ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議100話 第45話 ついてまわる死体

2008-05-15 17:29:07 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

tomoです。

ゲロっとしそうな人は読まないほうがいいです。こっちには、「ステラマリス」程、ポジティブの仕掛けもしてありませんし。
****************************************

昔、父が言いました。
父が小学生の頃、裏の山で首を吊った人がいたんだと。そして、トイレの裏は土饅頭になっていて、その土饅頭に足を乗せ、木に縄を着けて土饅頭から足を落としたんだそうです。

まぁ、土饅頭と言えば、当時は火葬場がなければ「亡骸」の埋めたあとなわけで。踏み台にしたと言えば、そりゃそれで、かなり罰当たりです。
で、父はそれを聞いて、「見たくて見たくて」、怖いもの見たさにトイレの窓からこっそり見たんだそうです。
かなり、うなされたって、言ってましたね。あんなもん、興味や怖いもの見たさで見るもんじゃないんだと。怖くてトイレにも行けなかったし、夢に何回か出てきたそうです。父は凄く後悔して、なるべく子供には・・・特に私ですか、感受性の強い私には見せたくなかったそうなんです。

私はとっくにその時、父が見たものを読み取っていました。想像で土饅頭なんて知らない6歳が、土饅頭と首吊り死体の壮絶さを語る事なんて出来ません。私も同じく、「木」があって、「盛り上がった土」がセットになると、ある程度の歳まで無性に怖かったですね。


ところで、何度か小さな頃海に行って、父が、いきなり私の目を覆って、有無も言わさず首根っこを掴んで、海の家に連れて行ったことがありました。私は、「おおーい、上がったぞー」という言葉で、「てっきり魚が上がったのか」と思い、「お父さん、地引網じゃない?」と言って歓声を上げ走っていこうとしたところでした。

何度かは地引網。でも、父がそうやって力ずくで私を守っている時に上がるものは、大抵は「人」でした。

白く何倍以上に膨れ上がった体。私、本当のことを言えば、水死体は一度も見たことはありません。何で知っているかと言えば、それはこれから・・・・・・。

やはり、その日も、地引網が引かれた途端、父が、私の髪の毛を鷲掴みにして、海の家へ強引に入っていきました。あまり、海の家って入らない父が、海の家に連れて行きます。そして、そこでジュースを飲まされ、「結構泳いで海水飲んでいるから、ジュース要らないよ」と言うと、強引に何か食べ物を薦める。そうして、「無駄だの無駄ではない」と押し問答し、ある瞬間、いきなり父がまた慌てて、私の腕を掴み、宿に帰っていく・・・・。

不思議に思いましたよ。だって、今来た焼きそばを食べ終わらないうちに、向こうから板を皆が運んできていてね、私てっきり、「さっき何か、いいものがあがったんだ」って思っていたんです。それが、戸板に乗せられてくる。大きな魚なのかなと思っていました。何で、父はこんなに険しいのだろう。今日はどうしたんだろう。私も見てみたいな。何だろう。


熱が出たのはその晩でした。
父があからさまに「やっぱりだめだったかぁ」とため息を吐いているのを熱の出た身で聞いていました。

「しかし、今日上がらなくても・・・」「何もあそこに持ってこなくても・・・」親の会話を聞きながら、私は何が上がったんだかちっとも分かりませんでした。

その夜中、異様に重苦しい足取りの、ぺたぁぁぁん、ぺたぁぁぁん、という音が聞こえました。私はその時、目を覚まして、窓の外を見て・・・・・・・・

その後、目が覚めたのは翌朝でした。

翌朝、父に聞いてみました。「昨日、海で死んだ人が上がったんでしょ?」
すると父は、「しかし、お前はよっぽどのくじ運だな。あんなに逃げて回ったのに、あれに付いて回られて、結局熱が出たんだもんな。いいか、好奇心で決して見に行くなよ。死ぬほど後悔するからな」




「見なくたって、分かるもん。昨日、そこの窓の外に来てたからね。」







父がその時、「あぁ」とつぶやいて、母とひそひそ相談していて、私はそれから、二度と海に父と行くことも母と行くこともなくなりました。
それが、小学校3年生の時だったと思います。


tomo

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摩訶不思議 第44話 「無賃乗車」

2008-05-14 23:34:39 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。


久方ぶりに面白い思いをしたので、摩訶不思議で載せます。

************************************

先日、朝、子供を送りに行こうと車に乗り込もうとしたのですが、ふっと気がつくと右側に人がいて、あれ??と思ったのです。

緑色のセーターにチノパンで、それだけははっきり見えたんですよね。普通にブロックして暮らしている今、そんなにハッキリ、着ている服まで見ようなんて思わない。思わないからこそ、自然に見えたんで、霊だなんて思いませんでした。

まさに、人だと信じて疑いませんでした。

そして、それでも乗り込もうとした勢いがあるので、勢いで乗ってしまってから、「用件」が在るなら聞こうと思ったのです。ですが、実際は、勢いで一緒に乗ってこられて、つい・・・

「尻に座布団のようにその人を敷いてしまいました(滝汗)」

それでも、その時は人だと思っているのです。だって、ブロックした中でも、頭のスクリーンに映るとかの強さではなく、まんま、眼鏡越しに視覚として視えるわけですからね。この勢いはそんじょそこらにはありません。あえて言うなら、生きていれば、こういう存在感の強さは出ます。私だって伊達にブロックしているわけではありません。

で、座布団に敷いてしまってから・・・

「あっ、すみませーん。ごめんなさーい。大丈夫ですか?」と半ば素っ頓狂な口を利いたのは私でした。本当に一緒に乗り込んだと思い込んでいました。しかし、よく思えば、座布団に敷いたのなら、肉体の温かさがあっても、今はない。

しかも、送ってもらう気の息子達は、「???」。

で、よくよく乗り込んでから見ると、座布団に敷いたはずの緑のセーターのおっさんが、しっかり隣座席に座っている。しかも、なんということだ・・・シートベルトをしているんである。

