続き
さて、私は猫と遊んでいて聞いていなかったが、
門のところでなにやら説明を受けた後、
いよいよ城壁をくぐって、旧市街の中へ。
旧市街を囲む城壁の上は遊歩道になっており、
旧市街全体を歩いて眺めることができるので、
格好の観光スポットになっている。
さあ、私たちも早速(っつーかやっと…)城壁の上へ、
というところで、急激にあたりが薄暗くなり、
突然の雷と強い雨。
城壁のアーチの下に一時避難するも、時間が
遅くなると遊歩道がクローズしてしまうとのことで、
雨の中、ムリヤリ城壁の上へ行くことになった。
石造りの階段は急な上、水はけなんかも考えて
造られていないので、まるで滝のように雨が流れている。
足をとられないように慎重に上るが、すげー怖い。
上に上がると、今度はものすごい風。
傘なんてイミを成さないので、コートのフードをかぶって
そのまま歩くことにした。
チェックインとランチにあんなに時間を取られてなければ、
こんなタイミングで雨に遭うこともなかったのに…!!と、
やたら腹立たしい。
突然の雨に、みんな建物の中に避難してしまったのか、
人もまばらなメインストリート。
荒れる海と断崖。
船越英一郎が立っていないか、
思わず姿を探してしまった。
青い海と青い空、アドレア海の真珠は幻か…。
しかし、悪いことばかりでもない。
オフシーズンということにも加え、
この悪天候の中城壁に上がろうという
モノ好きはほかにいなかったようで、遊歩道は貸切状態。
ハイシーズンは立ち止まって写真を撮ることもままならないほど、
観光客でごった返しているようなので、その点はラッキーだった。
中央の城壁を挟んで、向かって右側が旧市街、左が新市街。
身を乗り出して、海のほうを覗いて見れば、
カフェが、遭難したボートみたいになっていた。
天気が良ければ最高のロケーションだろうけど、
こんな断崖にカフェを作ってたら、
ちょっと海が荒れるたび流されないのだろうか?と心配になる。
おくさ~ん、雨降ってますよ~!
洗濯もの、濡れちゃいますよ~!!
建物の間、というより隙間にある路地。
こういうのが、やたら好きだ。
ええかんじの路地2。
突然現れた廃墟。
世界遺産のこの街も、1991年に起きた
クロアチア内戦の内戦の際には、攻撃の対象になり、
半数以上の建物が破壊されるなどのかなりの被害を出した。
その後、市民らの献身的な努力で、かつての姿を
取り戻すことができたという歴史がある。
再建するにあたり、使える瓦礫は使用し、
新しい素材も、石の産地や種類にこだわるなど、
忠実に再現したため、パッと見には新しく
建て直した建物には見えない。
しかし、このような現場を見ると、15年前の
内戦の激しさが、生々しく迫ってくる。
そして、旧市街をここまで復興させた
市民の方々の努力と苦労を改めて感じる。
続く
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さて、私は猫と遊んでいて聞いていなかったが、
門のところでなにやら説明を受けた後、
いよいよ城壁をくぐって、旧市街の中へ。
旧市街を囲む城壁の上は遊歩道になっており、
旧市街全体を歩いて眺めることができるので、
格好の観光スポットになっている。
さあ、私たちも早速(っつーかやっと…)城壁の上へ、
というところで、急激にあたりが薄暗くなり、
突然の雷と強い雨。
城壁のアーチの下に一時避難するも、時間が
遅くなると遊歩道がクローズしてしまうとのことで、
雨の中、ムリヤリ城壁の上へ行くことになった。
石造りの階段は急な上、水はけなんかも考えて
造られていないので、まるで滝のように雨が流れている。
足をとられないように慎重に上るが、すげー怖い。
上に上がると、今度はものすごい風。
傘なんてイミを成さないので、コートのフードをかぶって
そのまま歩くことにした。
チェックインとランチにあんなに時間を取られてなければ、
こんなタイミングで雨に遭うこともなかったのに…!!と、
やたら腹立たしい。
突然の雨に、みんな建物の中に避難してしまったのか、
人もまばらなメインストリート。
荒れる海と断崖。
船越英一郎が立っていないか、
思わず姿を探してしまった。
青い海と青い空、アドレア海の真珠は幻か…。
しかし、悪いことばかりでもない。
オフシーズンということにも加え、
この悪天候の中城壁に上がろうという
モノ好きはほかにいなかったようで、遊歩道は貸切状態。
ハイシーズンは立ち止まって写真を撮ることもままならないほど、
観光客でごった返しているようなので、その点はラッキーだった。
中央の城壁を挟んで、向かって右側が旧市街、左が新市街。
身を乗り出して、海のほうを覗いて見れば、
カフェが、遭難したボートみたいになっていた。
天気が良ければ最高のロケーションだろうけど、
こんな断崖にカフェを作ってたら、
ちょっと海が荒れるたび流されないのだろうか?と心配になる。
おくさ~ん、雨降ってますよ~!
洗濯もの、濡れちゃいますよ~!!
建物の間、というより隙間にある路地。
こういうのが、やたら好きだ。
ええかんじの路地2。
突然現れた廃墟。
世界遺産のこの街も、1991年に起きた
クロアチア内戦の内戦の際には、攻撃の対象になり、
半数以上の建物が破壊されるなどのかなりの被害を出した。
その後、市民らの献身的な努力で、かつての姿を
取り戻すことができたという歴史がある。
再建するにあたり、使える瓦礫は使用し、
新しい素材も、石の産地や種類にこだわるなど、
忠実に再現したため、パッと見には新しく
建て直した建物には見えない。
しかし、このような現場を見ると、15年前の
内戦の激しさが、生々しく迫ってくる。
そして、旧市街をここまで復興させた
市民の方々の努力と苦労を改めて感じる。
続く
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