き式」と違ってからまないようになってるんだってさ。時代は変わった!)という。しかも音もすごく静かだし、同じ8キロの容量なのに、前のに比べてすごくコンパクトなの。

以前家具が黒いのが流行っていたときがあって、東京にいたとき家具や家電を全部黒にしてたことがあった。前の洗濯機はその流れで気に入ってこげ茶色を選んだのだけど(浴槽と洗い場なんてグレーよ!)、最近はもっぱら白が気に入っていて、家具や家電、タオル、食器に至るまでだいたい全部白、もしくはシルバーか明るいグレー、木目ならナチュラル、と決めていて、お風呂と洗濯機の暗い色はやだなぁーと思っていたところだったので、新しい洗濯機が白で洗面所が明るくなったよ~。(お風呂だけは変えられませんけどね、高いしまだ使えるのにもったいないし、あんな大きなもの変えるの大変すぎだし、まあ気に入っているので)←でも、フタの中心部とボタンの列のところが水色になっていて、いかにも「洗濯機」という感じはイマイチお洒落じゃなくて、ちょっと不満かしら。(ちなみに洗面所では洗剤とか風呂ブーツとか入浴剤、キッチンでは調味料とかなべとか、絶対しまっておく派。台所洗剤、ハンドソープ、ボディーソープ、シャンプー、リンスなど出しておかなきゃ困るものは、わざわざ無印良品の半透明なボトルに入れ替えている。目に見えるものは色や形にけっこうこだわる派なの。)

で、洗濯機が変わったら今までおいていたタオルかけや隙間チェストなどの収まりが悪くなって、なんだかな~、どこに置こう、コマッタです。今、書斎の本の移動や整理を始めたばかりなのでそっちを先にやっちゃいたいけど、そしたら洗面所もなんとかしたいなー、と思う。実を言うとキッチンで、もう前から閉まらなくなってる引き出しがあってなんとかしなきゃだし、シンクの扉やガス周りの壁は汚れてるし、リビングのオット専用のチェストは整理してもらいたいし(ものが出しっぱなしになっていて見るだけでイヤッ!)家中ざっと見回しても、あちこちやることがいっぱいあるよ~。こりゃ、春までに、終わるかな?

でも、新しい洗濯機は、やっぱり嬉しいなっと♪
これからはマメに洗濯しよ~っと!(おぃおぃ、どんな性格しとるんじゃ!?)

「ありがとうの気持ちを直接伝えたい!」 上田佳範感謝の集い

2009年01月19日 | 松商、中原監督 関連
というパーティーが18日、松本市内で開催され、
上田君のお母さんからご丁寧にもお誘いをいただいたので行ってきました。

17年間の長きに渡り、自分を応援し、支え続けてくれたファンの皆さんや、関係者の方々に、
上田自身が「ありがとうの気持ちを直接伝えたい」という、この言葉がいいではないか。


上田佳範は、昨年17年間のプロ野球現役生活を引退した。

14年に及ぶ日本ハムでの生活から中日にわたり、その間日本一も味わった。

来期からは中日2軍の走塁、守備コーチとして就任することが決まっている。本当に運のいい男だ。

会場からの好きな言葉はなんですか? の問いに「感謝」だと答えた。

プロ入り直前に盛んに言っていた言葉は「挑戦」だった。


好きなことを仕事にできる、

その喜びと苦しみ、

プロという厳しい世界の中で、それこそ彼は筆舌しがたいほどの色んな体験をしてきたであろう。

その世界に17年もいたというのは、おそらく長野県出身のプロ野球選手の中で最多ではなかろうか。


17年プロ野球選手でいたこと。

その間、天国も地獄も、淡々とした日々もすべて味わった。

そんな今だからこそ、彼には2軍のコーチをする力が備わってきているといえるだろう。

もちろん、この仕事も永遠ではない。

そういう危機にさらされつつ生きていくというのは、相当の覚悟がいる。
並の神経ではとても勤まらないだろう。

それでも彼は、野球とかかわって生きていく。

また、そうあってほしいと我々は願っている。

なぜなら彼は、18年たっても、長野県のヒーローなのだから。


ヒーローとして生まれたものは、その宿命を一生背負って生きていかなくてはならない。

かわいらしいドラゴンズ35番のユニフォームを着た愛息に、大きな花束を渡された壇上の上田は、ひとつの仕事をやり終えて、新たなるステージに旅立っていくのにふさわしい、安堵感と、堂々とした希望に満ち溢れて見えた。