「こいつも、送ってもらう気満々だ。_| ̄|○  ってか、どこに?」


仕方がないので、車を出し、息子らには「母が見間違えた」と申し伝え、3人を乗せて走り出した車。で、いつも大きな道から曲がるその交差点を、うっかりすっ飛ばしてしまった私。その交差点を曲がらなければ、ショートカットではない。だが、その時、すっかり気分は、「青山で幽霊を降ろしたタクシーの運転手」さん並みで、しょうがないや、次で行こうかと思い、行く道を変更したその・・・途端。

そうだよ、角を曲がり損ねたそのホンの数百メートル先にある、隣の駅のすぐ近所で、おっさんは「礼も言わずに降りていってしまったのである」。

「あっ・・・おっさん。今・・・一リットル142円なんですが・・・その・・・」


既におっさんは、煙と消え、私は割り切れない思いで、息子を送り届けた。


その翌日も、翌々日もずっとこのところ、おっさんを探した。ある曜日に限ってなのか、ある日にちに限ってなのか、そんな条件もつけて探した。けれど、故人は、あの日、私の車に無賃乗車をして、シートベルトを締めて、目的地で降りて・・・・


・・・・おそらく満足したに違いない。
思うに、自宅かどこか縁戚の家に帰ったんだろうと思います。


私の霊視ブロックを超えて、肉眼ではっきり視える程の姿で現れたその人。久々に・・霊障もなく、身体的負担もなく、単なるアッシーに使われてしまったそんなお話でした。


tomo

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摩訶不思議100話 第43話 「お札を水につける」

2008-05-13 14:46:30 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

tomoです。このモードの時には、結構罰当たりで、テキトーな人だと思っていてください。

先日、「美人なお母さんは屁こき霊能者」で書きましたが、宝石など石の浄化には、その場しのぎの流水ではなく、しっかり流水し、水をコップに張ってその中に入れておきます。で、水が外気温の差などで小さな水泡が出るのですが、水を変え、かなり何日間か待つと、全く一切水疱のつかない状態の石になります。それ、浄化終了の合図です。


先日、主人のかばんをごそごそっとした時、中に厄除けのお守りがありました。主人は前回の節分でもう時期は変わったので、取り外しました。

で、つい思っていた実験をしました。とにかく塩に着けて放置していたパワーストーンが何日以上たっても水泡が取れない。そこで、

「厄除けの木の札」をパワーストーンがじゃかじゃか入った水に漬けてみた。忙しかったから、翌朝、結果を見た。

パワーストーンの水泡は一つ残らず無くなっていた。

「すげー、これが所謂本物の厄除け効果ってか。」
と自分に言ったら主人が「僕は身に着けても効果がなかったのに」と言いました。

「今度何かあったら、交流を深める思いで、一緒に風呂に入るといいんじゃない?」と申しました。が、本当にそんなんでいいのでしょうか。
この木の札、私、効果覿面ってことで、大事にしていきますわ。

木の汁が染み出したのがいいのかと思ったんだけれど、普通のニスのない木の茶碗ではそうはいかない。

何かがきっとあるんだなと思いつつ、罰当たりな実験は続いたのです。案外不思議の何とかってあるのかもしれません。
ボロボロの木の仏像を拾ってきて拝んで効果があったというのは昔話ですが、案外侮れない平成のお話です。


tomo

PS:やっぱ怖くないか。でも摩訶不思議だし。ゆるしてね。

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摩訶不思議100話 第42話 無念の霊に憑いてこられる

2008-05-12 15:21:03 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。


若い頃は良くあった事だし、今でもある事があります。
どこかで無念の死を遂げた人がついてくる事がよくあります。どこで拾ったかなんてあんまり詳しく覚えていません。主婦一歩外に出れば、「こぐまが交通事故にあわぬよう」とか、「子供を注意して自分が転んだ」とか、そんな霊に構っている暇はありません。

ですが、不浄霊にしてみるとですね、どうもちょこっとだけ私は明るいようなのです。

今まで暗い中にいて、暗くて辛くて人を巻き添えにしてやろうとばかり憎しみが募って、ついつい、にぎやかな繁華街や、にぎやかなショッピングセンターに行き、そこである程度簡単に影響されそうな人に憑いて周り、嫌な思いをさせる事で、自分のストレス解消をするそうなんです。

が、私の場合、「何かやっと、暖かい明かりを見つけた」気がして、つい、憑いてきてしまう。で、私が夢に入るとその人たちは毎晩毎晩私に訴えます。

「辛かったんです。~を辛抱して~をしたかと思ったら、~して・・・もう、こんな事ばかりで、で、ずっとこうなんでしょうか。」

割と大体感覚的に3時間くらい、その自分の体験を語る人もいれば、私に実際にそういう目に夢であわせて悔しくてやるせない状態を教えていく人もいます。元々、感情的なのが悪想念ですから、その感情のブレかた足るや、相応なもんです。また、その目に合わされると、夢だけに半端じゃない体験もいたします。

で、最期に、「うん。辛かったんだね。こんな思いをすれば、私だって悲しいよ。きつかったね。」とやっぱり私も同意しちゃいます。そしておもむろに、

「こんな思いにばかり囚われていて、どう?もう疲れたんじゃないの?」と申しますと、「そういえば、ここにくる時、とても温かな光があったので憑いて来た」と申します。

すると、割と事は簡単で、光の柱を立ててあげると、その上の本当の白い光を見上げると、たちまち本人は、穏やかな笑みを浮かべ、「安息感」と共にあがっていきます。


問題はね、毎晩毎晩、大層嫌なケースばかり担当しまして、色んな人生ってあるんだなって思います。相手を引きちぎってやりたいときには、どうやら、私が代わりに、引きちぎったのを運ばされたりと・・・・。

