和田堀給水所

現在一般公開されている和田堀給水地に行って来た。
ものすご～～くシアワセな空間だった。

どんなにか建物マニアが群がっているだろう、
と思いきや、平日だったせいか、訪れる人はまばらで、
近所の方がのんびりお散歩、といった風情。

大正・昭和初期に建てられた給水池の建物は素敵だし、
なにより現役で頑張っていらっしゃる。

廃墟の切ない美しさも好きだけど、古い建造物が
現役で頑張っているのも、大好きだ。


マヤ遺跡のようにも見える
1号配水池は昭和9年完成。

雲がマンガのフキダシみたい。
ここでお題。給水池さんが、ひと言。
なんて言ったでしょ～うか。



こちらはキリコの絵のよう。
こういうセンスと風合いは、
昨日今日建てられたような物には出せない。


「回廊」に弱いワタクシ。


ギリシャ風の門が特徴的な2号配水池は
大正13年完成。

敷地内には、小さくてかわいい建物が
いくつも建っているし、なんだかかわいい
機械があちこちにあるし、飽きない。
ぐるぐると何周もしてしまった。


この割れ具合、鉄骨の剥き出し具合、
サビ具合がヨイ!!


細かいことはわからないが、
なんかかわいい機械。


ツツジがきれいです。


でも、日陰で風に揺れていた
タンポポも、好きだ。


天気は良いし、花はきれいだし、静かだし。
古い建物に囲まれて、タイムスリップしたような、
幸せなひととき。

桜の季節にも一般公開されていたようだが、
知らなかったのは残念。
来年も開放されるようなら、ぜひまた行こうと思う。