上田君、17年のプロ生活、本当にお疲れさま。

そしてこれからも、長野県民に夢を与え続けていってね。








イルミネーション

2009年01月16日 | 生活・行事、季節のもの
それを見つけたのは、初詣のときだった。
前々からとおくの方に点滅する青い光はなんなんだろう、そう思いつつ普段の散歩とはまるで方向が逆なので確かめずにいたのだが、初詣の道すがら、その光は次第に近づいてくるのだった。
「あれ、なんだろうね。イルミネーションみたいだけど、どこでやってるのかな?」
「あんなことやるのはよそものだから、Y橋のそばのログハウスの家だよ。」とオット。
「いや、あれは川のこっちがわだよ。ログハウスは向こう側だもの。絶対違うって。」
「賭けるか。一万!」
「は?なに言ってんの、一万なんてじょーだん。」
「じゃあ5千円!」
「いいよ、絶対だな。」
自信はあった。ただ、場所が特定できない。
行けども行けども、その光にたどり着けない。変だな、このあたりなのに・・・

しばらく行くと家の途切れたあたりの向こう岸にオレンジの光の点滅が見える。紛れもなく橋のたもとのログハウスのものだった。
「え~!?おかしいよ、どうみてもあれは、川のこっちがわ、左だったはずだよ。」しかも、点滅は青い光だったはず・・・
「裏道だよ、きっと。帰りは裏道を通っていこうよ。」
自信ありげに笑うオットにそう言った。

さて、その後延々と暗い夜道をお宮まで行って戻ってきた帰り道、Y橋を渡らず右に折れて、車道に並ぶ家々の裏側の、ちょうどK川沿いに細く連なる散歩道(裏道)の方に入って歩いていく。
果たして・・・
それはあった。
畑のど真ん中に、燦然と輝くまばゆいばかりの光の点滅が突如として表れたのだ。
「うわぁー、きれいだね~」思わず感嘆の声を上げた。
こんな裏通りの目立たないところに、人知れず豪華なイルミネーションが輝いていたのだ。びっくりしたなんてものではない。見ると、向かいの家のベランダにも電飾が施され、美しく点滅していた。
「うわぁ、新年早々、いい物を見たねー」
「チャラだな」
オットは言った。賭けには間違いなく私が勝ったのだが、このさいどうでもいいやと思った。しばらく眺めて立ち去ったのだが、この美しい風景を近所の人しか知らないのはとても惜しい気がした。
「これは絶対地元紙に連絡して、載せてもらわなきゃ!」

その後ゴンの散歩のとき、もう一度見に行った。普段の散歩コースより5分ほど遠いだけなので毎日イルミネーションを眺めに行ってもいいのだが、やはりふだんの○学校の校庭一周コースの方が慣れているし明るいので、行きやすい。
で、昨日は店を早く上がったので、そうだ、写真を撮りに行こう、とコートのポケットにデジカメを忍ばせて行ってきた。
ツリーのてっぺんは青い星の形になっているのだが、こちらからだと横になってしまいきれいに撮れない。反対側だと星はきれいに見えるのだけど、残念ながら木が2本立っていてツリーの下のほうがほとんど見えなくなる。
というわけで、撮った写真ですが、ほんとはもっと豪華なのよ~。

田舎にも、こんな素敵なイルミネーションがあるのね。
近所の人以外知らない光を「私だけが知っている」みたいなトクした気分にもなって、すごくうれしい。でもやっぱり、沢山の人に教えてあげたいな。そのほうがやってる家の人(裏なので確定はできないが、多分あの人か、あの人の家だな)もうれしいに決まってる。