でも、上がっていきます。
毎晩私、でも怖いです。今日はどんな体験なのか、緊張します。一日で済まない時もあります。


この話はこの辺で。


tomo

PS:やっぱ怖くなかったかな。これでいいかな。

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摩訶不思議100話 第41話 飛び降り続ける人

2008-05-11 14:52:37 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

tomoです。ここではtomoです。オカルトやびっくりな霊世界にやっぱり驚きをする、「霊能者」とは切り離した世界でのちょっとした本音を書きます。
で、今回は自殺者を取り上げます。補足は補足で霊能者チックに行きたいと思います(笑

**************************************************

私が元々持っているマンションの近くに「黙っているけれど飛び降りのあった物件」があります。また、色々とそりゃ歩けば、自殺した人のいる場所なんかは目に付きます。

彼らの場合、「そこから飛び降りるまでの覚悟」
      「目をつぶって、親しい人に別れを告げながら飛ぶ瞬間」
      「飛んでみて始めて、もう戻れぬ状態に逝ってしまった時に
       感じる激しい恐怖感と後悔」
      「恐怖感のあまり、冷や汗をかき、落ちていく画面を見ていく」
      「意識飛ぶ」
      「意識が飛んじゃったために、自分がいったい何をしたのか理解でき        ず、最初に戻る」

まぁこんなエンドレスゲームをずっとしています。
先日もやはり、その人を見かけたんですが、そのエンドレスゲームの中に食い込めるだけの思念の強さは私にはなかったようでした。

また、地下鉄。今まで何ともなかった人が突然、「顔の表情というか、顔のパーツ自体が無くなり、ふらふらとそのまま来た電車に飛び込んでしまった」という事がありました。

若い頃は、そういう人が飛び込んで事故になると自宅へ帰るのが遅れ、親に怒られるので、超特急で、手に持っているものを相手に投げたことが何回かあり、投げられた相手はそれがぶつかって(私、そういう時非常にコントロールいいんです)、正気を取り戻し、ぶつけたものは破損し、まぁ、でも「よかったですね」で、電車の事故に結びつくほど飛び込んでもらうことがなかったのです。

また、個人的に麹町だったか、黄色い路線の地下鉄にあまりいい印象がありません。それは、地下鉄のホームが極端に狭いので、何かに憑かれたときには、私がウォークマンを投げるより早く、線路に飛び込んでしまいます。あれは、やはり、困ったものでした。

で、問題は、そうやって個人の意思と関係なく飛び込んだ人はいつまでもいつまでも、飛込みを続け、飛び込ませようとする想念は、相変わらず、ふっと「気の緩んだネガティブ思考に凝り固まった人」を探しています。

また、地下鉄は想念がこもりやすく、私にとってはあまり好ましい感じではないのですが、やはり毎度、ある場所で「いつまでたっても連続」を続けている人を見ると自殺の恐怖性に改めて驚きます。

ちなみに、個人的には、ふっとした瞬間ですかね、思いっきり「周りの人を絞め殺して、暴れだしてやりたい」衝動に駆られたり、線路の上の鉄橋を渡るとき、「妙に下の線路が輝いて、理想郷に見えるときがあります」。

どういうわけか、無性に行きたい。その場所が輝いて、輝いて、まるで忍者のように飛んで行けそうな気分になります。自分がどんどんそういう状態になっていくと、やはり顔のパーツや表情が無くなるらしく、何度か若い頃友達に、

「朋、顔無くなってるよ!」と凄いビンタ喰らったことがあります。

今は、ウォークマンもIPODも投げられませんが、手元に一冊単行本を持っていることがあります。それと、車に飛び込みそうな人の気をあからさまに感じたとき、クラクションを意味なく鳴らし、「てへっ。おばさん、間違えちゃったわ」なんて笑いながら通り過ぎることがあります。


エンドレスゲーム、もし自殺したとしたら参加無料の、全員参加です。それと、現実の苦しさと、どっちの方が苦しいと思いますか?

現実は、苦しい状態から逃げちゃうことが可能ですが、エンドレスゲームはその場固定ですもんねぇ。私なら、現実で苦しむことを選びますがどうですか?


tomo


PS:これって摩訶不思議でいいんかい?

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摩訶不思議100話 第41話補足

2008-05-11 14:24:03 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

tomoです。補足です。

今なら手元には「ダライラマ」の本があります。分厚いハードカバー。もしくは、チームバチスタの栄光。こっちもハードカバーで、投げられた日には目から火が飛び出そうです。

私に若い頃よく「喝」を入れてくださった方は「愛ちゃん」と申しまして、某ハンバーガー屋で、お化けのイラストを書きあった相手です。「喝」も禅の僧侶なみに手加減がなく、結構、鼻血が出たり、目から火が出る、星が飛ぶって事よくありました。

でも、それ位のショックがないと、アー言う時の咄嗟の対応はないっすねぇ。でも、よく宗教法人で、「悪魔が憑いた」と言って、暴行の蹴る殴るが多い所がありますが、その瞬間で咄嗟に相手にショックを与えて捕るのと、以前から憑いていたのを捕るのとでは、話違います。蹴られば出て行くなら、殆どの霊感体質、霊媒体質者は、SMのMの道をまっしぐらでしょう。(^▽^ケケケ

で、前から憑いていた場合ではなく、咄嗟に取り付かれた場合において、「魔が差した」瞬間の効果に、ダライラマ。どうですか。私、罰あたっちゃいますか。じゃぁ、バチスタ。心臓一気ですか。でも絶対効き目はありますね。

で、長年の場合には、これは粛々とね、地道にするしかないのでしょう。そういう場合は、私以外の霊能者さんの所に行くか、マッサージ師、整体師がいいです。極端な金の取り方したら、すぐやめてください。

それと、先日久方ぶりにクラニオ整体師に出かけましてね、その4日後予約の電話を入れたら、「いつ復帰できるか分かりません」と予約電話先で言われ・・・・あの時の自分の爽快ぶりに改めて・・・・・・


