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完全保存版!2016年アフリカ大統領選挙カレンダー~アフリカの選挙事情

2016-01-06 07:30:44 | アフリカ情勢
元日の記事『2016年、アフリカはこんな年になる』と題した記事でも触れたが、今年はなんといってもアフリカでは大統領選挙の当たり年、18カ国で予定されている。まさに「選挙イヤー」だ。

(大統領選挙ニュースが続くフランク国際ラジオ放送ウェブサイト)


ということで、新年のスタートに、大統領選挙カレンダーと、ンボテによるひとことポイントをご紹介してみたい。

1.中央アフリカ(決: 2月14日
政治的混乱後の民主化、秩序回復に向けた選挙。決選投票が迫る。
※赤字部分、訂正致しました(1月16日)

2.ベナン(①2月28日→3月6日、決:3月13日→3月20日
ヤイ・ボニ現大統領は勇退を表明。後継をめぐるつばぜり合いが続く。

3.ニジェール(①2月20日、決:3月20日)
不安定なサヘル情勢にいかに対峙するか?現職イスフ大統領、支持失速気味の中、諸候補から挑戦状。

4.ウガンダ(①2月18-19日
30年執政につく現職、ヨウェリ・ムセベニ再選が既定路線。

5.ジブチ(4月8日
2010年の憲法改正で任期制限を撤廃、75歳定年制導入。17年目、現職オマール・ゲレ大統領再選出馬に、野党は対抗。

6.チャド(4月10日
サヘル情勢、アフリカ治安情勢のキーとなる国。26年目の現職イドリス・デビ大統領再選が既定路線。

7.コモロ(①グラン・コモロ島2月21日、決: 4月10日
イキリル・ドイニン大統領後継の選挙。政変が繰り返されてきた国だが、2001年の新憲法採択以降はグランコモロ、アンジュアン、モヘリの各島から順番に大統領を選出することとなっている。次はグランコモロ島から選出される番。

8.コンゴ共和国(7月?→3月20日
32年間政権を担うサス・ンゲソ再選に向け、昨年、憲法改正の国民投票を実施、準備着々。国際社会は不快感。

9. ザンビア(8月11日)
サタ大統領逝去により2015年1月にルング大統領を選出。それから1年7ヶ月後の総選挙となる。今回の憲法改正で、過半数の得票が選出の条件となるとともに、第二の候補者は副大統領となることが規定された。

10. サントメ・プリンシペ(8月?)
マニュエル・ピント・ダコスタ大統領、二期目再出馬か。

11. ガボン(8月28日
41年の長期政権ののち逝去した先代オマール・ボンゴ大統領。2009年の選挙により子息、アリ・ボンゴが当選。今次、二期目を狙う。有力野党候補ンバ・オバム氏は死去、しかし新たに元外相で元AU委員長のジャン・ピン氏が有力対抗馬に浮上。※一部情報では現職が固いとの意見も。

12. カーボベルデ(8月?)
カルロス・フォンセカ大統領、二期目の立候補へ。

13. アンゴラ(8月?)
37年政権を引くドス・サントス再選が既定路線。

14. ソマリア(8月?)
選挙をへて紛争から国家建設に進むことができるか?

15. 赤道ギニア(11月?)
オビアン・ンゲマ、37年の長期政権への批判をよそに再出馬へ。37年はアンゴラ、ドス・サントス大統領タイ記録。

16. ガンビア(11月?)
ンボテブログでもおなじみの迷走国家。21年間ヤヒヤ・ジャメの独裁が継続。なんと憲法上は51年の任期まで許容!

17. コンゴ民主共和国(11月27日)
ジョセフ・カビラ三選立候補に向け、国際社会の圧力。注目ポイントは前カタンガ州知事モイズ・カツンビの出馬なるか?

18. ガーナ(12月)
西アフリカにおける民主主義のモデル国と評されるガーナ。マハマ大統領二期目への出馬に意欲、しかし経済や電力など内政に大きな課題。


今年は一層、アフリカの政局から目が離せない。

※すみません、ザンビアが抜けていましたの訂正して追加しました(2016年1月6日13:20)。また赤字部分はアップ以降の更新箇所です。

(つづく)

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2 コメント

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Unknown (堀本隆保)
2016-01-07 23:50:33
赤道ギニア、アンゴラ、ガンビア、ウガンダ、チャド、コンゴ、コンゴ民は仕方ないでしょうね。あとはジンバブエとカメルーンとルワンダも。。。
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Re:Unknown (ンボテ)
2016-01-08 21:26:12
堀本さん、それじゃほとんどじゃないですかっ!笑
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