そういえば、買ったばかりのケータイはそれを意識して求めたわけではないが、気がついたら美しいイルミネーションが光るようになっていた。
手のひらの中の、ちいさな美しい青やオレンジの光の点滅。
これもなんだか、うれしいものだ♪

newケータイ

2009年01月14日 | J’s Favorite
わーい、わーい!
昨日、新しいケータイを買ってお得な料金プランに契約をしなおしたよ~。

オットが休みだったのでゴンを乗せて塩尻の家電ショップへ出かけた。前のが6年前にケータイデビューということで、なんでもいいから0円のもの、ということで契約と同時にただでもらったもの(写真左)で、もうずいぶん古い型だったので、(それでもオットのシルバーのとペアでピンクのかわいらしいもので、それぞれヤマトの黒猫と白猫のストラップをつけて、待ち受け画面はドラちの写真で、とても気に入っていた)今度は高くてもいい物を買おう、と思っていた。
私のほしかったディズニーモバイル(大好きなミッキーマウスの頭のシルエットがモノグラムになって全体にちりばめられているもので、ちょっと見はミッキーに見えないお洒落なものをPCで見つけた)は、その店においてなくてがっかりしたが、S社製なので、山奥のKでは使っている人を聞いたことがない。
今使っているのはD社のもので、やっぱ山奥はDが安心だ。オットもケータイショップよりも家電ショップで色んな会社のを比べてみた方がいいと聞いてきたが、ざっと見回すなり、「やっぱDにするか」とひと言。

同じ社種なら、電話番号はもちろん、アドレスも変えなくていいのでラクだ。で、結局D社の製品にして、どんなケータイにするか、またしばらく変えないだろうから長く使うものだし、色々比べて、さんざん迷った。(オットは画面が一番大きいから、という理由だけで黒い色のにすぐに決まった)使い勝手やデザイン、色などでやっと決めたのが写真右のもの。本当は淡いピンクがよかったのだがなくて、シルバーがかった淡い水色だが、スリム(薄型)でお洒落で、すごく考えて選んだだけあってとても気に入っている。(オットは優柔不断だといって怒っていたが)
手続きとデータの移し変えに1時間くらいかかるというので、お昼でも食べようかと外に出て、あっ、ゴンつれてきたんだ、と思い出した。車の中に残していたゴンのこと、すっかり忘れてたよ~。(汗)

お昼は夫の好きな南松本の国道沿いにあるAという回転寿司に行き、オットばかりが好きなネタを頼むのでイマイチ気分よくないのだが(支払いは私だし)、まあおいしいので、ひさしぶりだし満足して店を出る。オットが「サビ抜きのまぐろを一カン、持ち帰りで」と頼んだので何かと思ったら、ゴンのだった。うーむ、すし屋でもゴンのことを考えているオット、えらい。(あきれている)

ところで、毎日歩いて1,2分の自宅と店を往復するだけで、休みもないしめったに出かけない私は、ケータイなんて実はほとんど必要ない。今までも自宅に置きっぱなし、不携帯であった。メールもPCの方が早いので、ケータイメールの人とも普段はもっぱらPCでやり取りしてるくらいで、ケータイメールは使わない。ネットもPCで見られるからケータイで見なくてもすむ。(家ではあまり見ないようにしているが、店番してるとヒマなのでPCばかり見ている)
目覚まし時計と出かけるときは腕時計とマンスリーの手帳を愛用している。ケータイを持っていないと不安、ケータイばかり見ている、朝起きるときから寝るまで肌身離さず、という風習がない。(PCはないと生きていけないけどね)
で、よく考えたら話題のワンセグ(TV)も、あんなちっこい画面で見る必用はないし(店のPCもTVもDVDも見られるけど使ってないよ~)、田舎なので電車もコンビニもめったに利用しないし、したがって便利そうだしカッコいいが、おさいふケータイもたぶん使わないだろう。せっかく最新式のを分割で手に入れたのだが、すんごい高い買い物、宝の持ち腐れかもしれない。(でもショップで見るとつい新しくて何でもできるのがほしくなっちゃうのよね~)

それにしても、新しいケータイはうれしい。持っているだけで幸せな気分になる。用もないのになでたり、開いたりしてみる。まだ変えたばかりで使いこなせないのだ(汗)
せめて元が取れるくらいには、使いこなせるといいのだが・・・。(取り説読むの嫌いだし、昨日もちょっとトライしてみただけで、エレー疲れた。前の機種だって、ようやく使えるようになったのにな~)
オットは今週末、さっそく新しいケータイを使って馬券を買わなくてはならないので、それまでにマスターしなければならない。好きこそ物の何とか、きっと意地でもできるようになるだろう・笑。何しろ6年前、PCもできないメカオンチ、アナログ人間のオットが、Kのような田舎で馬券を買いたいがために契約しよう、といったケータイなのだから。