・・・・・・・・もしかしてもしかしたらすみません。と謝りたい自分です。爽快ぶりに回数券までその時買ったのさぁ。今まで大丈夫だったのに・・・・で、違う人を指名したら、その人腕にリストバンドつけてていて、中身御札入っているんですよ・・・・・。あんまりです。こっそり不動明王の御札入れていらっしゃって、私はお不動さんに踏まれた気になってちょっと、めまいしました。

さぁ。みんなも、医療保険は使えぬが体質の一種であるからして、健康食品も、漢方も、サプリも、パワーストーンも、ツボもカードも買う必要がありません。一番は、その痛みや苦しみを緩和し、精神を自分で健全に持っていくことが一番早い療法です。

もしお心の支えにしたいものがあったら・・・・・「炭」かな。「セージ」かな。

一番怖いのは、変なセッションに行って、変なセッションの会全体がもたらす怨霊の気を憑けて帰ることです。


気をつけましょうね。



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摩訶不思議話100話  第40話 後悔

2008-05-10 21:36:20 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。


先日、夜中2時にトイレに行った。トイレから出た時、かなりビックリした。何故なら玄関からパソコン部屋に入る入り口にとある人が立っていたからだ。
全身オレンジ色で顔がすぐに分かった。
生きている人だった。私は先日その人の恨みを買ったのだ。

買ったのは承知だった。むしろ買う機会を待っていたほうが正しかったかもしれない。でも、ひたすらその機会を待っていた。
何故なら、私はとあるモノに、その人に伝えて欲しいメッセージを聞いていたからだ。

まぁ、その事をその人にストレートに言ってもわからない。だから、そんな機会を待っていた。言わなきゃ言わないでもいいやと思った。だが、メッセージを気づいてもらう前に、手法に失敗があって恨みを買った。

それから、よく立っていた。外出続きで忙しくて帰ると、玄関先でそいつを見る度にちょっと「どよん」だ。
でも、あまり気にしなかった。生霊は即つぶすわけにはいかない。相手にダメージのないように少しずつ待ってやるつもりだった。

・・・・・待った。待っているうちにも色々リアルでも、相手の怒りを実感するほどの行為があった。でも、ひたすら耐えた。縁を切るのは簡単だけれど、どうしても気づいて欲しかった。何故なら・・・・私はその人を尊敬していたからだ。確かにおっちょこちょいで、見栄っ張りで、プライドが高い。で、斜め下に見られても、私はその人の天才性にかなり惹かれていた。

で、私の不具合が出始めた。私は心臓をやられやすい。で、案の定昨日、気がついたら右肩に憑いていた。夢は連続的に、「理屈ではわかってんのよ。でも、感情がついていかないんじゃないの!」と言う嘆きが自分の事のようになって、わめいている夢ばかりだった。私の右肩は凝り始め、気がつくと右半身が固まって体がゆがんでいた。

今日は特に疲れていた。下の子の習い事の後、上の子の習い事に行った。下の息子は特に「上の子と同じに扱いされないと気がすまない性格」である。で、なんとかフォローをしていたのだが、それでも上の子が入れる習い事は下の子は年齢制限がある。
で、ヒステリーを起こし、私はとにかく少しうんざりしていた。

冷えたのもあるだろう。私は家に帰って来て、疲れたのでちょっとご褒美のつもりで美味しいご飯を頼んだ。そして、事は起こった。
突然、子機の電話が「機種に登録されないメロディーで鳴り始めた」。私は慌てて着信のナンバーを見た。ナンバーには何も表示されていなかった。つまり、ただ鳴っているだけなのだ。そして、慌てて切った。確かに切った。出るのは面倒だったのだ。

ご飯を食べて、子供が眠いとぐずるので、寝室に暖房を入れに行った。その時・・・・

今度はパソコン部屋にある親機が鳴り出した。登録されていないメロディで、ディスプレイには「保留中」とある。この種のメロディはとにかく、「内線電話」とのやり取りに発生される呼び出し音である。内線はかけていない。実際保留中でもない。

というより、今の家はとにかく電話のトラブルが多い。霊が電話を掛けるという行為が出来てしまう環境である。(実際何回か掛けられた)
で、私は今回は、受話器を取った。

正直言えばうんざりだった。早く寝たかったし、子供の金切り声に本気で悩んでいた。兄は自分の習い事に対して話したく、弟はその話を聞くと大声で「不当さをわめく」。で、私はこの電話に対して、

「もし、誰か出たらただじゃすまないからな。」という私怨で挑んだ。

結果、何の音も発生しなかった。受話器のプーという音も、相手の待つ息遣いもなかった。単に壊れた受話器に耳を当てたようなもんだった。私はそのまま切った。

寝室の部屋が暖まった頃、私は子供を後ろから着いてこさせた。見た感じ既に、玄関先からパソコン部屋の入り口のそのドアの枠が有り得ないほどゆがんで見えた。
子供は、「あれ・・どうしたんだろう」と言った。そうだ。瘴気でぐじゃぐじゃだったのだ。

途端、私の中でぷちっとキレた音がした。
私は眠かったんだろうと思う。で、思わず、手を出して、その瘴気を一瞬にして粉々に砕いて粉砕させて、言った。

「馬鹿野郎。ふざけるのも大概にしろ」

瘴気が吹っ飛んだかどうか確かめず、私は子供を連れて寝室に入った。寝た。30分ほど寝て、正気に戻り慌ててパソコン部屋のところを見に行ったら・・・・

何と言う表現が適切か分からなかったが・・・・

「ハレルヤ」

な部屋になっていた。何一つもうなかった。しかも、私の右肩から右半身が緩んでいた。

初めは生霊だったんだろうと思う。でも、最後に粉砕したのは生霊も含め群がったものであろう。
相手のダメージを少しも考えなかった。
まぁ、ある種の後悔の念がすぐに出た。もし相手にダメージがなくても、私が悪い。手法を考えなかった私も悪い。

伝えて欲しいというメッセージは以下のとおり。

「何でも指導霊に依存せず、自分で考えて御覧なさい。そして、無防備に思ったことを考えずに口にしてはいけない。でなければ自分の品性を落とす。」


あぁ、無常。失敗してしまった。_| ̄|○


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摩訶不思議100話  第39話「賃貸物件の恐怖」

2008-05-09 16:34:11 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。


tomoです。

やっと、前の家の一戸建てと縁が切れました。
事の起こりは、帰国して、一戸建てを借りた。借りる際、さまざまなものを置いていくなと大家に言ったが、大家が荷物が整理しきれないと最後にごね出し、屋根裏部屋に絶対開けるなと荷物を置いていきました。

しかし、入居してみると、置いていかれた大きな本棚の上に、海軍の軍人のレリーフが見えないように置いてありました。そして、大家が置いていった荷物は、寝室の上の屋根裏部屋。その荷物は、その家で亡くなった大家の両親の遺品だったのです。

高圧電線の近くでもあり、不良建売でもあったその家は、いつも湿っていて、私は朝から掃除ばかりしていました。朝から乾かしても夜には湿気て、朝方にはかなり冷たい布団たち。臭う水場。洗っても洗っても、何をしてもその夜には無駄になっていました。

息子Aは風呂から上がってリビングに行った時、和室とリビングとの間に大きな黒いものがぶら下がっているのを見つけ、それ以来、家の中では私たち親の動くところにいつも付いてきました。息子Bは、よく「わんわんがいる」と言って、指を指し、「おばけがいるよ」と指を指し申しました。
また、私は、二階の部屋の真ん中の部屋ではいつも、「金色に輝く光」を見ましたし、主人のパソコン部屋(レリーフのあった部屋)のクローゼットには、同じ場所でいつもキョロキョロする目を見つけていました。

また、ありえないポルターガイストがおき、触らぬものが動く、鳴る、いない階での足音や、生活音がガタガタする。咳払いが聞こえ、階段に人の影がリビングの扉越しにはっきり見える。そして、父の話をすれば、父の写真が壁から落ちる・・・・、客が来たかと思えば、頭から客が消えていく・・・といった有様だったのです。

しかし、反対に、出かけるときによく物が失くなることや、車のドアが閉まらない事があったのですが、見つかって家を出た時、最初に探した時間に出かけたなら、大渋滞だったとか、事故に巻き込まれるところ(センターラインから車が飛んできていた後だった)だったり、色々救われる事がありました。私たちは、金の光のいたずらだと考え、助かったと思っていました。

自衛をしたのですが、しきれず、何度かとある霊能者さんが来て、家の真ん中に霊道が通っていること(それは自分でも分かっていました)、そして、私がその場所どんぴしゃに寝ていて、心臓の動悸で息苦しくなる事もそのせいだと申しました。地場は完璧に狂っていました。が、彼は、光の珠は、「座敷ワラシ」であり、クローゼットの目玉は、かなり中を覗き込み「マックロクロスケ」だと申しました。天井裏には衣装があると申しました。彼氏は、何度も家に来て、結界を張り、地鎮祭をし、お札を貼っていきましたが、一日経つと全て効果はありません。何度も貰ったパワーストーンは千切れ、色が変わっていました。

私はそうして、入居して一年で倒れ、狭心症の発作を起こしました。そして医療ミス。カテ中、急性心筋梗塞を起こし生き返って帰ってきて、また3ヵ月後には、狭心症の発作。結果は完全な再狭窄でした。そして、2度手術を受け、ステントを5本も入れてました。私は、井口清満さんに来ていただくのを辛抱強く待ち、やっとこの夏に来ていただきました。

彼氏が言うには家の中には人がいるということ。それはレリーフの人間がらみで、レリーフに憑いた何かと、おじさん、そして、大学の卒業式のような袴を履いた結った髪に大きなリボンをつけた女性。彼らは比較的家の中で自由に動け、そして地縛した子供がいるということでした。そして、家の中には大きな霊道が横幅2m、縦幅2階以上に通っているともおっしゃいました。金の光も見えたそうです。そして、大家は6年の忌明けの理由でこの家を貸したのではないかと言いました。

そう。2階のキョロキョロした目玉は、そこに地縛して動けない子供の霊の目玉だったのです。

井口さんが浄霊をされている間、私は横で一部始終見て、確かにおじさんと、女性、そして子供たちが上がっていったのを見ました。不思議な光景でした。浄霊が終わった後、金の光が変わって、人型になりました。それを見て井口さんはおっしゃいました。「金の光はtomoさんの亡くなられたお父さんだったんですね。心配で付いてきて、そのままここにいるんですね。だけれど、どこにでも付いていけたようですよ?」と言われると私は確かに、金色の光が旅行先にどこにでも着いてきたことを申しました。そして、亡父は井口さんのいらっしゃる間は、階段のところからリビングを覗き込んでいました。

そうして、終わったわけではなく、その日オカルト嫌いの主人に話をしたところ、決して動かなかった主人が一晩で引っ越し物件の目安を見つけてきて、私はとりあえず翌日子供の手を引いて炎天下に事務所に行き、実は物件を見ずに「次」を決めたのです。同じマンションの違う物件は空いていましたからそれを見て判断したんです。

そして一ヵ月半後、引っ越ししました。当日、最後に出て行く時に、先ほどあれほど引っ越し業者さんが歩いていたのに、私はどこから出たのかガラスの破片を踏みつけ、足をぐっさり切りました。私はその家に、拭かずに切った所から血を何滴か垂らし、そして、前の霊能者さんに貰った全ての水晶の石を庭から引き抜き、貰った死ぬほど沢山あるお札を、「そこら辺のゴミ箱」に捨てました。到底新しい家に持っていかれないし、お焚き上げまで待てなかったのです。