それにしても、結局D社のにしたのだから、わざわざ塩尻まで行かなくとも地元のDショップで充分間に合ったな~と思いつつ、まぁ、人の運転でゴンちとドライブしておすし食べられたからいっかぁ、と思うことにした。何より、人の財布で好きなお寿司食べられたオットの方が、もっと喜んでると思うけどね。

片付け

2009年01月11日 | インテリア&DIY、ソーイング等
二日前に初雪が降った。5~10cm程度の積雪でたいした量ではなかったが、途中から雨交じりになり、夜にかいた雪はエレー重くて疲れた。
全国的に大荒れだった模様だが、Kは次の日には晴れて、だいぶ溶けた。が、これが根雪になりそう。次の日から気温がぐっと下がり、寒いなんてものじゃない。氷点下よ、氷点下。外はもちろんのこと、家の中も、ストーブ焚いてない部屋の寒いことといったら。
でも、野沢菜と沢庵の漬物樽を置いてあるので、このくらい寒くなければいたんでしまうので、この寒さは必要か。

体調がよくなってきて、やる気と元気が出てきたので、そして何より午前中起きていられるようになったので(ウレシイ)、毎日仕事に行く前の午前中を使ってあちこちを片付け、いらないものを処分したりしている(急に無理しない程度に。間2日ほどは休みました・笑)。外の物置、下駄箱、とすんだので、今日からは一番の難関、書斎に取り掛かかった。今年の初めに、店のパソコン周りに山積みになっていた本や資料を大整理して、全部自宅の書斎につっこんだので、えらいことになっている。その前から本や雑誌を適当に持っていっては積み重ねたままにしてあるし、なんと数年前からの年賀状の束が、机に乗ったままだったという・・・松商の話を書いてたときからそのままになっている、まるで物置と化した禁断の(?)間なのだ。
ここは、書斎と趣味の部屋を兼ねているので、バレエ関係の雑誌、ビデオ、それから東京にいるとき買った大きな鏡とレッスンバーまである。今、バレエはやめているので、この大きな邪魔者(だけど高かっし思い出の品なのでもちろん捨てたり人にあげるなんてできない)のすみっこへの移動を含めて、本、雑誌の整理や移動、机の位置を変えたり、かなりガラッと大きな模様替えをしたいのだ。

で、何から手をつけていいかわからないので、手始めに松商関係の資料を全部ダンボールに詰めて押入れに入れた。その数、実に4個分。(大きなスクラップや写真集などは半間ほどのちいさな床の間←カラーボックスを4つ重ねて本棚にしている、の下の戸棚に入れました)これらはとても大切なものなので捨てられないけど、決別しなくてはならないもの。
「これから、新しい自分がスタートするのよ!」などと思いながら、黙々と箱詰めをする。ちょっぴり寂しいような、すっきりしたような。
冬で寒いからやることが限られるので、ストーブでお部屋をあったかくして、ちまちまと、当分お片づけの日々で~す。

コタツを出した!

2009年01月05日 | インテリア&DIY、ソーイング等
昨シーズンは、ついにコタツを出さずに、石油ファンヒーターとひざ掛けだけでさむ~いKの冬を乗り切った。
理由は、夜、ゴンとモモコをリビングに入れてご飯をあげ1時間くらい一緒にすごしていたのだが、モモコはやんちゃ盛りでバタバタうるさいし、おまけにソファーのお父さんの横の場所を取り合ってゴンとモモコがケンカしてよけいにうるさいので、しかも2匹分なので抜け毛とか汚れが倍になり、掃除が大変。ただでさえ、コタツ出すと部屋が狭くなり、なんか汚れっぽくなるし、掃除が面倒なのに。
おまけに、おととしゴンがたぶん子供を生み、そのあともモモコが残ったなどのストレスから、クッションや布団カバーをかじかじしだして、穴ぼこがいっぱいあいた。それをつくろう気力がない。
オットが夜中トイレに起きた後、寝室に戻らず寝ぼけてコタツで寝てしまうことがたまにあって困る。
だいいち、コタツを出す気力さえもない。(何しろ体がしんどくて、最低限の家事しかできなかったし、ほとんど出勤前の午前中は起きられず寝ていたから)