主人が最後に家を明け渡しに立会い、そうして割とあっさり事務手続きも終わりました。そして、敷金が返ってきて、始めて縁が切れたのです。

井口清満さんからの視点はここ
「賃貸物件の恐怖」です。

霊障が続き、自分でも「混乱」しました。普通あるべき事なのかないものなのかも判断できませんでした。目の前で水道の蛇口が開いて水が出た時には、「異常だけれど異常ともう感じたくない自分」がいました。

井口さん曰く、ポルターガイストが起きるのは滅多に日本ではない事だそうです。ですが、滅多に出ない「お化け屋敷」であることは確かであった事だそうです。そしてこのブログで起きた事は、霊障真っ最中のライブ中継だったのです。




ところで、その家、6年の残り期間3年半を賃貸に出されるのでしょうか。それとも・・・・・・・・・





この話はこの辺で。
コメント (2)
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摩訶不思議100物語 第38話 火の玉

2008-05-08 09:02:48 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。


tomoです。

これは幼稚園の年長さんのときに聴いた話です。

とある奥さんが夜、山道を登っていたそうです。すると、その目の前に、燃えるものがあってふと目をやると・・・

火の玉が燃え盛っていたそうです。それは紫や赤を織り交ぜてとてもきれいなものだったけれど、反対に何かを失くしそうなそんな焦りをもたらしたそうです。

で、奥さんが慌てて家に帰ると・・・

「奥さんのお母さんが亡くなっていました。」



で、その話を聞いた後、とある大きな家のお友達の家でお泊りで遊んでいた私。とても大きなお屋敷で、夜、Lの字型になった母屋の一角で見たのは・・・


そう、火の玉。燃え盛る紫や赤。

私はぞっとしました。
その時、その家の電話がけたたましく鳴りました。それから程なく、私は自宅に呼び戻され、お泊りは中止になりました。母の話では、急な用事ができたんだということです。


火の玉、見たことありますか?もし見たことがあるなら、それはどんな時だったですか?


tomo


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摩訶不思議100物語 第37話 「海の怪」

2008-05-07 13:20:44 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

tomoです。
書くまいと思った摩訶不思議話。思い出話として書きます。


とある、小学生のとき、海に行きました。
海の民宿に泊まって、何日かしました。兄は学校の行事で、途中で合流。父も海ではない山で合流の予定で、私は母と行きました。

とある夜、夜中にふと目が覚めると、ぺたぺたする音が聞こえました。

「誰かトイレに行くのかな。」

と思い、寝ようと思うと、そのぺたぺたする音が妙に耳について離れません。ぺたぺたぺたぺた・・・・・・・・

どっちから聞こえてくるんだろう。耳を澄ますと外からでした。

「外に人がいるの?え?」

そおっと起きて、カーテンをめくると・・・・・・・・・・・





黒い影がぺたぺた民宿の周りを歩いていました。で、その先の海から、いくつもの影が、上がってきます。


「・・・・・・・・・・・・・」



私は真っ青になりました。
途端、私は、そっとカーテンを閉め、母の布団にもぐりこんで、母が連れて行かれないように手を握り締めたのです。で、握って寝てしまいました。




翌朝、私は熱が出ました。高熱でした。パンパンに浮腫んで、おなかが痛かったのです。
ですが、その日はそのまま海の民宿からフェリーに乗って、今度は遠く山のほうの母の実家に行くことになってました。朝、現地の医者に行きましたが、医者のくれた薬ではどうにもなりませんでした。海の水の飲みすぎと言われたのですが、そんなにその日は、溺れて海水を飲みすぎるほど、海で泳いだ記憶もありません。

母は、急遽、フェリーの行き先を長くし、少しでも座って休める環境にしてそして、海から母の実家の山岳地帯に行ったのです。

ただ、覚えています。フェリーで、半島岬の先頭から付け根に行って、電車に乗って山を見たとき、

「一瞬にして熱が下がった」

ことを。
おなかは痛かったですが、祖母に正露丸を貰って楽になりました。





それ以来ですかね、あまり海の近辺に泊まるの、嫌です。
海好きですが、家へ帰ります。先だって、息子Aと主人の実家方面に行った際、主人の両親が取ってくれた宿で海が見えるところがありました。(部屋から見えるのです)

息子Aのおびえたことおびえたこと。

「海坊主がくるから帰る、海坊主がくる」

半狂乱でした。私も案の定、嫌な音を夜中に聞きました。

海って塩水で、お清めにはもってこいなはずですよね。塩と水で。
どうして、海って、そうわけのわかんない「怖いもの」がいるのでしょうね。
実は、2日から、うちの龍神におまいりがてら、主人の実家に行きます。墓を掃除しに行きます。泊まる旅館について悩んでいます。

気のせい・・・・・だといいんですがね。
今度は息子Bが騒ぐかも。しかも夜中に。

では。


tomo
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摩訶不思議100物語 第36話 「山道の灯り」

2008-05-06 12:58:32 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。


tomoです。
どうしても書きたいことがあって書きます。
人魂についてです。


随分昔、幼い頃に家族と山道を迷ったことがありました。
父が登ろうと言った山を朝から家族全員で登り、降りる頃には午後の2時くらいから下り始めることになったのです。山道を降りていくとき、どうしたんでしょうか、父も母も、山道を外れようとします。

「ママ、こっちじゃないよ」
「パパ、ここ道じゃないよ」
「お兄ちゃん、聞いてよ」

三人は寡黙になって降りていきます。で、案の定道を反れ始めました。もう道なんだかがけなんだかわからない道を降りていきます。

私は当時まだ小学校に入ったばかりで、ついて行くのに必死でした。

ふと気がつくと、前のほうに灯りが見えます。

すると母がやっと口を開きました。

「この道でよかったのね」(でも道じゃないんですが・・・・)

父が言いました。

「駅の明かりが見えてきた」



・・・・・・・私は必死でした。あの灯りまで行けば、電車の駅になる。だから一生懸命がんばろう。でも、行けども行けども、灯りにはたどり着けません。

「ねぇ、あれ、本当に駅なの?」

そう私が尋ねると兄が言いました。

「馬鹿だなぁ、あれが駅じゃなくて何なんだよ。もうじき着くんだ。」



・・・・・・・・子供ながらに思いました。
駅の明かりって、そんなに近所に見えるなら、何故追いつかないのでしょうか。何故、いつまで歩いても崖なんでしょうか。いつまで山道を下ればいいのでしょうか。朝、歩いた記憶のある場所にはまだお目にかからないのです。
本当に灯りは駅なんでしょうか。で、どうして、同じ大きさの灯りのままなのでしょうか。



そうして、もう子供の私が理性が飛んで、とにかく着いていくだけに必死で置いていかれまいとそれだけでジンジンする足を運んでいたとき、




「ぱぁっ」と、




線路が前に出てきて、その向こうに駅舎が見えました。
私たちは、山麓の道を勝手に下がって、駅舎の裏に出たのです。
駅の表参道から登った山を駅の反対側から降りてきたのです。


そして電車に乗って父が地図を広げたとき、言いました。




父「灯り、あの灯り不思議だったな。もう迷ったんじゃないかと不安になるたび、大きく揺れるんだ。まるでこっちだよといわんばかりに。」

兄「そう。ゆらゆら動いてたけどさ、駅の灯りの数と違ったね」

母「無事でよかったわ。tomoもよくついて来れたわね」

私「・・・・・・・・・・・・・(既にぐったり)」



そんな話がありました。
思い出したんです。
いきなり、駅舎を思い出し、裏手から夜遅く(7時半くらいだったと記憶しています)駅舎に、線路を横切って、家族でなだれ込んだのを。切符を売る駅員がいなくて、電車が来るまで、私はひたすら、

「この駅でいいんだろうか」

と心配していました。





後に母が言いました。

「あれは、本当は狐火だったのかしら、人魂だったのかしら、山ノ神だったのかしらね。駅の明かりじゃなかったことは確かだわね。」

と・・・・・・・




tomo
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摩訶不思議100物語 第35話 補足

2008-05-05 22:08:25 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。


キャベツ女 補足です。
実は、近隣のキャベツ畑の噂を当時の親友から聞きました。


ある晩、小学2年生だった親友は親と一緒に買い物に出ていたそうです。そして、帰ってくる時、キャベツ畑に、女の人がうずくまっているのを見たそうです。
誰?あれ、と思い親に尋ねましたが、親は見えないという。

親友は、怖気もせず、そのキャベツ畑へ入り、中でうずくまる人に声をかけたそうです。


「どうしたの?」


すると、その女の人は顔を上げましたが、顔はつるっとしたのっぺらぼうだったということです。

親友は非常に驚いて、腰を抜かし、親が助け出しておんぶしてもらって帰ったそうです。親御さんには、いきなり畑の中に行って、腰を抜かしてしまったので、よくわからないとおっしゃっていました。

そこで思い出したのですが、私と兄貴が見た女の人。
・・・・・・・・顔は思い出せません。というか、顔はなかったような。髪の毛と赤い服と靴のない足。しか思い出せません。



すみません、これって狢(むじな)ですか。鼬(いたち)ですか。
東京23区内。まだまだ自然あふれていたバブル前、こんな事件がありました。
今ではないでしょう・・・・・・・????嘘です。未だに実家はありまくり、お化けでまくりです。

ちなみにその西側のキャベツ畑。現在は小さい子がつけたあだ名ですが、通称トトロの森になっております。




この話はこの辺で

tomo
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摩訶不思議100物語 第35話 「キャベツ畑に立つ女の人」

2008-05-05 21:55:48 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。


摩訶不思議新作です。というか、以前に書いた覚えがありますが、ハードでももうデータが残っていません。で、思い出しながら書きます。

**********************************
現在、実家が建っているのは、東京都内の緑の豊かな地域です。
緑豊かといえば、言い方はよく、要は畑が一杯あるということです。そこに家を建てたのはもう、25年位前のことです。

当時私の部屋は兄の部屋と並んで、西向きにありました。西には、畑がまだ残っていて、そこにキャベツなどが植えられていました。もちろん、家の中で悪さすると、キャベツ畑めがけて、大事なものを放り投げられるといったことは四六時中でした。

ある夏の夜。

夕食の終わった兄と私は、部屋へ戻り、お互いの隣り合った窓越しに本を読みながら「喧嘩」してました。大きな声で罵倒しあい、それでも互いに好きな本を読みながら、口で息巻いていました。




・・・・・随分喧嘩していました。8時半から始めた喧嘩が9時になろうとするとき、ふと、変なものに気づいて兄に言いました。

「ねぇ兄貴さぁ」
「なんだよ。このくそボケ」
「いや・・・・お兄ちゃんさぁ・・・・・」
「・・・・・?」

歯切れの悪い言葉に気がついて、兄は私を見ました。
私は黙って、目の前の畑を指差しました。



女の人がキャベツ畑に立って、うちを覗き込んでいるのです。

「誰だっけ、兄ちゃん」
「ん・・・・親戚にしては誰だっけなぁ」

「てか、兄ちゃん・・・兄ちゃん・・・・・兄ちゃんってば、あの人・・・」

私の怯えた声に兄は私を見ていいました。


「下行くぞ!!!!!!」


私達は、猛烈な勢いでお互いの部屋から飛び出て、一緒に狭い階段を降り、親のいるリビングへ降りて行きました。そして、親に説明もつかぬ説明をしながら、一緒に西側の窓を開けてみたのです。


女の人はもういませんでした。


女の人が逃げたんじゃないかって?
違います。その女の人は、うちを覗いていましたが、立ってみていたんじゃないんです。足が大きいキャベツより上にあって・・すなわち浮いていたんです。