ですが、今年は違います!
なんか2年間というもの、あれほど朝起きられなくて、朝掃除や洗濯する日は終わったらすぐ寝てたり、夜仕事終わってから掃除したりしてた(秋頃からは夜になると調子がよくなったので)のが、新年の3日から朝ちゃんと起きれて、しかも体調がよく、何かする気力がある、何かしたあと疲れて横になりたいと思わない、という感じで元気になってきたのだ。嘘みたい、びっくり。一体どうしたというのだろう?
なぜかはわからないけど、やはりストーブだと、部屋があったまってくると、そのうち顔だけ熱くなるけどひざ下は寒い、ということがおき、入れれば熱い、切れば寒い、という冷え性の私には足元を暖めるコタツは、実は必需品なのだ。
それに、なんといってもコタツは、温かい家庭、冬のぬくもりの象徴ではないか!

で、出しました。コタツ。
今年はコタツを出す気力もあるし、掃除する気力もある。
ゴンががじかじしたところは思ったよりもたくさんあったので繕うのはあきらめ、よく考えたらもうひとつカバーがあったので、そっちをかぶせることにした。
リビングはソファーなんだけど、コタツに接ぎ足してちょっと高くして、普通より大きな布団かけて使っている。
で、下はフローリングなので今のよりもっと厚くてあたたかい敷物がほしいな(と何年も前から思っていて買ってないよ~)、とか、オットがゴンとモモと2匹座るにはもう少し大きいソファーを、と隣の部屋から移動したバンブーソファー(写真左)では寒いので、しかも私が今座っているソファー(写真手前)だと大きすぎて部屋が狭くなるので、これを元通りオットの座るほうにやって(もうゴンしかいないので)、私はもう少しちいさなラブソファーくらいのがほしいな(ドラちがいつか元通りになついたら一緒に座りたいので)、とか、色々希望はあるけど、おいおいそろえることにして、とにかく、コタツは出しました!

うーん、夜が楽しみだなぁ♪
冷え性ではないけど、コタツ好きのオットもきっと喜ぶに違いない(ただしうたたねはやめてね)。

新年

2009年01月03日 | 生活・行事、季節のもの
明けましておめでとうございます。

年末からずっと体調がよく、もう病気が治ったみたいな気さえしていた私は、ずっとテンション上がりっぱなし。でもって、疲れてたのに大晦日の深夜1時に突然思い立って、オットとゴンをつれて、歩いて片道30分もかかるK神社に初詣に行っちゃいました。参拝しただけでちいさなお札を2枚くれたので、嬉しかった。

元日は、実は寝不足と二日酔いでほとんど機能せず(汗)、ほんとに寝正月になっちゃいましたが、夜9時過ぎに、K神社よりは近いのだけど毎年車で行ってるS神社に、オットとゴンとまた出かけた。どちらの神社も田舎なので他の参拝客はおらず、したがって出店もなし。さみしいもんですが、ま、お参りだけすればいいのであって・笑。

今年は2回も初詣に行ったので、きっといいことがあると思う。
何より体調が全然違うのだ。去年のことは覚えてないけど、おととしなんて一年で一番輝かしくて希望に満ちているはずの新年の朝、「今年もよろしく」と杯を合わせたときが絶不調、最悪の気分って、想像できます?
それからすると、嘘のよう。いい新年を迎えられました。

ずっと楽しみにしてたのに、ほとんど何もせず(反省)、正月休みなんてあっという間に終わり、昨日から仕事してるよ~。
今日は、毎年恒例の、新年しょっぱなからのいやな、いや~な、在庫調べをした。母と二人でやったので思ったより早く済んでよかったけど。でもって、ちょうどお友達が自分で焼いたベーコンエピというパンとシフォンケーキをくれたので、お茶のときに食べたのだけど、どちらも上手にできていて、とってもおいしかった。
元気に働けて、おいしいもの食べて、シアワセ♪
そんな風に思えることが、また幸せ。
午前中も二度寝しないで家のことが色々できたので、気分もいいし体調もいいよ~。この調子でずっといけばいいなぁ、と思っている。

本年もよろしくお願いいたします。