あの人誰だったんでしょうか。

**************************************
補足は補足で。更におまけ付き。



この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100物語 第34話目  「安すぎるバン」

2008-05-04 21:20:15 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

新規のネタとして昔あった出来事を摩訶不思議に上げようと思います。

**************************************
それは今から15年前のことです。
その当時登録していた会社が私たちの部署に車を経費で買ってくれることになりました。色々機材を積むことが多かったので、みんなの希望は、「バン」タイプでした。

程なくして会社の近所の中古車屋で、掘り出し物のバンが広告に出ました。いそいそ出かけて、即金で購入してしまいました。白いミニバンでした。

買って内装を少し整えた後、使い始めたのですが、運転をしてくれる人が毎回、「妙にハンドルを切られる」と言い出しました。

「中古だからしかたないよ」

とみんなは答えました。現にレンタカーでも昔は、妙な癖のあるレンタカーがたくさんあったし、そんな感じでした。だって安かったんだし。

ところがその次に、市ヶ谷や青山を夜通るとき、決まってバックミラーに女の人が車の後ろに佇むのを見ることになりました。でも、その時も、

「あそこ、よく出るって言うし。」

で済んじゃってました。運転してくれる若い子は、とっても段々無口になっていきました。

ある日、やはり夜のこと。ふとバックミラーを覗き込んだ運転係の子が言いました。

「tomoさん、ちょっと確認してみてもらってもいいっすか?」

「何を?」

彼氏は無言でバックミラーを指しました。私は丁度助手席に乗っていたので、何気に覗き込みました。(瞬間、冷や汗と嫌な予感が走りました)


・・・・・・・・・・・・そのミラーには「顔のない」女性が笑いながら(口だけは見える)バックの機材のある場所に座っていたのです。

「おおう・・・」

思わず私もうなりました。そして、すかさず言いました。

「車さぁ、適当に止めて、タクシー拾おうか、今日直帰決定だよ」

彼氏は無言でうなずきました。



・・・・翌朝、放置していった場所まで車を部署全員で見に行きました。車は別に変わったとこがありませんでした。私はその時、何を思ったのか、ダッシュボードの中を空っぽにして、中を見始めました。


・・・・・・黒い血にまぎれた歯が一本入っていました。
急いで車の車軸を見ると、少しだけ毛が絡まっていました。


部署内の一人がぼそっと言いました。

「そうだよな。10年型落ちで、塗装だけ新しいのはおかしいと思ってたんだ。」

「にこいちじゃねーの?」

「違うよ。これは完璧な事故車なんだよ、まずいよ。すぐ返品するか、売ろう」

そして、私たちは機材を降ろすと、その足で、購入した店に行きました。

「歯、入ってたんですけど」

というと、店のオーナーは黙って引取りを受けてくれました。
歯は大事にハンカチで包んで、オーナーに渡しました。





でも、まだ続きがあります。
その車は2週間後にやっぱり広告に載って、売り出されたんです。私は会社までの通り道なので、その中古屋をよく見ていたんですが、一ヵ月後「成約御礼」という札が出て、売れたようです。

あのオーナーは、売っちゃったんです。もちろんお祓いもしたかもしれませんが、売っちゃったんです。
バブルだったから・・・・って言い訳もあるかもしれません。

あの車、その後どうなったんでしょうか。

***********************************

ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100物語 第33話 「撒かれた砂」

2008-05-03 22:18:24 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

寝しなに、摩訶不思議、新規最新版をアップしておきます。

***************************************
大学一年の時でした。原付に乗って学校に通っておりました。

ある日、部活(生協委員なんですが)で遅くなり、遅い時間に帰ることになりました。当時かっ飛んでいくのですが、わりと運転はましだったと思います。

「調子がいいのは生まれつき、ハイーのハイのハイのハイのハイのハイ」

なんて原付のマシンの主題歌歌ったりして、走っておりました。


途中環状7号線を右折するのですが、右折待機場所にその日砂が撒いてありました。根っから天然な私は、今日ここは滑り止めに撒いてるの?なんて思って・・・・・・・・・・・・・・・


待っていると、急に後ろから車に突っ込まれた感覚が、ドーンときたので、対向車線に突っ込むよりは・・・と無理に横転しました。(まさに砂の上)


天下の環状7号線、混んだ夜の道、中央帯で転ぶ私。轢かれるんじゃないの?焦りまくりでした。



・・・・・・・でも振り向いても私にぶつかった車はいないんです。気配と突っ込まれた振動と感覚と勢いはあったけれど車はいない。で、その私が横たわっている時の砂。少しこげ茶色で、おが屑が汚れてる?って感じです。





当時は天然ちゃんだったので、なーんだ滑り止めの上に滑ったの私。お馬鹿さんねと言っていましたが、説明のつかない振動で対向車線上に突っ込まれそうになって、滑った上が血を吸ったおが屑の上・・・・(少々不謹慎)


事故があったんでしょうね。翌日にはおが屑無かったですよ。
前の事故の現状はそのように突っ込まれて、流血したんでしょう。再現フィルムのように、明確に感じ取りました。





うーん。でも、まず間一髪天然ちゃんでよかった。でなかったら、とっくに同じような目に会わされて対向車に轢かれるか、後ろの奴に轢かれてたわ。咄嗟に、嫌だけれど、血の海に撒かれたおが屑の上に横転してよかった・・・・・ちなみに横転して、無傷ではなかったのです。

両足打撲、擦り傷裂傷。翌日病院に行って、ゲートルのように足に包帯を巻かれました。

今考えると、あの一瞬、そこで轢かれた奴に捕まってたんだなって思います。


でも、それ以上に門限を守らないと両親が怖かったので、そんな奴に対する気持ちのプライオリティは低かったんですね。それ以上の事故にならなくてよかったです。


夕暮れ時、往魔が時、くれぐれも運転にはご注意くださいませ。


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ではこの話はこの辺でよろしくお願いいたします。

tomo

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